南丹市 美山かやぶきの里

2014年11月29日 | 日記

京都の観光寺院は、ほとんど例外なく、年を重ねる毎にその有様が微妙に変化して行っている。

古い建造物を保護するためかと思えば、それだけでもないようである。

やはり、この町の文化物はできるだけ早く見学しておいた方がよい。

京都市ではないが、ここなら変わっていないのではないかと、南丹市美山に足を延ばした。

奇しくも、前々回に取り上げたばかりであるが、前々回は5年前のものである。

変わりようがないかと思っていた美山「かやぶきの里」も、やはり微妙に変化が起きている。

小さな休憩所が一箇所あるだけであった町の入口には、それなりの休憩所が2箇所、大きな駐車場ができ、「おぉ、変わったな!」と思わせられた。

 

里の中には、民家を利用した喫茶店や民芸店のようなものが、観光客を招き入れている。

幸いにも、まだその数は少ないので、大きな違和感を覚える事はない。

しかし、もしこのような店が増え続けると、里の良さも店の数に比例して失われていくのではないだろうか。

 

かやぶきの技術継承が難しい事や、萱そのものを調達するのもかなり難しくなった今日、早くも近代化された民家も見え始めた。


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