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自分に合うウイスキーを求めてVol.40(アクアビット)

【ちょっと一息】アクアビット(生命の水)

ウイスキーではないのですが、同じ蒸留酒の仲間である「アクアビット」をいただいたのでご紹介します。

乃木坂のバーで、友人とマスターに、映画「かもめ食堂」を観たよ、と話をしました。ロケ地が北欧フィンランドだったと言ったので「じゃあ”北欧”つながりということで、少しいかがですか」と、ボトルに霜がつくほど冷え切った「アクアビット リニエ(修正:リニアが正解)」をグラスに入れてくれました

アクアビット

アクアビットは、北欧で製造されているジャガイモを主原料とした蒸留酒です。ジャガイモを酵素や麦芽で糖化した後に発酵させ、蒸留、これにキャラウェイ、フェンネル、アニスなどの香草で風味を付け、さらに蒸留します。普通は樽熟成をさせずに製品化するんですが、ノルウェーの「リニエ(修正:リニアが正解)」などは樽熟成させているのもあるようです。
アクアビットの語源は、ラテン語のAquavitaeであり、ゲール語のウイスキー、ロシア語のウォッカと同じ「生命の水」という意味なんです。

今回いただいたのは「リニエ(修正:リニアが正解)」なんですが、色は無色透明(修正:黄金色が正解)、香りは爽やか(フェンネルで風味をつけている)、味もミントのような甘く爽やか感じ。飲むと、元気に生きるぞ、という感じです。美味しかったですよ

(6/7 修正を加えました)






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自分に合うウイスキーを求めてVol.39(ブローラ)

【ちょっと一息】シングルモルト(ブロウラ、ブローラ)

久しぶりの乃木坂のバーで以前の同僚と久しぶり待ち合わせをして逢いました。マスターも一緒になって、賄い料理の話や映画の話で盛り上がりました。
その日は、1杯目は、クラガンモアを注文、2杯目で大変迷ったんですが、SNSのmixiでやりとりしたことのあるマルさん(バーマスター)が惚れたとおっしゃっていた、ブローラを注文してみました。

ブローラ21年

「ブローラ 21年 UDレア・モルト・セレクション 56.9%、ラベルにボトルNo.6071」
と書いてありました。「UDR」とは、UD社(ユナイテッド・ディスティラリーズ社)が、所有しているモルト蒸留所物で、樽出し原酒のプレミアム品だそうです
ブローラはクライヌリッシュ蒸留所の古い設備を利用して造られていたモルトで、1983年に操業停止しています

色は金色、香りは軽い感じがしましたね。味わいは、スモーキーさと微かな甘みがうまくバランスよく味わえる感じです。美味しいですよ
マスターのリキさんからは「ブローラの20年物は貴重なんで、見つけたら絶対に飲んでください」とアドバイスもいただきました。了解!

今日も、次から次へとお客様がいらっしゃいます。満席になったので、ちょっと引き上げました。


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自分に合うウイスキーを求めてVol.38(グレングラント)

【ちょっと一息】シングルモルト(グレングラント)

1か月ぶりのバー、ジョンオグローツへ出かけました。夕方、天気予報どおり、激しい雷と雨があり、雨宿りモードで寄ってみました。

今日は、イタリアで人気No.1の「グレングラント」をいただきました。
シングルモルト中でも輸出量が多いことから、生産量、販売量ともに世界No.2とも言われています。5年~40年物以上とひじょうに種類が多く、オフィシャル、ボトラーズともによく出まわっているようです。
前回のように、オフィシャル物を15mlとマスターお薦め物を15mlをテイスティングのように飲み比べしました。

◆まずは、オフィシャル「グレングランド10年40度」

グレングラント10年

「なんとも素直、爽やか」が最初の感想。色は薄いゴールドで、味わいはひじょうにすっきり、素直、麦芽の味なのでしょうか、余韻もいい気持ち、って感じですね。飲みやすいです

◆続いて、ダグラス・ラング社のオールドモルトカスク「グレングラント27年50度」1972年9月熟成開始、2000年瓶詰め、です。

グレングラント27年

注文して、すぐトイレに立ったんですが、戻って椅子に座ろうとした瞬間「なんだろう」、芳しい甘い香りがグラスの周辺を漂ってきたんです。普通はグラスに鼻を近づけて香りを嗅ぐのですが、30cm周辺、漂ってました。グラスに口をつけると「えっ、さっきと違う、また、今までとは異なる味わいだ、何なんだろう」という驚きの感想。色は濃い琥珀色、味わいは、甘いんだけど香ばしい、という感じです。
「熟成年数が重なるほど、樽の性質が強くでるんですよ」とマスター。なるほどこの香ばしさは樽の材質、焼き具合が出ていたんだ、と納得。いけますよ、これ
香ばしさと深い甘さの微妙なバランスが人気のポイントなんでしょうかね。

40分ほどいたんですが、なかなか雨が止まず、結局、大雨の中、帰路につきました・・・。

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自分に合うウイスキーを求めてVol.37(白州樽出12年)

【ちょっと一息】シングルモルト(白州蒸留所樽出原酒12年)

白州蒸留所で買ってきた樽出原酒12年 57度、シェリー樽の原酒とホッグスヘッド樽の原酒をヴァッティングしたシングルモルト(ピュアモルト)です。グラスの淵に鼻をつけて嗅いでみると、甘く華やかな香り、口に含むと度数を感じさせずスムーズに喉を通ります。しかし、喉を過ぎたあたりから、カァーと熱さと刺激が来ます。樽の香ばしさと甘さの余韻が体中を駆け巡るって感じでしょうか、長く感じました。スモークサーモンと一緒に、ちょっぴりスペイサイド気分を味わいました。美味しかったです




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自分に合うウイスキーを求めてVol.36(白州蒸留所)

【ちょっと一息】春の遠足~サントリー白州蒸留所見学Vol.3

サントリー白州蒸留所見学Vol.1では、シングルモルトウイスキーが出来上がるまでの工程の発酵まで、サントリー白州蒸留所見学Vol.2では蒸留から最後の瓶詰めまでを紹介しました。Vol.3では、見学後の試飲、ショッピングについて紹介します。

蒸留所見学が終了すると、見学参加者だけが入ることができるゲストルームに案内されます。テーブルといすが200席は余裕で入ることができる広く、天井が高く、外の景色を眺めることができるレストランのような会場です。入場の際に、おつまみを手渡してくれるんです。さらにバーカウンターで、氷とウイスキーが入ったグラスを手にとって着席します。
皆さんが着席すると、ガイドの方が、見学のお礼とウイスキーの試飲のご案内をしてくれました。ワオー(これも楽しみの一つだったのです)。ガイドの方が「本日は、まず(、まずってことは。。。)『シングルモルト白州12年』をハーフロック(大ぶりのグラスに大きめの氷をたっぷり入れて、モルトウイスキーを30mlを注いで同量の天然水をいれ、ステアする)でお楽しみください」と。
水割りでいただくのは初めてかも(いつもストレート)。天然水で割ることによって香りが引き出されます。甘く、柔らかい、まろやかな香りと味わい、おいしーっ
「もう一杯は・・」とガイドの方が話を始めました。えっ、2杯目があるの?と。すると「ピュアモルトウイスキー北杜12年」をハーフロックでご用意していますので・・、と。そそくさとグラスを取りにいっていただくと、白州よりもさらに飲みやすい感じで、これまたおいしーっ

白州と北杜

さすが、サントリー。試飲だけでも十分に楽しめました。ありがとう

それで、会場を出ようとした時、ガイドの方が「こちらにバーがありますので覘くだけでもどうぞ」と誘われて、ふらりと入りました。「バー白州」、古い銀座のバーを模したそうで雰囲気がありました。左側にボトルは山崎と白州の各年のビンテージモルトです。

バー白州

ここでしかいただくことができない(商品化していない)「樽出原酒30年(56度)」を、カウンターで注文し、いただくことに。若い女性のバーテンダー(社員の方)がグラスに入れてくれました。綺麗な琥珀色で、香り、味わいともに刺激的で甘い、余韻も残る素晴らしいカスクストレングスです

樽出原酒30年

カウンターで若い女性バーテンダーお二方とウイスキー談義をしていたんですが、この仕事を初めてからウイスキーに興味を持ち、この間、スコットランドのアイラ島の蒸留所を6ヶ所を巡ってきたんですよ、と。うー、うらやましい。

この後、レストラン「ホワイトテラス」で昼食を取り、ウイスキー博物館へ。サントリーのウイスキーの歴史だけでなく、スコットランドやアメリカに禁酒法時代の状況なども展示されてました。4階まで上がると、蒸留所の全景が見渡せ(25万坪、東京ドーム6コ分の広さ、広ーい)、さらに八ヶ岳も眺めることができました(この時には雨も上がり晴れてきてました)。

ウイスキー博物館

最後に、ファクトリーショップで、ステンレスショット(お気に入りです)と樽出原酒12年を買いました。他にも白州や山崎のボトルやお菓子などなど充実していました

ステンレスショット

樽出原酒12年

蒸留所入口でタクシーを呼ぶのに、やはり「iタウンページ」(モバイル版)。携帯電話を取り出し、アクセスして検索。やはり便利です。

北杜市でタクシーを呼ぶなら、iタウンページ!

小淵沢タクシーに電話したら、10分ぐらいで迎えに来てくれました。小淵沢駅まで行って、16時発の「あずさ26号」の乗車し、帰京しました。東京はまだ雨が降っていました。

さすがサントリーですね。充実した蒸留所。ガイドの方もバーテンダーの方も親切で楽しいひとときを過ごすことができました。ウイスキーってあまり好きじゃないという方でもここに来て見学し、美味しくウイスキーをいただくと、きっと見方が変わってはまってしまうと思いますよ
是非、一度行かれてはいかがですか。 

今度は、サントリー山崎蒸留所、訪れてみたいですね。

 
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自分に合うウイスキーを求めてVol.35(白州蒸留所)

【ちょっと一息】春の遠足~サントリー白州蒸留所見学Vol.2

サントリー白州蒸留所見学Vol.1では、シングルモルトウイスキーが出来上がるまでの工程の発酵までを紹介しました。Vol.2では蒸留から最後の瓶詰めまでを紹介します。

4.蒸留
これが見たくて、白州蒸留所までやってきました。感激ですね

・出来上がったもろみを銅製単式蒸留釜(ポットスチル)へ移して、加熱、沸騰させるんですが、沸点の低いアルコールが先に気化します。
・ポットスチル(下写真)には、初留釜(写真左)と再留釜(写真左)のあり、加熱→気化→液化、そしてもう一度、加熱→気化→液化を行い、アルコール度の高い(70度)、不純物の少ない蒸留酒(ニューポットと呼びます)を取り出します。

ポットスチル

・ちょうど、手前の初留のポットスチル(ストレートヘッド型)で加熱していました。

ポットスチル

・ポットスチルにもいろいろな形(首の微妙なラインや長さ)や大きさがあります。サントリーの蒸留所には、ストレートヘッド型、バジル(ボール)型(胴体の上の部分にボールのような膨らみがある)、ランタンヘッド型(胴体とヘッドの間にくびれがある)の3つのタイプがあるようです。

5.熟成
・樽(カスク)が積み重なって保存されている貯蔵庫を周ったんですが、入った途端、ウイスキーの香りが鼻を包み、幸せな気分になりました。(撮影禁止で写真はありません)

・生まれたてのニューポットに加水してアルコール度数を63度に落として樽詰めします。3年、5年、10年、15年、30年と年を重ねていくと、樽の成分が溶け出して、ウイスキーに色合いや風味、味わいを加えていきます。
・樽材はミズナラ、スパニッシュオーク(シェリー酒熟成に適する)、アメリカンホワイトオーク(バーボン熟成に適する)、形もいろいろあります。
・一度熟成させた樽は再度、再生して熟成にまわします。再生をリチャーと呼びます。職人が樽内に焦げ目をつけるために燃やすんですね。見学コースに入っており、結構、迫力がありましたよ。最後には、水をかけて一瞬で消してしまうんです。

リチャー

そうそう、貯蔵庫の奥に透明ガラスの扉でさえぎられたコーナーがありました。扉には「オーナーズカスク」と書いてありました。樽ごとお買い上げで、世界にたった一つのシングルカスクモルトを作ってくれます。オーナー直筆のサインをはじめ、蒸溜所名、カスクナンバー、ヴィンテージ、アルコール度数などを記載したオリジナルラベルのボトルを化粧箱に入れてお届けしてくれます。贅沢な。ちなみに50万円からとのことでした。

6.瓶詰め
・熟成が完了した樽入りウイスキーをミックスして加水して40度にして瓶詰めして出荷します。加水しないものをカスクストレングスといいます。
*見学はありませんでした。

次は、試飲、ショッピングですが、Vol,3へ続く、です。


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自分に合うウイスキーを求めてVol.34(白州蒸留所)

【ちょっと一息】春の遠足~サントリー白州蒸留所見学Vol.1

GW前からひじょうに楽しみに企画していた蒸留所見学。もうわくわくドキドキ。山梨県北杜市にあるサントリー白州蒸留所へ行ってきました。
午前9時、JR新宿駅から「あずさ9号」に乗車して、2時間後、小淵沢駅に到着、こちらは曇り空(ちょっぴり残念)。タクシーで、蒸留所見学入口に。

ホームページで自然の中にあるって書いてあったんですが、これ本当。森に囲まれた大自然の中の遊歩道を歩いて蒸留所内に入っていくと、ファクトリーショップやレストラン、ウイスキー博物館のあるところにたどり着き、蒸留所ガイドツアーの受付に行きました。30分間隔で見学ツアーがあり、11時30分に間に合いました。その受付で、ホームページにあった特別優待券を提出するとウイスキーグラスをくれました(ラッキー)。

早速、ガイドの方のご案内で、蒸留所内へ。入口を入るなり、麦芽でしょうか、甘い、温かい香りが充満して、う~、キタ━(゜∀゜)━、という感じです。

ここからは、見学コースに応じて、シングルモルトウイスキーが出来上がるまでの工程を紹介しましょう。

0.原料 
・大麦には二条大麦と六条大麦があるんですが、ここでは二条大麦を使います。二条大麦はデンプン質が多いからです。
・水(仕込水)ですが、ここでは「サントリー天然水南アルプス」を使うのかな?

1.製麦
・浸麦槽(スティープ)で、大麦を水に浸して、発芽させます。その時に発生する酵素でもってデンプンを糖に変えます。
・発芽した大麦をコンクリートの床に広げ、発芽が均一になるように木製シャベルで攪拌を繰り返します。
・さらに発芽の進行を止めるために麦芽乾燥塔(キルン)で火を焚き、乾燥させます。このときにウイスキーの香りに影響を与えるピートを一緒に焚きます。

*ここ白州蒸留所では、専門の麦芽製造業者(モルトスター)より仕入れているのでこの工程はありませんでした。白州はあまりピートを焚かないようです。

2.糖化
・乾燥させた麦芽を粉砕し、それをマッシュタン(下写真)に入れ、65度のお湯を加えて攪拌し、発酵に必要な糖液(ウォート)を抽出します。

マッシュタン

3.発酵
・ウイスキー作りの醍醐味の一つ、発酵。糖液にイースト菌を加えて、ウォッシュバック(下写真)に移します。

ウォッシュバック

・イースト菌が糖をアルコールと炭酸ガスに分解します。ウォッシュバックの中で、ぶくぶくと泡を発てて、呼吸をしています。誰かが「この中に入るとジャグジーバスのようで気持ちいいかも」と。その前にアルコールで酔っ払ってダウンするかもね
・ここで、アルコール度は6~8%のもろみが出来上がります。

ウォッシュバック内発酵中

次は、壮観な蒸留釜の姿ですが、Vol.2へ続く、です。
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自分に合うウイスキーを求めてVol.33(ストラスアイラ)

【ちょっと一息】シングルモルト(ストラスアイラ ゴードン&マクファイル社)

ストラスアイラについては、前回書いたのですが、蒸留所のオフィシャル物として出回っているシングルモルトの量は1%程度といわれています。しかし、ゴールド&マクファイル社からかなりの熟成物が瓶詰めされ販売されています。今回は、オフィシャルとの飲み比べということで、ストラスアイラ16年物、40度を試してみました。オフィシャル物と比べると、味わいは、スモーキーさ、ドライさは残るものの、かなりまろやかでフルーティーで飲みやすかったですね
マスターが他にも、1963年に熟成開始、2003年に瓶詰めした40年物を出してくれました。1963年といえば、私の誕生した年で、感慨深い1本だったのですが、ワンショット(30ml)が4000円(だいたい1年100円が目安です)といわれ、後ずさりしてしまいました(今回は見送りです)。

このように、同じ銘柄でも、味わいが違っていたり、同じカスク(樽)から出しても、最初に瓶詰めされたものと最後のものでは違っていたり(ボトルナンバーがあるようです)、ほんと、瓶ごとにストーリーがあり、そしてそれぞれが個性的で、人間の世界と全く同じように思います。こんなところがあるから、シングルモルトに興味がそそられます



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自分に合うウイスキーを求めてVol.32(ストラスアイラ)

【ちょっと一息】シングルモルト(ストラスアイラ)

スコットランド北部では1786年に設立された最も古い蒸留所ですが、1950年にシーバス社に買収されました。現在は、シーバスリーガルの核となるモルト原酒で、シングルモルトとして出回っている量は非常に少なく、今日飲んだストラスアイラ12年43度ぐらいです。
色はゴールド、香りは樽っぽい、味わいは、刺激的で喉越し熱く、スモーキーなのか、ドライなのか、樽の香りが強いような気がしました(リンゴの香りとも言われています)。瓶の形、味わいともに、それなりに個性的です



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自分に合うウイスキーを求めてVol.31(タムドゥー)

【ちょっと一息】シングルモルト(タムドゥー)

タムドゥー蒸留所は、「THE Whisky World Vol.5」で紹介されていたスペイサイドにある蒸留所で、麦芽自給率100%、伝統的なフロアモルティングで有名です。シングルモルトとしてボトリングされるのは全体の生産量の1%にも満たないようです。
今回いただいたのは、オフィシャルの年数表示がされていない「タムドゥー 40%」、久しぶりにシングルモルトを味わいます。
 色は少し淡めの琥珀色、
 グラスに鼻を近づけるとフルーティーな甘い香りがして、
 口に含むと香り同様に甘い味わいが広がり、
 余韻も残り、
ひじょうに飲みやすい、ソフトな感じで、美味しかったです


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自分に合うウイスキーを求めてVol.30(雑誌)

【ちょっと一息】「THE Whisky World」は凄い

最近、バーへ通わなくなっています
というのも、お気に入りのシングルモルト30種類を飲み干してしまい、次に飲みたいのが見つからないというのが理由です。飽き性の自分にとっては、これで「マイブーム」も終わりかな、と思っていました
が、またまたシングルモルトブームが勢いを増しそうな感じがしました。どうしてか。
それは、季刊発行されている「THE Whisky World」というウイスキー専門誌があり、今日、Vol.5を買いに銀座で途中下車し、旭屋書店へ行ったんです。日本のウイスキー普及の第一人者の土屋守氏が編集長なんです。早速、銀座から日比谷線に乗り、雑誌を広げて、読みはじめました。
す、す、すると、ドキドキわくわく
毎号素晴らしい記事内容なんですが、今回号の特集は、さらに素晴らしいんです。スコッチの聖地スペイサイドの蒸留所特集なんですが、マッカランやグレンリベット、グレンフィディック、グレンファークラスなどしびれるくらい有名な蒸留所の取材記事が掲載されています。各蒸留所のポットスチルやウォッシュバックの写真もあり、凄い取材力だと思ってしまいました。さらにスペイサイドの厳選20本、まだ飲んだことのないシングルモルトもあり、再び、チャレンジしたくなった次第なんです。これで1300円、なんて安すぎって感じです
興味があれば、是非、1冊お薦めします

「自分に合うウイスキーを求めて」行きつけのバー通いを復活します。乞うご期待を



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自分に合うウイスキーを求めてVol.29(竹鶴)

【ちょっと一息】ピュアモルト(竹鶴)

ニッカウヰスキーの創業者であり「日本のウイスキーの父」である竹鶴政孝氏。1918年、スコットランドに留学し、日本に帰国後、寿屋にスカウトされたが、思うようにウイスキーを造れず、退社しました。1934年、独立し、大日本果汁株式会社を北海道余市に設立、1940年余市で製造した最初のウイスキーを発売。社名の「日」「果」をとり、「ニッカウヰスキー」と命名しました。
竹鶴17年43%をいただきましたが、余市と仙台宮城峡のそれぞれの蒸留所で長期に熟成されたモルトウイスキーをヴァッティングしたもので、香りもよく、味もよく、ひじょうに美味しかったです
ラベルの「竹鶴」って文字が、素晴らしいと思います





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自分に合うウイスキーを求めてVol.28(アイルオブジュラ)

【ちょっと一息】シングルモルト(アイルオブジュラ)

アイラオブジュラ蒸留所は、アイラ島の近くのジュラ島に位置しています。アイラ島の近くなんで、ピートを多く焚くと思いきや、あまり焚かないんです。しかしピート香がするのは仕込み水がピートの中を通って流れ出ているからだそうです。アイラオブジュラ10年40%をいただきましたが、これが一番スタンダード。薄い琥珀色、軽い飲み心地、少し塩辛い感じです。飲み進んでいくうちに良さが出てきますと、先日のコメントにあったその通りでした。ありがとうございました

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自分に合うウイスキーを求めてVol.27(グレンフィディック)

【ちょっと一息】シングルモルト(グレンフィディック)

世界で一番売れているシングルモルトウイスキーが「グレンフィディック」。フィディックとはゲール語で鹿、グレンは谷ということで、ラベルには鹿にデザインがされています。また、ボトルの形が三角形をしていることでも有名です。
いただいたのは「グレンフィディック スペシャルリザーブ12年 40%」です。色はひじょうに薄く金色。香りも爽やかなフルーティーさがあり、味わいも甘い、軽い、清々しい感じで、世界で一番飲まれているのが分かるひじょうに美味しいです。
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ウイスキー復権

【新聞記事を見て】平成18年2月16日日経新聞「ウイスキー復権の兆し」
焼酎やワインに押されていたウイスキーに復権の兆しが見えてきた。価格は高いが製法などにこだわった「シングルモルト」が人気を集めている。おしゃれで都会的なイメージが若い人をひきつけ、ウイスキーを重点的に扱うバーなどが増える中、年配の愛好者も市場に戻りつつある。国内ウイスキー市場は1983年をピークに縮小傾向が続き、2005年はピーク時の1/4以下。しかし1本5000円を超えるプレミアム商品に限れば、2005年の売上高は6%増と2年連続でプラス。シングルモルトブームを引っ張るのは30歳代を中心とした男性。ホテルのバーは2000年に比べ25%増、立ち飲みバーは2.7倍に増えているが、スナックの数は2割減

【ちょっと探してみよう。さぁ、iタウンページ検索!】
シングルモルトとは、単一の蒸溜所のモルトウイスキーのみを商品化したものです。原料は二条大麦で、
①まず水に浸して発芽させ、乾燥。
②その乾燥する際にピートを一緒に焚くことによりウイスキーの独特な風味を醸し出すようになる。
③乾燥後、粉砕し、お湯を加えて、イースト菌を混ぜて発酵(もろみですね)。
④そのもろみをポットスチルという蒸留釜で2回蒸留し、無色透明、アルコール度数70度の原酒が出来上がり。
⑤加水して63度程度にして樽詰め。
⑥長い年月熟成させて、樽出し(いくつもの樽をミックスする)。
⑦瓶詰めし、完成です。
最近、キリンやアサヒ(ニッカ)、サントリーが国内でウイスキー製造するだけでなく、スコットランドの有名蒸留所のシングルモルトを輸入し販売しています。

東京、六本木周辺のバーは、iタウンページ検索!

福岡、中洲周辺のバーは、iタウンページ検索!

【他に面白いことが・・・】
ウイスキーの世界5大産地の一つであるスコットランドは、大きくハイランド、スペイサイド、ローランド、アイラ、キャンベルタウン、アイランドの6つのエリアに分かれ、特徴を持っています。
①ハイランド:スコットランド北部に位置し、高木が育たず、岩山とシダ類に覆われた荒涼とした地方で、ネス湖があります。グレンモーレンジやクライヌリッシュが代表的な蒸留所で、力強く味わい深いウイスキーが多いです。
②スペイサイド:北部スペイ川流域の地域を指し、スコットランドの約半数の蒸留所が集中しています。グレンファークラス、マッカラン、グレンフィディックなど代表的な蒸留所が多く、甘く芳醇で華やかさが特徴です。
③ローランド:グラスゴーやエジンバラというニ大都市がありますが、最近は蒸留所が数箇所しかありません。グレンキンチー、オーヘントッシャンが代表的な蒸留所で、ピート香がやさしく、軽く飲みやすいのが特徴です。
④アイラ:淡路島ほどの大きさであるアイラ島には海沿いに複数の蒸留所があり、潮の香りとアイラピートという独特のピート香が特徴で、ひじょうに強烈な個性を持つウイスキーです。代表的な蒸留所は、ラフロイグ、ボウモア、アードベック、ラガヴーリンです。落ち込んだときには最高かも。
⑤キャンベルタウン:スコットランドの西部、キンタイア半島にある小さな町で、スプリングバンクとグレンスコシアの代表的な蒸留所しか残っていません。ハイランドとアイラの中間の味です。
⑥アイランド:スコットランド周辺の島々を指し、代表的な蒸留所はタリスカー、ハイランドパークです。潮の香りが少し強いのが特徴です。

100あるいずれの蒸留所もひじょうに個性的で、さらに1本1本が、色、香り、味わい、余韻、いづれをとっても同じものがない、と言われています。それが男性だけでなく女性も含めて人気が出てきている要因かもしれませんね。

【後記】
「自分に合うウイスキーを求めて」飲み続けたいと思います。
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