おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
早いもので9月も今日が最後の日ですね。
9月は、猛暑から台風までいろいろなことがありました。
さて、私がカウンセリングでよく使うテクニックがあります。「ワースト・ケース・スタディ」と言って、今の事態で最悪(ワースト)のケースは、どんなことが想定されるかを検討するのです。
私は、この「ワースト・ケース・スタディ」をサラリーマン時代に事業計画の立案をする際に学びました。
この発想法では、ベスト(最良)>ベター(良)>プロバブル(可能)>ワース(悪)>ワースト(最悪)で見通しを立てるのです。
人は、事態のベストやベターを求めることが多いのですが、私はカウンセリングの際に「ベストやベターを求めても裏切られるだけです。今の状態からもっともっと悪くなり、もしかしたら最悪になるかもしれません。最悪になったらあなたはどうしますか?」と尋ねると、根拠のない楽観論の人はたじろぎます。
カウンセリングのプロセスで判明することは、ベストとワーストは想像上の産物で、実際には起きる可能性が極めて低いのです。
そこで、ベストとワーストを回避し、ベター、プロバブル、ワースの3つの中から選択肢を求めると、ベターのための代替案がどしどし出てきます。
◎ヒューマン・ギルドでは、アドラー心理学に基づき「勇気づけのカウンセリング」を行っています。
詳しくは こちら をご参照ください。
カウンセリングにやって来たときよりも元気になってお 帰りいただけるのが特徴です。
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