Awareness Test

面白い動画なので、ご紹介。




"How many passes does the team in white make?"

という質問が、最初になされます。


ものすっごく集中していると、あるものを見落とします。


「あ～～、ほんとだ！気づかなかった！」

と後で楽しく笑えるのですよ～。


人は、自分の身の回りのすべての５感に感じる情報を、同時に処理はできませんね。

例えば、耳が拾った音をすべて聞いていたら、頭はパニックになると思いませんか。


また、探しものをしているとき、「あれ？ここさっきも見たはずなのに」というところで見つかることはありませんでしょうか。

見えているけど、見えない。

聞こえているけど、聞こえない。

感じているけど、感じない。

自分が、知覚しようと集中した情報だけをすくいだす、
まるでチューニングでもしているようなこの能力を「選択的注意」といいます。

ブロードベンドのフィルター説では、

「注意をむけていない刺激はシャットダウン」。

また、トレイスマンの減衰器説では、

「注意を向けていない刺激は小さくなる」とされています。



もし、選択的注意ができなければ、何か一つのことに集中するなんてワザはできません。

だって、多数の感覚をすべて受け止めて処理して・・・なんて！　刺激的すぎ。



では少し飛びますが、
この「選択的注意」を、学習障害の子にあてはめて考えて見て下さい。


先生　　「聞こえてないの？」

たぶん、聞こえてないんです。シャットアウトして他のことに注意が行ってるのでしょう。
あなたに上の動画のアレが見えなかったように。


先生　「目を見て話しを聞きなさい」

目を見ることに必死になって、話しを聞けない子もいるって、ちょっとわかる気がする？



「これを見てね」

という声かけや、

「●●くん」

というちょっとした声かけ、

あるいは、肩にそっと触れたり・・・

そうした刺激を与えて
何か別のモノを必死で見ている（聞いている）その子の注意をこちらに引きつけることができます。



「なんで見てへんかってん！？」と叱らないようにしなくちゃ、って改めて感じました。


だって、あなたも　アレ　見えてなかったでしょう？？？（笑）
（私も見逃しましたよ～～～）

（絶対に、真剣に、白チームのパスを数えて下さいね！！！）