さて、高月から目指した最初の目的地が多賀大社です。
先に距離的に遠い西明寺を回り、戻り工程の中での立ち寄りとなります。
檜皮葺の屋根が重厚で、とても落ち着きのある美しい神社です。
滋賀県の中では一番の神社ではないでしょうか。
多賀町というくらいで、町全体はとても小さなところです。
大社自体は国道から少し横道に入ったところにありますので、大社を知らない人は通り過ぎてしまいそうです。
と、思うのですが、よく調べていませんが、元々はこの大社前を旧道が通っていたのかなと考える方が妥当かも知れません。
お宮の前は、お土産屋さんが並ぶ通りがあります。
この通りが、もともとの道かも??
西日本のお宮というと、まず伊勢神宮と名が上がりますが、この多賀大社は伊勢神宮の親神宮といわれます。
多賀大社は、御祭神としてイザナギ、イザナミの祭神を祀っています。
この二柱は古事記によると、日本で最初の夫婦の形式をとり、数々の神々を産み出していきます。
そこで、伊勢神宮の御祭神である天照大神はこのイザナギ、イザナミの子供となります。
そこで、多賀大社は、伊勢神宮の親神宮となります。
昔の話に「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」とあります。
お参りをすると、お守りとして「しゃもじ」授ける「お多賀しゃくし」という習慣があります。
これが訛ったのが、オタマジャクシとか。
ちょうど七五三の時期でもあり、菊で文字を書いた記念撮影の場所を作ってありました。
絵馬堂には、有名人の絵馬が所狭しと飾られています。
大勢の人たちが参拝に訪れているようですが、さすがにお伊勢さんの親です。