自分に合うウイスキーを求めてVol.67(軽井沢蒸留所見学Vo.2)

【ちょっと一息】

蒸留所見学まで1時間ちょっと。館内のカフェ白樺堂でランチを(次回、報告)。

さあ、見学です。

ご案内していただく方が1名、見学者は男女ペアと私の3人。(これが後から効いてくる)

まずは、蒸留所建物内へ。蔦が建物を覆って、さらに紅葉していて、雰囲気は満点です。澄み切った空気と霧、浅間山の雪解け水が生み出す良質の伏流水、ウイスキー作りの条件を揃えており、スコットランドに良く似ていることから軽井沢蒸留所は昭和30年に創業を開始しました。働く職員はたったの3名なんです。

蒸留所

入口を入ると、まずは原材料の二条大麦とピートが展示されています。ゴールデンプロミス種。ピートを焚き、発芽した状態でスコットランドから輸入されます。これが「軽井沢」のもつ個性的な味わいを作り出しています。

なぜ写真がないかというと「所内は撮影禁止なんです」と案内人に最初に注意されたからです。とほほ(残念)。

次に、階段を登って、仕込槽へ。「モルトを60度のお湯で攪拌します。ロイターろ過機を通して、自然ろ過します。そして木桶発酵槽へ移します」と。ドイツ製の木桶発酵槽はオレゴンパインで出来ております。

木桶発酵槽でできたもろみは、小さな蒸留釜(ポットスチル)で蒸留します。

蒸留釜

(案内人とペアの二人が建物を出た後にこっそり、慌てて撮影。あまりうまく撮影できませんでした。もっと大勢の見学者がいればよかったのに(ごめんなさい)。)

初留釜2機、再留釜2機の合計4機ありました。4klと小型。今年は夏場に仕込みが行われ、蒸留されたとのこと、もろみを飲ませてくれるんですって、いいなー。普段は稼動していないので、よく製造を止めたんですか、と聞かれるとのこと。

出口を出て隣の棟では、製樽の展示(ここでも撮影禁止)。

そして、樽貯蔵庫へ。(こっそり撮影)

樽貯蔵庫

ホコリを被った樽、この棟には900樽、蒸留所全体では350樽あるそうです。材質はオーク、一度シェリー酒を造った樽を、利用していることから、芳醇な味わいを産出します。

樽貯蔵庫外観

外には、使い終わった樽が置かれていましたが、これもまた再利用されます。

↓ここだけが唯一許された撮影場所。皆さん記念撮影をされます。

樽貯蔵庫外観

表には、初代の蒸留釜が展示されていました。

初代蒸留釜

これで見学終了。ひじょうに小さな蒸留所、約20分。でも、蔦に包まれた樽貯蔵庫を観ていると、ウイスキーの香りが漂ってきて、この場にずーと居たくなりました。

この後、メルシャンプラザに戻って、試飲です。楽しみですね。

続く。Vo.3へ



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