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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今日も3つのことについてお伝えします。

1.オンライン開催第3期(通期では第87期)アドラー・カウンセラー養成講座3日目
2.【依存】て悪いことなの?(2):『非建設的/破壊的依存』<本日のメイン>
3.YouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド」で学ぶ【カスハラ】のこと

1.オンライン開催第3期(通期では第87期)アドラー・カウンセラー養成講座3日目

昨日の午後はオンライン開催第3期(通期では第87期)アドラー・カウンセラー養成講座3日を行っていました。


(写真提供はサポート役兼受講者の野口久美子さん)

※私が手にしているのは、受講者の吉田隆太さん(株式会社ミスターマーケティング 取締役、中小企業診断士)の共著本『中小企業経営者のための「法人営業力」強化戦略』(セルバ出版、村松勝・吉田隆太著、2,200円)。

講座の柱は(1)『究極目標』についての今までで一番詳しい講義、(2)2人一組でのライフスタイル調査表の収集、でした。
『究極目標』についての今までで一番詳しい講義の中では、演習資料も作成し、説明もしました。
受講者の誰かがフォーマットを作成し、仲間とグループで演習をされることをお勧めします。
また、大河千賀子さんは、Positive Desciplineをもとに『究極目標』のゴールに相当する4つについて補足説明をしてくださいました。
これも仲間で演習の機会を持たれると面白いですね。

(2)2人一組でのライフスタイル調査表の収集は、生涯で最高の自己開示の機会だったことでしょう。

「学びの共同体」が確立しつつあり、今後の展開が楽しみです。

■会場参加型(第88期)カウンセラー養成講座は、次のとおり開催します。
新規受講は10名ほどに限らせていただきますので、残席数人になっております。

 日程:2024年8月24.25日.9月7.8.21.22日.10月5.6日(土日8日間・会場参加)
 時間:土曜13:30-19:00 日曜10:00-17:30 
 講師:岩井俊憲(ヒューマン・ギルド代表)他
 受講料:154,000円、再受講 会員限定・8日間 88,000円
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/plecture/view/252

2.【依存】て悪いことなの?(2):『非建設的/破壊的依存』<本日のメイン>

私の【依存】に関する基本スタンスは「依存に良いも悪いもない。そもそも私たちは、依存することなく生きることは困難」です。
【依存】の建設的な対応なら問題がないが、「あるものに頼ることをやめられない」『非建設的/破壊的依存』になる、共依存や、依存症など心身・関係を損なう依存症レベルになると問題である、です。

大石クリニックのホームページ(https://www.ohishi-clinic.or.jp/addiction/izon_type/)でとても分かりやすい図解を見つけました。



「物質依存」(モノと呼んでおきましょう)「プロセス依存」(コトと呼んでおきましょう)「関係依存」(ヒトと呼んでおきましょう)の3つです。

大谷翔平選手の元通訳の水原一平氏のギャンブル依存症は「プロセス依存」に属します。
『非建設的』を超えて『破壊的』な依存ですね。

このようなレベルに陥りやすい人には、次のような傾向があります。  

・特定のモノ、コト、人に執着する人
・モノ、コト、人の切り替えができない。
・自分軸のない自己受容から遠い人
・孤独に耐えられない人 

アドラー心理学に基づく『精神病理と心理療法ー症例の統合的理解とアプローチ』(L.スペリー・J.カールソン編著、一ノ渡尚道監訳、北王子書房)を読んでいたら、「依存性パーソナリティ障害」についてこんな記述に出合いました。

自己像:「私はいい人だ、でも劣っているか、脆い」「自己不信」
世界観:「他人は、私の世話をするためにここにいる」(なぜなら自分の力ではできないから)

■非建設的/破壊的な「依存の心理」については、2019年にシリーズでーゲーム依存とアルコール依存に特化してー3回にわたって書いています。

6月18日付けブログ 依存の心理(1):ゲーム依存をWHOが病気(ゲーム障害)と認定
6月19日付けブログ 依存の心理(2):ゲーム依存(ゲーム障害)からの回復
6月26日付けブログ 依存の心理(3):アルコール依存に対するウルフの警告


3.YouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド」で学ぶ【カスハラ】のこと

このところ「カスハラ」がマスコミの注目を集めています。
多くは孤独で依存的なおじさんのなせる業と私はにらんでいます。

YouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド」「アドラー心理学的に対処する『カスタマーハラスメント』をする人の心理」として永藤かおるさんが15分半ほどで発信していますので、是非ご視聴ください。
    👇
https://youtu.be/4BklmxBgUBI

こんな内容です。

・そもそもハラスメントって何?
・「カスハラ」の定義
・「カスハラ」が起きたら
・カスハラする人の目的は?
・カスハラ対応術

ついでに、私の最新作もご視聴くださいね。

「【アドラー心理学】四苦八苦しながらも生きる知恵【仏教】」

アドラー心理学と仏教を結びつけて、ライフタスクの取り組みに四苦八苦しながらも生きる知恵について12分半ほどで語っています。
    👇
https://youtu.be/8jJKz8lj6T0

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<お目休めコーナー>6月の花(7)



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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

大谷翔平選手の元通訳の水原一平氏のギャンブル依存症のことについてメディアで報道されています。
本日は、「依存症」レベルのことは後日を期すとして、「依存とは何か?」「そもそも人は、依存しないで生きられるか?」について、他の情報提供を含めて3つのことについて書きます。

1.中吉カレンさんの【作家気分で書く「大人のエッセイ教室」@東京】を応援しています。
2.【依存】て悪いことなの?:依存しないで生きられる?<本日のメイン>
3.「『夜と霧』の著者の人生と思想から探る(2)苦悩を生き抜く」の前編、後編のお知らせ

1.中吉カレンさんの【作家気分で書く「大人のエッセイ教室」@東京】を応援しています。

一昨日の午後、中吉カレンさんがオフィスにやって来て、1時間半ほど話し込みました。

中吉カレンさんには『アドラー流「自信」が生まれる本』(三笠書房王様文庫)の編集協力をお願いしたりしているほかに、さまざまな分野で10年以上お世話になっています。

今後の事業展開などについてもやり取りした中で、まずは6月16日(日)に開催する「大人のエッセイ教室」の応援をさせていただくことについて約束しました。

概要は次のとおりです。

日時:2024年6月16日(日)午後15〜17時
場所:JR恵比寿駅すぐの素敵なティーサロン☕️
詳しくはこちらからも
 
原稿指定:
✴︎テーマは「雨」
✴︎文字数は600-800字
✴︎〆切は6/15(前日)まで
 
なお、私はFacebookのコメント欄のここまで書いて応援しています。

絶大なる信頼を寄せているカレンさんの【作家気分で書く「大人のエッセイ教室」@東京】を個人的にも、組織的にも応援しています。
参加して「期待外れ」と言う方がいらっしゃれば、私が受講料に相当する本をお贈りすることで償います。
そう言い切れるくらいの講座です。

2.【依存】て悪いことなの?:依存しないで生きられる?<本日のメイン>

私の現状(3か月余)は、成人になってから最大の依存状態にあります。
妻無しでは生活が困難です。
それでも、ほんの少しずつ自立の道を歩み始めています。

私の認識では、人は誰でも依存することなく生きることは困難です。
空気、食物から始まり、生活のインフラである水道、ガス、電気や交通機関など、ほとんどを自分で賄うことができず、依存しています。

私たちは依存することなしに生きられないのです。

そもそも依存とは何でしょうか?
『広辞苑』で関連することもついでに調べてみました。

依存:「他のものを頼りとして存在すること」
依存関係:「ある物の存在ないし性質が他のものによって規定され、条件づけられる関係」(論理的な帰結と理由、実在的な結果と原因)
依存症:「ある物に頼ることをやめられない状態」

私たちは「他のものを頼りとして」生きるしかないのです。
それなのに、依存について、「依存的」という表現を使うことで、好ましくないイメージを持つ人たちが多いのです。

私自身もそうです。
半月ほど前にある雑誌の取材を受けた際に以下の表現を用いました。

依存的な人
・特定のモノ、コト、人に執着する人
・モノ、コト、人の切り替えができない。
・自分軸のない自己受容から遠い人
・孤独に耐えられない人 

自立的な人
・モノ、コト、人に執着せず分散できる人
・モノ、コト、人の切り替えができる。
・自分軸のある自己受容している人
・孤独を楽しめる人(Ability to be aloneを持つ人)

依存と自立について最初は、2012年12月10日付けブログ  『自立』と『依存』について に書いています。
お読みください。

今回はこれくらいにして次回につなげます。

3.「『夜と霧』の著者の人生と思想から探る(2)苦悩を生き抜く」の前編、後編のお知らせ

お知らせです。
「NHKこころの時代〜宗教・人生〜『夜と霧』の著者の人生と思想から探る」の2回目を文章として読めるようになっています。



『夜と霧』の著者の人生と思想から探る(2) 苦悩を生き抜く 前編 https://www.nhk.jp/p/ts/X83KJR6973/blog/
bl/peNqP4lG9Z/bp/pzLkQRqV2K/

『夜と霧』の著者の人生と思想から探る(2) 苦悩を生き抜く 後編
https://www.nhk.jp/p/ts/X83KJR6973/blog/
bl/peNqP4lG9Z/bp/pAmlwepBQD/

是非、お読みください。
放送をご覧になった方は、感動の追体験ができます。

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<お目休めコーナー>6月の花(6)



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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日は、午前中に上高田ちば整形外科・小児科(http://chiba-cl.net/)に行ってリハビリを受け、午後はオフィスで過ごし、夜はカウンセリング道場で仲間と学び合いました。

丸1日で絶えず頭の中にあったのは【成長】の概念でした。

【成長】と言うと、爺バカで孫のソラ君(間もなく9カ月)の成長ぶりが頭に浮かびます。
周囲が働きかけなくても一人立ちができるようになりつつあります。
関心が周囲に広がりつつあります。
食事時のスプーンに自分で手を添えるスキルを身につけています。

話題と直接の関係はありませんが、ソラ君の最近の写真です。

さて、昨日の話に入ります。

1.妻と同行したリハビリでは、理学療法士の駒木尊裕さんからだいぶ左手の可動範囲が広がっているのを指摘されました。
日に日に自立に向かっていることも日常生活で確認できています。

現状では、私の左手の残された親指と中指は今でもくっつきません。
最近やっと、親指と人差し指でモノを挟めるようになったほどです。
この状態では、入浴しても私は自分の体のすべてを洗うことも拭くことも困難です。
右手首に近い部分のボタンは、人の手を借りなければ止めることができません。
靴ひもを縛ることもできません。

それでも最近では、時間がかかりながらも、着替えは自分でしています。

また、以前にも書いた通り、無理をしないで新しい生活をエンジョイし始め、リハビリの取り組み戦略の概念図をもとに取り組んでいます。

■理学療法士の駒木尊裕さんとのやり取りについては、妻の美弥子がブログままごと日記(https://polianna.exblog.jp/)に昨晩、「護るために」(https://polianna.exblog.jp/33832800/)のタイトルで書いてくれていますので、ご覧ください。
感動的な話も載っています。

2.昨晩は、12名のメンバーを集めてカウンセリング道場(チャレンジコース)を開催していました。


(写真提供:口野重昭さん)

この場では、クライアントに志願されたSさん、カウンセラー役を担った3人の方、オブザーバーの方々の顕著な【成長】ぶりが確認できて、改めて【成長】がどんなことかを味わえた、貴重な1日でした。

ところで、【成長】については、組織行動学者のクリス・アージリスの成長の概念が一番ぴったりすることを思い返しました。
以前にも書いたことですが、以下にまとめておきます。
なお【 】は、私なりのまとめです。

アージリスによれば、「成長とは幼児が大人になること」です。

そして、その成長の方向は、7つの次元があります。

1.すべてに受動的な状態から能動的積極的な状態に発達していく。
【能動的積極的な状態へ】

2.これは依存から独立への発達でもある。
【自立】

3.幼児のころは、ごくわずかなやり方でしか行動できないが、年とともに、多くの違った仕方で行動ができる。
【豊富な行動レパートリー】

4.移り気の、その場限りの、底の浅い関心しか持てない状態から、深い関心を持てる状態に発達する。
【深い関心】あるいは【コミットメント】

5.幼児は、短期の見通ししか持てないが、次第に過去も将来も考え、長い時間の範囲の回顧・展望、すなわち眺望を持った行動になってくる。
【長期的展望】

6.家庭にあっても社会にあっても、下のものの見方から上のものの立場を得たいという考えが生まれてくる。
【俯瞰の目】と【リーダーシップ】

7.幼児のころは自分というものにまったく気づいていないが、次第に自分を知ってくるようになる。
【自己洞察】

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<お目休めコーナー>6月の花(5)



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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

大きく2つのことについてお伝えします。

1.『マンガでやさしくわかるアドラー心理学2 実践編』の9刷重版決定(5万部突破)
2.最近とみに強まるヒューマン・ギルドの発信力

1.『マンガでやさしくわかるアドラー心理学2 実践編』の9刷重版決定(5万部突破)

昨日は日本能率協会マネジメントセンターから重版連絡が入りました。

《『マンガでやさしくわかるアドラー心理学2 実践編』の9刷重版が決定いたしました。
1,000部重版、累計50,500部となります。》

2014年の12月の発刊以来、9年半の歳月を要していますが、何とか5万部を超えました。

いただいたメールの最後には、こんな添え書きが。

※『超訳 アドラーの言葉』も破竹の勢いですね。
どこに行ってもお見掛けします。

『超訳 アドラーの言葉』は、私の他の本にも影響している点で、全社的に総力を結集してくださっているディスカヴァー・トゥエンティワンさんに感謝申し上げます。

2.最近とみに強まるヒューマン・ギルドの発信力

このところ(1)YouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド」や(2)ヒューマン・ギルドのWebsite、(3)岩井俊憲ブログに限定しても、最近とみにヒューマン・ギルドの発信力が強まっていることが数字にも表れています。

(1)YouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド」

今朝の チャンネル登録者数が4,800人と、5,000人に近づきつつあります。



最近では、「【アドラー心理学】話しが通じない人とのつきあい方」が「【アドラー心理学】『嫌な人』を頭から消す方法」の1,500の視聴者数をはるかに超えて2,000に近い1,996の視聴回数。


    👇
ご視聴は https://youtu.be/ex5_5dHglysから

「アドラー心理学は本当に『ほめない、叱らない』心理学なの?」の2,683に迫る勢いです。


    👇
https://youtu.be/RN0IXZLxKaM

(2)ヒューマン・ギルドのWebsite

こちらには、2月から5月までに東洋経済、婦人公論、ゲーテ、PHPのオンラインで紹介された『超訳 アドラーの言葉』のことを漏れなくNews欄で紹介しています。
是非、ご覧ください。

(3)岩井俊憲ブログ

私個人が一番力を入れているのが、このブログです。
2008年1月からせっせと続けて16年半。
ブログ開設から5,973日と、もうすぐ6,000日。

このところヒットしていて、今朝は、こんな感じです。

ここ2日ほどは、NHK連続テレビ小説「虎に翼」でアドラーの『問題児の心理』がアップで映し出されてたことが話題になって、その影響もありますが、それだけではありません。
岩井は「書きたいことを書いている」感じですが、週間の訪問者数やPV(ページビュー)は、次のとおりで、それ以前にも、毎日700~800人くらいの方にご覧いただいていることになるのです。
地道に発信し続ければ、このような成果が出ることが確認でき、読者の方々に感謝しかありません。

ここで、私が留意し続けている秘訣を公開します。

(1)歴史(時間軸)と地理(空間軸)
(2)専門家のサポート

(1)歴史(時間軸)と地理(空間軸)
ブログを5,973日も続けている私には、歴史的な蓄積があります。
アドラー心理学がらみでも、かなりの情報量がブログの中にあります。
Search(検索)を使えば、倉庫からいくらでも取り出しが可能です。
これをもとに書けた本もあります。
これが「歴史(時間軸)」の持つ強みです。

次に、「地理(空間軸)」では、SNSのそれぞれとの関連です。

1つ何かを公開しようとして、ブログ、Facebook、インスタグラム、X、ホームページのどれか、あるいは一部だけに留めることがありますが、それぞれには強み/弱みがあります。
あるいは、連携させないことがあります。

私はいつも「この情報は何と連携させられるか?」をこのところとみに意識するようになり、その考えで発信すると、相乗効果が生まれます。

(2)専門家のサポート
独りよがりは危険であることをここ半年、強く学びました。
人は誰でも強み/弱みがあります。
そこで私は、SNS関係で野口久美子さんに個人指導を受けました。

上に書いたことの大半は、野口さんの教えです。

今週の火曜日には、目次心さんを交えて、Well-laboの野口久美子さん(写真上段中央)、前川公美子さん(写真下段左)、天野英子さんと1時間ほどのオンライン・ミーティングを行いました。

Well-laboには現在進行中のオンライン開催アドラー心理学ベーシック・コースの共催とオンラインサポート、さらにはオンライン開催アドラー・カウンセラー養成講座のサポートをお願いしています。

当日の運営からLINEグループの立ち上げ、活性化など、かゆいところに手が届くような対応してくれています。

3人とはこれからの提携関係についてじっくりとお話しができました

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<お目休めコーナー>5月の花(29)



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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

1.NHK連続テレビ小説「虎に翼」でアドラーの『問題児の心理』がアップで映し出されてたことが話題になっています。


(提供:大田原恵美さん)

5月28日アドラーの没年の月日(命日)であったこともあって、今後のドラマの展開予想と重なり大きな話題となっています。
なんだかアドラーがもう一回私を思い起こせよとNHKに働きかけたような気持ちがしてなりません。
この本にまつわる話を日本一詳しく解説します。

■「虎に翼」敢えてアップで映したアドラー本 今後の寅子の伏線か?ネットも注目【ネタバレ】
https://news.yahoo.co.jp/articles/
146bb5e5c68ed061dee14072e007c42c950df62f

このことについて私は徹底的に調べてみました。
若干の推測を交えてお伝えできることは、次の通りです。

映し出された本はアドラーの『問題児の心理』で、昭和16年(1941年)に刀江書院から出版されていた本であることがわかりました。

このことについて2つの柱でお伝えます。

(1)訳者の高橋堆治氏について
(2)この本の原題について

(1)訳者の高橋堆治氏について

訳者の高橋堆治氏について『子どもの劣等感―問題児の分析と教育』 (1962年、誠信書房、原著"The Education of Children")の著者プロフィールには、こんなことが書いてありました。

早稲田大学文学部社会哲学科卒。
アメリカのオレゴン大学大学院で社会問題を研究。
その後小学校教員、『教育時論』記者、東京府立第一高女高等科講師(心理学および哲学担当)。
アメリカのオレゴン州ポートランド市日本語学校校長。
その他川崎重工、米陸軍職員などに勤務。

私は、彼の訳書『問題児の診断と治療』(1973年、川島書店、原著"The Pattern of Life",日本語訳は『アドラーのケース・セミナー』岩井俊憲全訳、一光社、『子どものライフスタイル』岸見一郎部分訳、アルテ)の一部にこういう言葉を見つけて深い感銘を受けました。

《訳者は昭和8年(1933年)12月アドラー教授の示唆に従い、小学校・高等女学校の男女生徒1,123人について一集団内における左ききの児童の百分率を求めてみた。その結果、任意の集団中、アドラー教授の方法によって、先天性の左きき児童と判定すべき者は実に35.7%から36.9%に上ることがわかった。・・・・その詳細を『東京教育』昭和9年2月号に発表した》

1933年当時は、アドラーがアメリカで活躍していた時期で、日本人の高橋堆治氏がアメリカでアドラーの指導を受け、さらにはアドラーの本を昭和16年(1941年)に訳していたことに感銘を受けました。

高橋氏は、年代順にその後、『問題児の心理』(1959年) 、『子どもの劣等感―問題児の分析と教育(1962年)、『問題児の診断と治療』 (1973年)の翻訳・出版に従事していたことになります。

市井の心理学者が学会にも所属せず、一人でコツコツと研究を重ねていたり、翻訳をしていたことを知ることで、アドラーから直接指導を受けた高橋氏の使命感を受け取ることができました。
戦前・戦中・戦後にかけて、これだけアドラーに心酔していた人がいたのですね。

(2)この本の原題について

次に、この本の原題は”The Education of Children”として出版され、日本では『子どもの教育』(岸見一郎訳、アルテ)として知られている本だと推測されます。

『問題児診断と治療』の「はじめに」に高橋さんが書いていることを読むとこんなこと書いてあります。

《アドラーの著書の中の双子とも言うべきものの1つである『子どもの教育』を和訳して、これを紹介してから訳者は続けて他の1つである本書を世に紹介したいという願いを持った》
から始まって、
《しかし翻訳獲得のための手続きで原書を見つけようとしていたけれども、見つけられなかった。・・・・ところが平凡社の『世界大百科事典』でアドラーの項を執筆しておられた東大文学部心理学教室の八木教授のご援助によって、東大の教育学部の図書室にあることがわかってそれをお借りし訳すことができた》

高橋氏は『子どもの教育』を『問題児の心理』のタイトルで戦前に和訳し、その後『子どもの劣等感―問題児の分析と教育』(1962年)として訳し直していたことがわかります。
さらには、時間をかけて『問題児の診断と治療』などの翻訳に従事したことに高橋氏の執念を感じます。

5月28日というアドラーにとっての特別な日にNHKの朝ドラ「虎に翼」でアドラーの本が映し出されたこと、アドラーに直接指示していた日本人がいたことについて、アドラー心理学を学び、伝え続けている私にとって何だか運命的なものを感じた昨日でした。

2.昨日は不思議なこともう一つありました。
アジアでもアメリカでもなく、某大国から私の本の翻訳出版依頼がありました。
詳しくは後日お伝えすることできると思いますが、対象となった本とその国のことで私のアドラー心理学の本がこれから世界中に広まることを期待しております。

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<お目休めコーナー>5月の花(27)



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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

1.ここ数日立ちくらみすることがあるので、昨日は近くの内科医院に行きました。
低血圧に加えて、心電図では一部不整脈が見られました。
このところちょっとした症状でも用心に用心を重ねて医師の診察を受けるようにしています。
高血圧の薬のを減らすことで対応することにしました。
数日研修が続いてストレスがかかっていたことも原因してるのかもしれません。
そんなこともあって、昨晩は早めに床に就きました。
4時間ほどして目が覚めて、その後なかなか眠れません。
いつもなら書斎に行って本を読んだりしてることが多いのですが、この日は妻に促されて、眠れなくても布団の中にいることにしました。

忘れていたことを思い出しました。
私の病に倒れる前は、寝るときに妻の左手を握っていることが多かったのですが、ここのところほとんどありませんでした。
昨晩、復活しました。

ふとその時、私が40歳代から50歳代にかけてこだわっていた氣の力発揮しようと、左手からエネルギーをもらって右手から送るやり方をしました。

腹式呼吸をしながら15分ぐらいやったでしょうか、その時こんな思いがしました。
今まで私は指の半分を失った左手について依存的に人の助けを求めたり、自分で保護したりしていました。
ところが、この貴重な体験をした左手は、今後スピリチュアルな存在として機能するのではないかとの思いに至ったのです。
病んだがゆえに新たな役割が期待されるのです。

私はぐっすりと寝入ることができ、久しぶりに8時間以上眠ることができました。
私自身の癒しになり、疲労回復にもつながりました。

このようにして私は、これから自分の左手について依存から抜け出て、それなりに使い、そして特にスピリチュアルの領域で大いに活躍してもらおうと思った次第です。

2.昨日の午後はオンライン開催アドラー心理学ベーシックコースを行いました。



ご参加の11人(2人欠席)の方々一人ひとりの自己紹介をお願いしました。
お聞きしていると、ユニークな人たちが集った印象です。
講座の内容は、”Movement(運動=目標追求性)”をキーワードそした次の内容でした。

(1)アドラー心理学の基本的な考え方
(2)ライフスタイルの意味とその構成要素

全体の中でのやりとり、ブレイクアウトセッションが活発に展開され、講座が終わった後には質疑応答を行いました。
実際は、ご相談がいくつかありました。
LINEグループもできて講座外でも活発なやりとりが期待されます。
さらに私は、学びは講座だけじゃなくて、ヒューマン・ギルドのYouTube、あるいは私が出演した番組などを視聴することによって多元的に今後の学びが促進されると伝えました。

■渋谷クロスFM「プロフェッショナルリーダー~経営者人生の1ページ~」のアーカイブ視聴は、こちらから(本日50分を割いてください。早送りで視聴も可能です)
 ↓   ↓
https://youtu.be/SHhyMvo6t9Y?list=
PL4emyEW01XRXzR3Ium8vw2sUmJhNvXQmO

■アドラー心理学ベーシック・コースの今後の予定は、次のとおりです。 

アドラー心理学の基礎の理論を学び、生活に仕事に役立てられる講座です。

◆水曜4日間コース(会場参加型)
 日程:2024年7月24日.31日.8月7日.21日(水曜4日間)
 時間:全日10:00~17:00 
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/plecture/view/925

◆アドラー心理学ベーシック・コース 土日4日間コース(会場参加型)
 日程:2024年9月コース 9月14.15.28.29日(土日)
 時間:土曜13:30-19:00、日曜10:00-17:30
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/plecture/view/244

◆アドラー心理学ベーシック・コース 土曜コース(6日間・オンライン開催)
 日程:2024年10月5日.19日.11月2日.16日.30日.12月14日
 時間:全日13:15-17:15
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/plecture/view/1159

 受講料:会員71,500円、一般77,000円(税込)、再受講30,800円(税込、会員限定、4名まで)

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<お目休めコーナー>5月の花(24)



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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

5月7日(火)の12:00~12:50にに出演してきた渋谷クロスFM「プロフェッショナルリーダー~経営者人生の1ページ~」のアーカイブ視聴が昨日から可能になりました。
   ↓   ↓
https://youtu.be/SHhyMvo6t9Y?list=
PL4emyEW01XRXzR3Ium8vw2sUmJhNvXQmO



星野友絵 さん(サイラスコンサルティング、星野書房代表)とスタッフの遠藤庸子さんから私と妻(美弥子)がインタビューを受けて答えたものです。

話題は、次の6点でした。

(1)命拾い体験から学んだこと
(2)『超訳 アドラーの言葉』をベストセラーにできた秘訣
(3)大ベストセラー『マンガでやさしくわかる アドラー心理学』の英語版のこと
(4)『【新版】マンガでよくわかる アドラー流子育て』をもとにした子育て論議
(5)今後の岩井の展望
(6)岩井にとっての「プロフェッショナルリーダー」とは?

ここで(1)から(4)については、多くの方々がご存じなので、(5)の「今後の岩井の展望」について少々、(6)の「岩井にとっての『プロフェッショナルリーダー』とは?」についてあっさりとお伝えします。

「『今後の岩井の展望』は、ひと言で言えば『人をサポートする人をサポートしたい!』」です。
ヒューマン・ギルドで育った、あるいはカウンセラーや講師(トレーナー、リーダー)として育とうとしている人が、関わりのある人たちに効果的/建設的なサポートができるよう理論と実践面で育成するサポートをします。

「岩井にとっての『プロフェッショナルリーダー』とは?」の回答は、あっさり「エッセンシャルリーダー」と答えました。

■「エッセンシャルリーダー」のことについては、2024年5月5日付けブログ 【エッセンシャル】という軸を持った生き方:仏教の『自愛経』のこともご紹介 をご覧ください。
   ↓   ↓
https://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20240505

■渋谷クロスFM「プロフェッショナルリーダー~経営者人生の1ページ~」への私の出演は3度目で、過去の2回については、次のとおりご視聴いただけます。

◆1度目:2022年4月5日出演
   ↓   ↓
https://www.youtube.com/watch?v=
BYyusLCiv3o&list=PL4emyEW01XRXzR3
Ium8vw2sUmJhNvXQmO&index=9&t=2433s

◆2度目:2022年12月6日出演(ミニ・カウンセリングもご覧いただけます)
   ↓   ↓
https://www.youtube.com/watch?v=
plS1fbB01tM&list=PL4emyEW01XRXzR3
Ium8vw2sUmJhNvXQmO&index=1

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

私はこのところかなり仏教に傾倒しています。
入院中は『維摩経をよむ』(菅沼晃、NHKライブラリー)、続いて『般若心経講義』(高神覚昇)を読み、最近では『NHKこころ読む 仏典』(中村 元)のテキストとカセットテープで勉強しています。
仏教がものすごく面白いのです。

仏教の視点で見ると、アドラー心理学がよくわかるので、楽しみが倍増します。
「なるほど。アドラー心理学のこの点は、仏教のここと共通してるんだ」ということがわかり、学びが深く広くなります。

前にも書いていますが、Aの学びとBの学び、それぞれ異質なものだとしても、それらの学びが共鳴し合って、何か新しいもの創造することが感じられます

昨日はYouTubeアドラー心理学専門チャンネルの収録の際、仏教の「四苦八苦」の話をしました。
そのうち使ったスライドをいくつかご紹介します。

YouTubeアドラー心理学専門チャンネル の6月用に収録した4本の動画の配信予定は次の通りです。

配信日  タイトル

6月3日  四苦八苦しながらも生きる知恵  岩井
6月13日  職場のアドラー心理学 「働きがいのある職場にするために」 永藤
6月20日 エッセンシャル・パフォーマーとしての自分軸 岩井
6月27日  アドラー心理学で考える やる気(モチベーション)の高め方 永藤





予告としてお伝えいたしました。

さらに私は7月のアドラー心理学ゼミナールを自ら担当することにしました。
「質疑応答&フリートーク」のタイトルです。
受講者の方と色々と対話をしたいなと考えております。

ところで、皆様は「四苦八苦」の本当の意味をご存じでしょうか?
何よりも仏教の「苦」の意味をほとんどの人が誤解しています。

辞書では「苦」の2つの意味をこんなふうに書いています。

(1)精神的・肉体的な苦しみ
日常生活では「貧・病・争・能(力)」
(2)(仏教では)自分の思いどおりにならないこと。

この後の楽しみはYouTubeアドラー心理学専門チャンネルの関連動画をもとにご覧ください。


ご視聴は https://youtube.com/@user-pq7cw7zh9h からどうぞ。

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日はヒューマン・ギルドでエニアグラムの講座を開きました。
講師は、木村 孝さん(株式会社ヒューマックス代表取締役、一般社団法人ビジネスエニアグラム協会ファウンダー)と高橋慶治さん(立命館大学大学院教授)。



ハイブリッド型の開催で会場とオンラインで40名の受講者がいました。
盛況でした。



講座が終わって香港酒家で懇親会を行いました。
参加者は15名。


(写真提供:石倉 充さん)

懇親会の場で私はもどかしい思いをしました。
一緒盛りで料理が運ばれてきますが、自分の身だけではなかなか取り分けられないのです。
周囲の人は、あまり気遣いをしてくれる人ではありませんでした。
仕方なく私は店長に私の状況を伝え別に小皿に盛ってもらうことにしました。
不便です。ぎこちないです。

そこで話は、昨日の午前中に戻ります。
昨日は妻とともに近くの整形外科にリハビリに行きました。
担当の理学療法士のKさんとは4度目になります。
私の左手首がある動きをすると痛みを生じることについて訴え、そのことについてやりとりをしました。
痛い部署ではなく痛い原因になる神経に触れて、話をしながら進めました。
神経の部位に手を当ててもらって、いろいろやりとりすると、手首とはかなり離れた箇所なのに、手首の動きが良くなってくるのを感じられました。

昨日のリハビリで特に印象に残ったのはリハビリのビジョンと目標のことです。
私は指の半分を失いましたが、この半分の機能で100%とは言いませんが、70ないし80%の機能を持ちたいと願っております。
幸い残された指でリハビリをすればものをつかむこともできるようになります。
今の状態では風呂に入っても、自分の体のすべてを洗うことができません。
しかし、タオルを使えばやがてすべて自分で自分の身の回りのことができるようなイメージを抱いています。

私はKさんに伝えました。
「7月になったら一人で宿泊を伴う出張を担当したい、それができるようになりたい」

Kさんは、「やりましょうよ。できますよ」と言ってくれました。

「目標があればそのレベルに到達できる。大事なことはリハビリをしていて、私たちがこのくらいできるだろうと思っても、患者さんがとても無理だとして目標を低くしてしまう。そうすると、そのレベルにとどまってしまう」

さらに、「目標設定し、いつ頃どんな状態になりたいというイメージを描くならば、それは可能になる」と勇気づけてくれました。
とてもアドラー心理学に近い考え方です。

さらに妻の発言で左手を守るこだわっていると左手の機能は回復しないので、もっともっと左手にできることをさせようと、左手を守り、そして右手だけでやってしまうのではなく、左手にもどんどん役割を与え、まるで以前のように動かせるのだとビジョンを設定し、目標を定め、時々刻々トレーニングしていくことの重要性を確認しました。

私は以前22年間ほど気功法をやっていました。
その中で手を中心に動かす香功(シャンゴン)があります。
これをこれから自分のリハビリメニューの中に入れていこうと決心しました。

リハビリは会社経営、人生の営みの同様の要素があります。
ビジョン設定する。そして、まるでこんな状態になっているとイメージを定め、そのことを喜び、目標を具体的な計画に落とし込み、そして日々実践するのです。

左手を依存的にするな!
左手でできることをどんどん探し、左手に貢献してもらおう。

このことがリハビリから学んだビジョンと目標です。

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

欲張って3つのことを書きます。

1.『人は自分が意識しているほど自分に関心がない』
2.フランクルから生きる意味を学ぼう
3.ドタ参加歓迎:『エニアグラムで気づく自己の根源的価値観』

1.『人は自分が意識しているほど自分に関心がない』

昨日は、ヒューマン・ギルドで行われたアドラー心理学ゼミナールでファシリテーターを、カウンセリング演習で講師を務めました。
アドラー心理学ゼミナールでは、講師の太田均さんから「随所に主」となって生きて来られた姿を学びました。



カウンセリング演習では、地道にアドラー心理学のカウンセリングを学び続けていらっしゃる高見澤秀男さんが実技試験にチャレンジ、見事合格されました。


(写真提供:大場真美さん)


(写真提供:渡利典子さん)

2つの講座を担当して人前に出ながら、次の教訓を得ました。

『人は自分が意識しているほど自分に関心がない』

ご承知の方が多いとは思いますが、私は4月23日の手術で左手の指の体積の半分を失いました。
不便です。醜いです。
医師は、白手袋の着用を勧めてくれました。
3セットほど購入しました。
けれど、一度も着用していません。
今後もそうでしょう。
昨日は、5本の指先にバンドエイドをした状態で人前に出ました。

私には、確固たる信念があります。

『人は自分が意識しているほど自分に関心がない』

醜いとしても、そのことを恥じる必要はない。
醜いとして恥じるのも私、自分の状態に他者が強い関心を抱いていると自意識過剰になりがちなのも私だからです。
私は私、人は人。

2.フランクルから生きる意味を学ぼう

5月19日(日)にNHK Eテレで「シリーズ ヴィクトール・フランクル それでも人生には意味がある(2) 苦悩を生き抜く」が放送されました。
5月25日(土)午後1:00~2:00に再放送されるので、ご視聴を強くお勧めします。

テキストのことは、2024年5月9日のブログ「強くお勧めの本の紹介:『ヴィクトール・フランクル それでも人生には意味がある』」に書いていますので、ご参照ください。
   👇
https://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20240509

NHK こころの時代 ~宗教・人生~ ヴィクトール・フランクル それでも人生には意味がある 2024年 度 ...
 
日本放送協会,NHK出版
NHK出版

1回目も気になる方は、文章で補うことも可能です。

NHK第1回目公開:2024年5月15日(水) 更新:2024年5月17日(金)

・絶望の淵で生きる意味を見いだすには 『夜と霧』の著者の人生と思想から探る⓵前編
https://www.nhk.jp/p/ts/X83KJR6973/
blog/bl/pdGkek1AXd/bp/pWOe8jRApg/

・絶望の淵で生きる意味を見いだすには 『夜と霧』の著者の人生と思想から探る⓵後編

https://www.nhk.jp/p/ts/X83KJR6973/
blog/bl/pdGkek1AXd/bp/pQyz1MVoND/

※より詳しくは、本日19:00発行のヒューマン・ギルドのメルマガの巻頭言をお楽しみのほど

3.ドタ参加歓迎:『エニアグラムで気づく自己の根源的価値観』

「生きる意味」を探るためにも、本日18:30―20:00開催の『エニアグラムで気づく自己の根源的価値観』の講座受講をお勧めします。
会場リアル参加とオンライン参加が可能で、本日の午前中一杯まで受付が可能です。
なお、会場参加の方は、2人の講師と20:15からの懇親会参加も可能です(@3,500円)。
 
 日時: 2024年5月20日(月)18:30―20:00
 講師: :木村 孝さん(株式会社ヒューマックス代表取締役、一般社団法人ビジネスエニアグラム協会ファウンダー)+高橋慶二さん(立命館大学大学院客員教授)
 受講料:1,000円(税込み、資料付き)
 会場リアル参加申し込み https://www.hgld.co.jp/plecture/view/1137
 オンライン参加申し込み https://www.hgld.co.jp/plecture/view/1138

木村 孝さんは、1986年以来の私の尊敬する友人でもあります。

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

3つのテーマについて書きます。

1.【原点回帰】について
2.PHPオンライン『超訳 アドラーの言葉』第2弾
3.3.私の67冊目と68冊目の本が海外進出

1.【原点回帰】について
5月15日のブログで「【原点回帰】+【現実直視】+【未来展望】」のタイトルで【現実直視】と【未来展望】のことを書いていました。
その際、【原点回帰】については、後日書くとしていました。
今日は、【原点回帰】のことについて書きます。

私の【原点】のことは、すでに5月14日のブログ「多元的(ハイブリッド)の学びの基盤」で少し触れています。
アドラー心理学の他に経営学と仏教が私の学びの原点で、この3つが融合しながら私を支えてくれています。

《私にとってアドラー心理学、経営学、仏教は、多元的な私のペースです。
3つの、多元的(ハイブリッド)の学びの基盤について申し上げましたが、2つあるだけでも効果がまるで違います。
私は音叉による共鳴現象のたとえを使います。
Aの学びと、異質なBの学びを照らし合わせたとき、この2つが共鳴現象を起こして、何か新しいものを創造する力になります。
多元的な学びは知識を知恵とし、そして共鳴する新たなものを生み出す効果があるのです。》

私はこの度の「命拾いの体験」から仏教にどっぷりつかっていて、仏教経典について『NHKこころをよむ仏典』で日々カセットテープとテキストで学習を重ねています。



2020年のコロナ禍からしばらく、私はじっくりと腰を落ち着けて学ぶことを怠っていたことを反省しています。
「スピードが命」とばかり、動画は倍速、本は速読気味でこなしていました。

今は、スピードよりも「エッセンシャル(本質的)を重視して、本は遅読で臨んでいます。
仏教もそうですが、アドラー心理学の学びも同様です。

アドラーの『人間知の心理学』についてこんな学び方をしています。
『人間をかんがえるーアドラーの個人心理学入門』(山下肇・山下萬里訳、河出書房新社、2,695円)の1つの章を読んだら、その次に『人間知の心理学』(岸見一郎訳、アルテ、1,980円)の同じ章に目を通すのです。

 

決して要領のよい読み方ではありませんが、2倍学びが深くなります。
見逃していた点もカバーでき、とても新鮮な学びになります。

2.PHPオンライン『超訳 アドラーの言葉』第2弾
PHPオンライン(2024年05月17日)で『超訳 アドラーの言葉』の第2弾が昨日公開されました。
「『怒っている人は、優位性を示したい』アドラーが分析した感情の目的」
      👇
https://shuchi.php.co.jp/article/10999

次の5つの言葉です。

・強い感情にも意味がある
・悲しみにも目的がある
・怒るのは「他人を支配したい」から
・不機嫌とは母親への反抗
・感情には「目的」がある

第3弾は、5月23日に公開予定です。

3.私の67冊目と68冊目の本が海外進出
私の67冊目の本『超訳 アドラーの言葉』が韓国で、68冊目の本『【新版】マンガでよくわかるアドラー流子育て』が台湾で、それぞれ翻訳・出版されることが決まりました。

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今日は、1つだけの話題のご提供です。

本日7:00にVoicyで「【 特別インタビュー 】岩井俊憲『超訳 アドラーの言葉』」大平信孝さん「目標実現ジム『やる気に頼らず「すぐやる人」に!』」で配信されています。

全部で34分50秒です。
是非、お聴きください。
   👇
https://r.voicy.jp/EGV3NXeM9yb

タイトルと時間は、次のとおりです。

1.アドラー心理学で「誤解」されている論点とは?(08:59)

2.学びの3つの段階と未来を創造するコトバ(06:43)

3.「ソーシャルインタレスト」「失敗とは新しい課題」「共同体感覚」(08:31)

4.「勇気と訓練で成長する」(06:48)

5.岐路に立たされた時にこそ思い出してほしい「キーワード」(03:51)

大平さんが『超訳 アドラーの言葉』から厳選された言葉に私が答え、そのことを巡って対話しています。

大平さん、ありがとうございました。

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

私は現在、過去・現在・未来の時間軸で【原点回帰】+【現実直視】+【未来展望】の、それぞれ漢字四文字にこだわりを持っています。
【原点回帰】については、後日書くとして、今日は、【現実直視】+【未来展望】に触れておきます。

まずは【現実直視】について。

昨日は、4月23日に左手の指の切断箇所を縫合した部位の抜糸をしました。
風呂にも入ってよくなって、2ヶ月半ぶりに浴槽の中に自分の左手をたっぷり浸しました。
手が喜んでる感じがありました。

風呂の中で、さらには仏壇の前で残された指の一本一本をじっくりと見つめました。
左手の5本指の体積としては、半分が失われました。
逆に言うと半分が残りました。
親指はすべて、中指は7割ほど残り、人差し指、薬指、小指は、第一関節から先がほとんどなくなっています。
これから残された指を中心に、硬直した左手のリハビリをしながら活躍してもらいます。

「頼むぞ君たち!」
そんな言葉をかけたくなっています。

次に【未来展望】について。

私の夢は「人々をサポートする人たちをサポ―トすること」。
とすると、カウンセラーや講師もそうですが、やり残した夢として中小企業や起業を志す人のサポートする人たちをサポ―トすることです。
後者のために書いた本が『経営者を育てるアドラーの教え』(致知出版社、定価1,540円)です。

 

この本について致知出版社から致知BOOKメルマガ(5月12日)が発信されていましたので、コピペします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

致知BOOKメルマガ(5月12日))

アドラー心理学を学ぶとなぜ経営の問題が解決するのか――。
『経営者を育てるアドラーの教え』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日本では当時ほとんど知られていなかったアドラー心理学と出逢って40年――。

船井総研の船井幸雄氏から「勇気づけの本物の伝道師」として称賛されるなど、アドラー心理学を日本に広めた第一人者として、経営者層からの支持も厚い、ヒューマン・ギルド社長の岩井俊憲氏。

20万人以上にアドラー心理学の研修やカウンセリングを行ってきた岩井氏が、初めて経営者向けに書き下ろしたアドラー心理学の著書が『経営者を育てるアドラーの教え』です。

本書の内容の一部をご紹介します。

…………………………………………
経営者にこそアドラー心理学が必要な3つの理由
…………………………………………

私は35歳で会社を退職したあとアドラー心理学を学び始めましたが、学ぶほどに「経営者にこそアドラー心理学が必要だ」という思いに到りました。
なぜアドラー心理学が経営に役立つのでしょうか。
それには大きく三つの理由があります。 

第一の理由は、会社にはさまざまな個性を持つ人間が参加しているということです。

会社を成長させるために、経営者はそうした人間の能力を正しく評価し、引き出していかなくてはいけません。
そのためには「人間をどう見るか」という人間観が絶対に欠かせません。
人間を肯定的に見るか否定的に見るかによって、その人の見え方は全く違ってきます。
アドラー心理学では人間を肯定的に見ることを教えます。
そして、そういう人間観に基づいて見れば、人間には無限の可能性があるのです。
経営者がそうした人間観を持つことが会社を成長させるもとになると私は思っています。

第二の理由は、アドラー心理学は、過去の原因は問わず、未来に向けて何ができるかを模索するものだということです。
この考え方は会社の目的・目標を見るということにつながり、非常に未来志向です。
過去の失敗を反省することはもちろん大切ですが、原因追及ばかりでは成長できません。
これは人も会社も同じです。
過去の反省を踏まえ、未来に向けて何ができるかを考える。
それが社員のモチベーションを高め、会社を前進させる力になります。
その点で、未来志向のアドラー心理学は経営に適していると言えるのです。 

第三の理由は、アドラー心理学のベースにある「勇気づけ」という考え方が組織を元気にするということです。
実際に、アドラー心理学を学んだ経営者が非常に生き生きとして元気になるという例をたくさん見ています。
経営に自信が持てるようになると同時に、人間の可能性を信じることによって「自分だけがひたすら頑張らなくても自分のチームの中に優れた人材がいる」ことに気づくようになります。
この経営者の気づきが社内全体を活気づけることにつながります。
社内コミュニケーションがよくなり、モチベーションが上がります。
社員が「社長は変わった」と思うようになると、経営者のビジョンも浸透しやすくなるのです。
日本人はネガティブ探しが得意です。
あそこが悪い、ここが悪い、親が悪い、周囲が悪いと欠点ばかり探しています。
でも、意外に見落としているのは自分自身の可能性です。
自分自身を見つめて自分の中にあるリソース(資源)・可能性を探してみると、意外にもたくさん見つかります。
「自分は大したことない」と思っている人でも、自分で自分を振り返り、周囲の人に自分のいいところを言ってもらうなどして、それを自分自身にフィードバックすると、いろいろな可能性が見つかってきます。
その結果、「そうか、自分にはこういういい面があるんだな」
「今までの生き方は間違っていなかったな」と、自分を肯定的に見ることができるようになるのです。
それが自信となって、可能性が開花していくのです。 
ネガティブな面にばかり目を向けていると、そうした可能性を発揮できません。
また、それを相手のニーズと結びつけることもできません。
これは非常にもったいない話です。
先に言ったようにアドラー心理学は人間を肯定的に見ようとしますから、一人ひとりの可能性を引き出すために非常に効果的なのです。 

ただし、アドラー心理学が過去の原因を問わないと言っているのは、人間の行動についてです。
経営手法について問題が生じれば、それは原因を探して是正する必要があります。
もっとも原因探しするといくらでも出てきますし、どうでもいいような夾雑物も混じります。
そういう点では、失敗の原因追及ばかり行うのは無意味ですし、とりわけ人間の行動に関してそれをやることは望ましくないのです。 

【本書にはこんな内容が掲載されています】

・経営者にこそアドラー心理学が必要な3つの理由
・アドラー心理学を用いた叱り方の2つのポイント
・失敗をした人には必ず敗者復活のチャンスを与える
・信用と信頼はどこが違うのか
・経営者は耳学問の大家になれ
・スタッフが牛耳り始めた会社はおかしくなる
・期待にはハシゴをかけろ
・共感とは、相手の目で見、相手の耳で聴き、相手の心で感じること
・相手を効果的に説得する5つのポイント
・イノベーションの一番の抵抗勢力になるのは、社長自身?
・社員の姿勢が変革のモデルにならなくてはいけない
・困ったときは10のアイデアを出せ
・ネガティブなフィードバックを歓迎する上司は必ず成長する
・感謝の見逃し三振はしてはいけない
・国も会社も人も、あらゆるものはミッションから始まる
・経営者の意識と行動が変われば、会社は変わる

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日のブログでハイブリッド(多元的)な学びの機会についてお伝えしました。
多元的の意味は、学びの方法だけでなく、学びの基盤についても言えることです。

私は大学時代、経営学を勉強していました。
そして、ビジネスの世界を生きて、中小企業診断士の資格を取り、その後、アドラー心理学の世界に入りました。
それまで培ってきた知識と経験からアドラー心理学がものすごくわかりやすく感じました。
その時、一番私の心に残ったのはアドラー心理学の目的論でした。
ビジネスの世界にも目的があるように、人間の行動に目的があることが腑に落ちました。
さらに私は仏教の勉強もしていました。
この仏教がアドラー心理学と親和性があることもうれしく感じました。

私の多元的な学びとは、アドラー心理学のアイデンティティを持ちながらも、その支えとして経営学と仏教とかかわり続けたのです。

1つの例を申し上げます。
心理学の世界の人はあまりにも目的と目標の違いについてわかっていないと思うことがあります。
それはゴールを目的と訳していることです。
「不適切な行動の4つの目的」という表現を見ることが多々あります。
ゴールは厳密に言えば目標であって、目的ではありません。
目的はパーパスです。

パーパスとゴールは明らかに違います。そのことについて過去のブログに書いていますのでご参照ください。

■2019年7月2日付けブログ「【目的】と【目標】の違いを知らない人が多すぎる」
https://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20190702

また私は、今回の命拾い体験を振り返ってみると、アドラー心理学も支えになりましたが、仏教を学び信仰していたことがとても大きなっ心の支えになりました。
私にとってアドラー心理学、経営学、仏教は、多元的な私のペースです。

3つの、多元的(ハイブリッド)の学びの基盤について申し上げましたが、2つあるだけでも効果がまるで違います。
私は音叉による共鳴現象のたとえを使います。
Aの学びと、異質なBの学びを照らし合わせたとき、この2つが共鳴現象を起こして、何か新しいものを創造する力になります。

多元的な学びは知識を知恵とし、そして共鳴する新たなものを生み出す効果があるのです。

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

木金土の3日間のオンライン研修での体験をもとにお伝えします。

木曜日はアドラカウンセラー養成講座、金曜日はカウンセリング道場の特設コース、土曜日は午前中のカウンセリング道場のミドルコースと午後のアドラー心理学ベースコースを行いました。
みんなオンライン開催でした。
終えてみて面白いことに気づきました。

当然ですが、オンライン研修がすっかり定着したな、ということです。
コロナ前は研修と言えば、集合型が当たり前でした。
しかし、オンラインの形で各方面から受講者が参加できることを味わってみると、時代はハイブリット型、別名、多元的な学びの機会が来たなという感じがします。

昨日の午後は、ヒューマン・ギルドでアドラー心理学ベースコースを集合型(永藤講師)とオンライン(岩井講師)の2つのパターンで、受講者のご都合に沿って参加できるような開催の仕方をしたので、なおさらです。

カウンセリング研修についても、しばらく懸念が続いていました。
私は長らくカウンセリングスキルは集合型でしか伝え切れないと思っていました。
でも、決してそうではないということを確信いたしました。

2つのカウンセリング道場では私はカウンセリングでの対応として「広げる」対応、「深める対応」、「高める」対応の3つについてコメントました。

「広げる」というのは情報を広く収集することです。
「深める」ということは、その中の1点のエピソードを取り上げ、その出来事に対してどう感じたのか、どういう思いを抱いたのか、どういう対応をしたのか、それに対して相手役の方からどういう反応が返ってきたのか、そういうふうな具体的なエピソード展開をすることです。
洞察が深まります。
「高める」というのは、自分に起きている状況を俯瞰することです。
俯瞰の仕方としていくつかあります。
高い位置から鳥の目、鳥観図で見ること、さらには未来の視点から見てみること、客観視してスケーリングして見てみる、その他メタファーも使った方法もあります。
「広げる」「深める」「高める」対応についてオンラインでも充分伝えることが可能なことを確認できました。

もう一つの面白い現象として、多元的(ハイブリッド)な学びの機会について。
カウンセラー養成講座、アドラー心理学ベースコース講座後、一気にFacebookあるいはLINEグループが形成され、講座時間外でも受講者の方達と活発なやりとりが展開されました。
これも多元的な学び方の1つと言えるでしょう。

アドラー心理学ベースコース講座では、「大切にしたい3つの学び」として(1)講師から、(2)仲間から、(3)自分自身から、と伝えています。



ここで重要なのは、(2)の仲間からの学びです。
仲間からの学びは、あなたの学びの幅を広げてくれるからです。

以上のように考えてみると、学びというのは講座の場だけではなく、講座間も、講座後も多元的(ハイブリッド)な学びの機会を通じて仲間と共に、さまざまな手段で研鑽を重ねることではないでしょうか?

ヒューマン・ギルドでは今後ますます、「広げる」「深める」「高める」対応に留意しながら、多元的(ハイブリッド)な学びの機会を提供してまいります。
ご期待ください。

最後に、昨日開催のカウンセリング道場とオンライン開催アドラー心理学ベーシック・コースの集合写真を、ご同意いただいた皆様に感謝しつつ掲載します。


(カウンセリング道場:草島智咲さんご提供)


(オンライン開催アドラー心理学ベーシック・コース
天野英子さんご提供)

■アドラー心理学ベーシック・コースの今後の予定は、次のとおりです。 

アドラー心理学の基礎の理論を学び、生活に仕事に役立てられる講座です。

◆水曜4日間コース(会場参加型)
 日程:2024年7月24日.31日.8月7日.21日(水曜4日間)
 時間:全日10:00~17:00 
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/plecture/view/925

◆アドラー心理学ベーシック・コース 土日4日間コース(会場参加型)
 日程:2024年9月コース 9月14.15.28.29日(土日)
 時間:土曜13:30-19:00、日曜10:00-17:30
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/plecture/view/244

◆アドラー心理学ベーシック・コース 土曜コース(6日間・オンライン開催)
 日程:2024年10月5日.19日.11月2日.16日.30日.12月14日
 時間:全日13:15-17:15
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/plecture/view/1159

 受講料:会員71,500円、一般77,000円(税込)、再受講30,800円(税込、会員限定、4名まで)

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