湖東三山の三つめは、百済寺と書いて「ひゃくさいじ」と読ませます。
「くだらじ」とは読まないようですが、百済とつながりがありそうですね。
縁起の中に聖徳太子、百済人のためと出てきますので、やはりといった感じです。
創建が1400年前といいますから相当に古く、奈良時代を超え飛鳥に入ってしまうようです。
受付の前に門がありますが、雰囲気のよい門構えとなっています。
この石段を登ると、広い境内が開けます。
以前、本堂までの参道は、右側の石段を使ったようですが、現在は善見院の庭園側から登るようです。
善見院は池泉回遊式庭園のようですが、物音がすると池の鯉が餌を求め群がってきます。
また、池の上にはカラス避けでしょうか、テグスらしき糸が一杯に張られています。
参道と呼べないような石段を登り本堂へと向かいますが、昔は城寺であったようでその名残が見え隠れします。
庭園の階段を登りきると、ちょっとした展望が開けます。
案内板からすると、比叡山、三上山、琵琶湖、比良山系がみえるようですが、天気が悪く絶景とはいきませんでした。
一説によると、信長はここで安土城の構想を練ったとか??
ここは女坂のような参道がありましたので、そちらを使って登りました。
ここの山門は二王門で、門前に三山の中でも一番と思われる大きなわらじがかかっていました。
本堂は古い趣のある建造物です。
本堂に安置される仏像は、格子で遮られあまりよく見ることができません。
やむなく格子と格子の間から、仏像を見るようななんとも情けない格好になってしまいます。
帰りは、本来の参道であった石段を下ってきます。
紅葉の時期は、絶景になると聞きましたが、少し時期が早くまだまだ青紅葉のままでした。
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