アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

私には2歳4カ月年長の兄がいます。

この兄は、近所から「きかんぼ」とあだ名をつけられていた悪がきで、運動神経抜群の子どもでした。

兄は自分のできることを弟の私に「おまえもやってみろ」と押し付け、できないでいると、「臆病」「ぶきっちょ(無器用)」とののしっていました。

  

「臆病、ぶきっちょ」と兄から言われていた言葉は、いつしか自分で自分に言うようになり―つまり「内言化」し―、幼いころの自己イメージを形成するのに大きく影響を与えました。

ですから小学校4年生までの私の自己イメージは「臆病、ぶきっちょ」でした。
このことは、少年野球をやることによって克服されました。


今まで2回にわたって書いてきた父親や母親から言われてきたことは、家族価値としての自己理想(自分がどうあるべきかの理想)に影響を与えます。

同じように子どものころ他者から言われてきたことは、自己概念(自己イメージ)の形成に影響を与えます。

8~10歳までのライフ・スタイル形成期に家族や教師など、子どもに影響力を与える周囲の人たちが繰り返し繰り返し言う言葉は、そのまま子どもに影響を与え、言われてきた言葉をそのまま自分で自分に言うようになります。

「おまえは/あなたは・・・・」と言われてきたことの主語が代わり、「私/自分は・・・・」と、何かの拍子に自分で自分に言うばかりか、他人に対しても言うことになるわけです。

こうなると、他者暗示で始まったものがいつしか自己暗示に代わり、そのことを繰り返し言っていることで、自分自身の信念になるわけです。

ELM勇気づけ勉強会では、このことを「セルフ・トーク」として徹底的に扱います。


◎ヒューマン・ギルドでは、次のとおりELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座 (土・日 ・2日間コース)を行います。

第14期:10月8日・9日(リーダー:鈴木三穂子さん/米山秀樹さん)
第15期: 2012年2月18日・19日(リーダー:鈴木三穂子さん/原田綾子さん

なお、過去のELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座に関する記事は、以下をご参照ください。
ELMの開発から展開への歴史が読めて面白いですよ。

2008年9月28日 
第1回「勇気づけリーダー養成講座」

2009年8月10日 
「勇気づけ勉強会(ELM)」のマニュアル・テキスト発送

2009年9月29日 
第4期「勇気づけリーダー(ELM)・トレーナー養成講座」修了

2009年10月29日 
第5期「勇気づけリーダー(ELM)・トレーナー養成講座」が終わる

2010年3月7日 
第7期勇気づけリーダー・トレーナー養成講座開講

2010年12月12日 
第10期ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座開催

2011年2月14日 
札幌で第11期ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座②

2011年4月10日 
第12期ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座

2011年7月24日 
第13期ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座

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