ノルウェーの自然、ソグネフィヨルド

3日、金曜日。仕事をすべて完了し、帰国便までの束の間の時間を使って、ノルウェーの大自然を堪能しにソグネフィヨルド見学に行きました

オスロ駅(ベルゲン鉄道)

オスロ中央駅からベルゲン鉄道(上写真)に乗り、途中、白銀の雪の世界を通り抜け、ミュールダール駅(下写真)に到着。

白銀の世界(ベルゲン鉄道)

ミュールダール駅(ベルゲン鉄道)

そこからはフロム鉄道(山岳鉄道)に乗り換え、海抜約900mから2mまでを一挙に駆け下りる急勾配の鉄道です。観光ツアーにも必ず登場する鉄道で、乗らなければノルウェーに着た意味がない(当然、仕事は意味ありますよ)、という鉄道です

フロム鉄道

さぁ、出発です。幸いにも、唯一この日だけが、晴天に恵まれ(訪問先の社長に、これを言ったところ、偶然ではなく、すべてが必然なんだ、私のアレンジが良かったんだ、だなんて)、まさに「世界の車窓」からの光景でした

途中、ショーズの滝前で停車、列車から降りて、写真撮影。雪解け水も重なって、水量が豊富。水しぶきを浴びたけれど、観光客はそんなことお構いなしでしたね。

ジョーズ滝(フロム峡谷)

その後もフィヨルドに削られたフロム峡谷(下写真)を列車に揺られ、右窓から、左窓から写真を撮り続けていました。

フロム渓谷2

フロム渓谷

40分程度でまさに海抜2mの水面すれすれのフロムに到着。

フロム鉄道(フロム駅)

フロム駅

列車を降りて、フロム港へ。そこで見たものは、なっ、なんと、巨大なマンションが建っている!実は、豪華客船。長さは100m、高さは、8階ぐらいのマンションかと思ってしまったぐらいの客船が停船していました。

豪華客船

豪華客船2

なるほど、ここは外洋から約200km奥まった、水深がある海なんですね。ノルウェー沖を豪華客船でクルーズしている方々がいらっしゃるように聞いたことがあります。それを横目で驚きながら、水際へ。そこで思わず、うー、フィヨルドへ来てよかった~、と(下写真)

フィヨルド(フロム)

時が止まったような感じで、本当は、ここから豪華客船には乗れませんが、普通のフェリーに乗ろうと思っていたんですが、時間がなく、残念。

また鉄道に揺られてオスロに戻りました。物価が高いことを除けば、旅行で来たい国の一つですね
これで、ノルウェーの出張も終わりです。また、次回からは通常のネタに戻ります。




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懸賞金あり、「叫び」を探せ!

2日、木曜日。毎木曜日は、美術館などが夜8時まで(といっても明るいですが)、開館しています。そこで、仕事終了時に、オスロにある国立美術館に出かけてみました。もともと印象派のルノアールやマネ、モネ、スーラ、そしてユトリロが好きで、学生の時にはフランスのモンマルトルの丘やオルセー美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館に旅行で出かけました。
所蔵としては、ムンクの「叫び」「マドンナ」がメインなんですが、展示している美術館が季節によって、国立美術館であったり、近くのムンク美術館であったり移動するらしいんです。それで、出かける前に、訪問先の技術マネージャーに「ムンクの叫びは、どこにあるんでしょうかね」と尋ねた(通訳の方に英訳してもらいましたが)ところ、そのマネジャーは「今、警察も必死に探しているんだ」と。「?」状態でいると、「叫び」は、昨年8月に、ムンク美術館から白昼堂々と盗難にあって、ちょうどオスロ市が6月1日に、ムンク美術館から強奪された「叫び」と「マドンナ」の2点の作品に200万クローネ(4000万弱)の懸賞金を掛けた、との報道があったからでありました。「しかし、ムンクは「叫び」を最低でも4枚は描いているので、国立美術館にあるのも本物だよ」と。質問の意味は違ったけれど安心して、出かけることにした。
税金は高いけれど、美術館は無料。荷物をすべてロッカーに入れなければならず、カメラ撮影も禁止でありました(だから写真はありません、残念)。早速「ムンクの部屋」へ行き、鑑賞してまいりました。実際の作品は、額にガラスが入っており(外国の美術館の作品は、ガラスが入っていないのが多いが)、少々さめてしまいましたが、やはり印象としては2作品だけでなく、ムンク作品全体が暗かったです。見たな~、という印象です。(ムンクファンの方、すいません)。結局、それ以外の作品にはあまり興味がなかったので、短時間で館内を見回り、皆で、夕食へ行くことにしました。

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ノルウェービール三昧

1日、水曜日。ノルウェーで味わったビールについて紹介します。行きしなの飛行機はスカンジナビア航空だったのですが、食事時に、ビールを頼むと、外国人女性アテンダントが、「Which beer・・?」と聞いた(と思う)ので、訪問国である「ノルウェー」と言ったところ、笑顔で「ぐっちょい」と。日本のTV番組で「バッチョイ、グッチョイ」を聞いていたので「Good Choice」だな、と思って「Thank you」と言ってみました。出てきたのは「Ringnesビール」でした。
この日は、夕食後、少し飲み足らなかったので、ホテルの部屋の缶ビールで、二次会を皆ですることに。やはり、ホテルの冷蔵庫にあったのも「Ringnesビール」でした。非常にポピュラーなビールのようです。褐色の泡立ちの良く、渋味の効いた、コクのある感じで、飲みやすい、気持ちよい味です。でも1缶800円でした。
他に薦められたビールには「Hansaビール」、それと世界最北の地トロムソ(北緯69度)で醸造されている「Mackビール」があります。「Mackビール」は、ノルウェー訪問中には、結局飲むことが出来ませんでしたが、もし、万が一、次にノルウェーに来ることがあるならばトロムソへ出かけてビアホール(たくさんあるらしい)で、思いっきり味わってみたいです。
ちなみにこの二次会は、深夜2時まで続いたことを付け加えておきます。
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おしゃれなアーケルブリッゲでのビール話

31日火曜日。相手方の会社の方とメンバーで懇親会を行いました。午後11時半まで食事をしていたのですが(前菜とメインに鱒を頼み、少々ワインをいただいたのですが、たぶん、一人うん万円だったのでは、高い!、税金を食べたような感じでした)、まだ、ホテルへの帰りは、明るかったです。そのせいなのか、酔ってはいたのですが、夜、眼が冴えてしまって、眠れませんでした。

レストランは、オスロ港のすぐ眼の前にあるアーケルブリッゲ(AKER BRYGGE)という、かつての港湾倉庫地区を再開発して生まれた素敵なレストラン・ショッピングエリアです(写真)。40軒程度のカフェやバーやシーフードレストランが並んでおり、近くには遊園地もあり、オスロ市民や観光客にとっての憩いの場(税金は高いですが、もうええわ、と、つっこむ)なんでしょうかね。夕方には、多くの人々で賑わってました。ちなみに昨夜のレストランは「ロフォーテン」というおしゃれなところでした。(結構、有名で少々お高いようです)

相手方の社長との話題を一つ。ノルウェー訪問前に、ノルウェーと日本の関係が何かないかとネットで調べていると、非常に重要なことがありました。その話を、社長としたところ、既にご存知で、より詳しく説明をされてしまいました。それは、日本の国産ビールを初めて作ったのはノルウェー生まれアメリカ育ちの醸造技師ウィリアム・コープランド(1832~1902)さんだったのです。江戸後期に、長崎や横浜を通じて舶来ビールが輸入され始めたのですが、国産ビールを造りたい想いが強くなりました。コープランドは、若い頃ドイツ人技師について5年間醸造を学び、30才半ばに横浜にやってきて、「天沼」という清水が湧く池があることから、明治3年にスプリング・ヴァレー・ブリュワリーという醸造所を建設し、ビール作りを始めたとのことです。居留外国人などよく売れたのですが、明治17年に醸造所は閉鎖されました。しかし、その技術は、麒麟麦酒に引き継がれており、私たちが、今日本で飲んでいるということです。

ノルウェービールについては後ほど。

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静寂のオスロ港

30日、月曜日、昨日とは異なり、曇り空。肌寒い。12度ぐらい。5時に目を覚まし、早朝のオスロ市内を歩こう、と、スポーツウェアに着替えて、市内の地図をもってホテルを出ました。曇りでも、外は既に明るい状態です。昨夜のカールヨハネ通りに出て、王宮のあるほうに向かいました。まっすぐな通りなので、遠くに王宮が見えるのですが、歩いてみると10分もかからず、到着。早朝だったので歩いているひともいないんです。王宮あたりをぶらぶらして戻ろうと思うが、このまま戻れば、20分も歩いていないので、港のほうに回ってみました。それでも5分程度でオスロ港に到着。そもそもオスロ港自体が、外洋から約100kmぐらい奥まったところにあるオスロフィヨルドの一部なので、そのせいで全くと言っていいほど、波はありません。早朝であったので、まさに静寂そのもの(写真)。少し、歩いて、ホテルに戻りました。結局40分程度、街の大きさがなんとなくわかった感じでした。夏のシーズンはもっと賑やかなんでしょうかね。


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ノルウェー出張、やはり福祉国家ですね。

1週間、出張のため、ブログのお休みを戴きました。仕事の合間を縫って、体感したオスロを何回かに渡ってご紹介します。(ノルウェー、オスロ、物価)

29日、日曜日の夕方に、メンバー5名、オスロ空港に到着するも、太陽はまだ45度に光輝いていました。北緯60度に位置しているが、暖流の関係で、季節は春4月頃。とはいえ、夏至にあと1ヶ月弱ということで、午後11時ごろまで明るい状態でした(写真)。午後8時頃オスロ市内のホテルに到着し、まずは、夕食をとりにメイン通である「カールヨハネ通り」に。結構賑わっていました。オープンカフェ&バーが並んでおり、その一つに入りました。メニューを眺めて、まずはビール、ピザ、パスタ、サラダを頼んで見る。イタリアン系居酒屋って感じでしょうか。料理は、まずます。初日だったので、あまり無理をせず、ビールは2杯(600ml×2)に抑え、勘定を。そこで驚く。せいぜい日本では一人3000円程度かな、と思っていたところ、いやいや倍の6000円程度に。ノルウェークローネは1K=約20円なんですが、ビールが60K!、ってことは、1200円。ひエ~。そもそもぜいたく品が高いのと、税金が25%かかること。この2点。やはり福祉充実国家。出張者にとっては辛い。これを見て、酔いも覚めてしまいました。さらに換金したお金が1週間持つだろうか、と少し心配になりました。初日は、移動の疲れもあり、ホテルについて寝息をたてました。



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