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ビジネススクールで身につける思考力と対人力―ポケットMBA〈1〉 (日経ビジネス人文庫) 船川 淳志 日本経済新聞社
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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
前回の「結婚の難しさ」(2)の状況は、国際結婚だけでなく、日常のコミュニケーションでもよく出合うことです。
そのことについて要領よくまとめて書かれた本が次の本です。
『ビジネススクールで身につける思考力と対人力』(船川淳志著、日経ビジネス人文庫)
この本では、コミュニケーションをとるときの要素を
コンテンツ・・・・情報の内容そのもの=文字情報、数字データなど
コンテクスト・・・・コンテンツ以外=状況、脈絡、雰囲気など
の2つに分け、「国、言語圏によってコンテンツを重視するのか、コンテクストを重視するのかの度合いが変わってきて、日本語のコミュニケーションは、高コンテクストであり、英語のコミュニケーションは、低コンテクストに位置づけられる」(下のパワーポイント画像参照)とし、日本語にありがちな高コンテクスト・低コンテンツの「一を聞いて十を知る」「察しによるコミュニケーション」を典型例にしています。
論理的思考力の強い人には、高コンテンツ・低コンテクストのタイプの人がいて、こういう人に接した高コンテクスト・低コンテンツの、日頃から気配り上手な人が「なんて察しの悪い人なの」と言うことがあり、逆の立場では、「どうしてそんなに筋道が通らないことを言うのだ」と言うことがあります。
それだけに違うタイプの、国際結婚に匹敵する人との夫婦関係は難しい。
でも、高コンテンツ・低コンテクスト VS.高コンテクスト・低コンテンツのタイプを認識し、それなりのトレーニングをすれば、対応が難しくない。
私は、そんなふうに信じています。
<お目休めコーナー> 冬景色②