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アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日は、午前中に上高田ちば整形外科・小児科(http://chiba-cl.net/)に行ってリハビリを受け、午後はオフィスで過ごし、夜はカウンセリング道場で仲間と学び合いました。

丸1日で絶えず頭の中にあったのは【成長】の概念でした。

【成長】と言うと、爺バカで孫のソラ君(間もなく9カ月)の成長ぶりが頭に浮かびます。
周囲が働きかけなくても一人立ちができるようになりつつあります。
関心が周囲に広がりつつあります。
食事時のスプーンに自分で手を添えるスキルを身につけています。

話題と直接の関係はありませんが、ソラ君の最近の写真です。

さて、昨日の話に入ります。

1.妻と同行したリハビリでは、理学療法士の駒木尊裕さんからだいぶ左手の可動範囲が広がっているのを指摘されました。
日に日に自立に向かっていることも日常生活で確認できています。

現状では、私の左手の残された親指と中指は今でもくっつきません。
最近やっと、親指と人差し指でモノを挟めるようになったほどです。
この状態では、入浴しても私は自分の体のすべてを洗うことも拭くことも困難です。
右手首に近い部分のボタンは、人の手を借りなければ止めることができません。
靴ひもを縛ることもできません。

それでも最近では、時間がかかりながらも、着替えは自分でしています。

また、以前にも書いた通り、無理をしないで新しい生活をエンジョイし始め、リハビリの取り組み戦略の概念図をもとに取り組んでいます。

■理学療法士の駒木尊裕さんとのやり取りについては、妻の美弥子がブログままごと日記(https://polianna.exblog.jp/)に昨晩、「護るために」(https://polianna.exblog.jp/33832800/)のタイトルで書いてくれていますので、ご覧ください。
感動的な話も載っています。

2.昨晩は、12名のメンバーを集めてカウンセリング道場(チャレンジコース)を開催していました。


(写真提供:口野重昭さん)

この場では、クライアントに志願されたSさん、カウンセラー役を担った3人の方、オブザーバーの方々の顕著な【成長】ぶりが確認できて、改めて【成長】がどんなことかを味わえた、貴重な1日でした。

ところで、【成長】については、組織行動学者のクリス・アージリスの成長の概念が一番ぴったりすることを思い返しました。
以前にも書いたことですが、以下にまとめておきます。
なお【 】は、私なりのまとめです。

アージリスによれば、「成長とは幼児が大人になること」です。

そして、その成長の方向は、7つの次元があります。

1.すべてに受動的な状態から能動的積極的な状態に発達していく。
【能動的積極的な状態へ】

2.これは依存から独立への発達でもある。
【自立】

3.幼児のころは、ごくわずかなやり方でしか行動できないが、年とともに、多くの違った仕方で行動ができる。
【豊富な行動レパートリー】

4.移り気の、その場限りの、底の浅い関心しか持てない状態から、深い関心を持てる状態に発達する。
【深い関心】あるいは【コミットメント】

5.幼児は、短期の見通ししか持てないが、次第に過去も将来も考え、長い時間の範囲の回顧・展望、すなわち眺望を持った行動になってくる。
【長期的展望】

6.家庭にあっても社会にあっても、下のものの見方から上のものの立場を得たいという考えが生まれてくる。
【俯瞰の目】と【リーダーシップ】

7.幼児のころは自分というものにまったく気づいていないが、次第に自分を知ってくるようになる。
【自己洞察】

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