お子さんをインターナショナルスクールに転校させた、
お母さんの言葉を紹介させて下さい。
はじめにお断りしておきますが、
インターナショナルスクールは、
決してLDの子どもの駆け込み寺ではありません。
英語での授業についていける英語力は必要です。
また、その後日本での受験を考えると「遅れがち」とも聞きます。
公立の小学校から転校した保護者の目から見て、
何が違うと感じたのかを参考にして頂ければと思います。
教師としては、何を取り入れることができるのかな、
と思ったり、
「う、耳が痛いわ」と感じたり・・・なかなか聞けない内容です。
以下、Aさんのご了解を得て転載させて頂きますね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
LDの娘の報告です。
英語によって人生の選択肢を得た、という思ってもみない結果になりました。
地元の公立小学校で完全に授業についていけずに
さまよっていた娘はインターナショナルスクールに転校し、
現在はミドルスクールの6年生として楽しく毎日を過ごしています。
娘のLDは
★単純なものに関する記憶ができません。
(漢字、掛け算、都道府県、歴史年表など)
★数字のイメージを捉えるのが難しいです。
(単位の意味も捉えられないので、5m-30gとか平気でやります。)
★細かいことに気を配れないので忘れ物が多く
ルールが多いとパニックになります。
その結果、高速計算や暗記といったものを『基礎学力』とする日本の教育の中では
どうしても遅れてしまっていた娘ですが、
アメリカのカリキュラムでは、むしろこういった要素はあまり重要ではないため
目立ちませんし、授業にもついていけています。
学校の取り決めが守れず(ハンカチは右のポケットとか)、
問題児扱いされていましたが、
インターではそもそもルールがほとんど無いので、これも解決しました。
(ハンカチはいらない、だってペーパータオルがあるから、
だそうです。それもどうだか、ですが。)
調べ物学習、デスカッション、レポート、プレゼンテーションがメインですので、
そういった物が得意な娘にとっては勉強がとても楽しくなったようです。
現在も古代ギリシャのプレゼンテーションの準備をしています。
何より驚いたのが、一番最初に仲介してくれたインターの先生の質問でした。
『どんな本を読んでいるのか』
この質問日本語の本でも学校の先生にされたことがありませんでした!
そして校長先生の質問もユニークでした。
英語の作文の結果を見ながら娘に質問しました。(英語での面接です)
課題は『好きな人物について』
娘は好きな作家 ロアルドダールについて書いたようです。
A4サイズ1枚 30分くらいが制限時間。
校長『もしテストの作文の中に分からない単語があったらどうしますか?』
娘 『辞書を引きます』←テストだって!娘よ!
校長 『辞書が使えないときはどうしますか?』
娘 『人に聞きます』←だから!
校長 苦笑
校長 『聞く人もいないときにはどうしますか?』
娘 『その単語に近い意味になる言葉を考えて
分かる言葉で書くか勘で書きます。』
校長 『なぜ分からないものをブランクにしないのですか?』
娘 『自信がなくても書かないと想いが伝えられません』
校長 『間違っているかもしれないのですよ?』
娘 『構いません。』
校長 『この場合はテストの話をしています。
テストとしての作文で間違ったスペルでは怖くないですか?』
娘 『テストだとしても、作文である以上思いを伝えることの方が
重要なので、間違っていることを恐れません。』
校長 『どうやらアナタはこの学校に向いているようですね。(にっこり)』
娘 『はい、私もそう思います。』←すごい自信
そして最後に
『自分で考えて方法を探し出す、これこそ学習には大事です。
間違いを恐れていたら何も得られないですからあなたは正しいです。
素晴らしいですよ。』
母はドキドキでしたが、こんな事地元の学校で言われたことはありませんでした。
覚えろ、覚えろ!ばっかりで。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちょっと長くなっちゃったー。
また次回、続きをご紹介します。
お母さんの言葉を紹介させて下さい。
はじめにお断りしておきますが、
インターナショナルスクールは、
決してLDの子どもの駆け込み寺ではありません。
英語での授業についていける英語力は必要です。
また、その後日本での受験を考えると「遅れがち」とも聞きます。
公立の小学校から転校した保護者の目から見て、
何が違うと感じたのかを参考にして頂ければと思います。
教師としては、何を取り入れることができるのかな、
と思ったり、
「う、耳が痛いわ」と感じたり・・・なかなか聞けない内容です。
以下、Aさんのご了解を得て転載させて頂きますね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
LDの娘の報告です。
英語によって人生の選択肢を得た、という思ってもみない結果になりました。
地元の公立小学校で完全に授業についていけずに
さまよっていた娘はインターナショナルスクールに転校し、
現在はミドルスクールの6年生として楽しく毎日を過ごしています。
娘のLDは
★単純なものに関する記憶ができません。
(漢字、掛け算、都道府県、歴史年表など)
★数字のイメージを捉えるのが難しいです。
(単位の意味も捉えられないので、5m-30gとか平気でやります。)
★細かいことに気を配れないので忘れ物が多く
ルールが多いとパニックになります。
その結果、高速計算や暗記といったものを『基礎学力』とする日本の教育の中では
どうしても遅れてしまっていた娘ですが、
アメリカのカリキュラムでは、むしろこういった要素はあまり重要ではないため
目立ちませんし、授業にもついていけています。
学校の取り決めが守れず(ハンカチは右のポケットとか)、
問題児扱いされていましたが、
インターではそもそもルールがほとんど無いので、これも解決しました。
(ハンカチはいらない、だってペーパータオルがあるから、
だそうです。それもどうだか、ですが。)
調べ物学習、デスカッション、レポート、プレゼンテーションがメインですので、
そういった物が得意な娘にとっては勉強がとても楽しくなったようです。
現在も古代ギリシャのプレゼンテーションの準備をしています。
何より驚いたのが、一番最初に仲介してくれたインターの先生の質問でした。
『どんな本を読んでいるのか』
この質問日本語の本でも学校の先生にされたことがありませんでした!
そして校長先生の質問もユニークでした。
英語の作文の結果を見ながら娘に質問しました。(英語での面接です)
課題は『好きな人物について』
娘は好きな作家 ロアルドダールについて書いたようです。
A4サイズ1枚 30分くらいが制限時間。
校長『もしテストの作文の中に分からない単語があったらどうしますか?』
娘 『辞書を引きます』←テストだって!娘よ!
校長 『辞書が使えないときはどうしますか?』
娘 『人に聞きます』←だから!
校長 苦笑
校長 『聞く人もいないときにはどうしますか?』
娘 『その単語に近い意味になる言葉を考えて
分かる言葉で書くか勘で書きます。』
校長 『なぜ分からないものをブランクにしないのですか?』
娘 『自信がなくても書かないと想いが伝えられません』
校長 『間違っているかもしれないのですよ?』
娘 『構いません。』
校長 『この場合はテストの話をしています。
テストとしての作文で間違ったスペルでは怖くないですか?』
娘 『テストだとしても、作文である以上思いを伝えることの方が
重要なので、間違っていることを恐れません。』
校長 『どうやらアナタはこの学校に向いているようですね。(にっこり)』
娘 『はい、私もそう思います。』←すごい自信
そして最後に
『自分で考えて方法を探し出す、これこそ学習には大事です。
間違いを恐れていたら何も得られないですからあなたは正しいです。
素晴らしいですよ。』
母はドキドキでしたが、こんな事地元の学校で言われたことはありませんでした。
覚えろ、覚えろ!ばっかりで。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちょっと長くなっちゃったー。
また次回、続きをご紹介します。
最近私の学校でも多く見受けられるます。私もボランティアでそういうお子さんのヘルプもしていますので色々譲歩が欲しいのです。文句ではなく不思議に思うんです。障害のあるおこさんが2ヶ国語で学ぶのに不利にならないですか?一昔前ですとインターの定義といえば外国人の通う学校。。今は日本も英語教育が盛んになり日本人の方もいっぱいおられます。私が知りたいのは一般的に LDのお子さんはインターに生かせると良い?となっているのですか?
あと、神戸にお住まいですが、お子さんが通ってらっしゃる学校というのはヨーロピアンスクールですか?
どちらにしても、日本ではLD=ネガティブな感じですが、アメリカでは決してそうではありません。。支援を受けるのもそうです、支援をしてそれで子供がプログレスするならとても良いことだと言っています。アメリカでは大学もLDの子供の受け入れに考慮しています。私が言いたいのは将来を考えてインターに入れるのはわかるのですが、しのぎ感覚でお子さんを入れているご父兄を見ますととても悲しくなります。
ブログの主旨を正しく理解しておられないように思います。
また、このブログはかなり情報を提供していますので、実際に支援をしたいのであれば他のページも読んで頂けましたでしょうか。
いずれにせよ、「迷惑」というのは、多様性を認め合う社会の実現という視点からは寛容性のなさを感じますし、発達障害のあるお子さんに対しても大変差別的で、社会人としても恥ずかしいコメントだと私は思いますよ。
子どもにとっても色んな人がいて、色んな学びが成立しているという考え方もありますよ。
あなたたがインターを選んだ理由があるように、それぞれの事情があって学校を選んでいるという立場は同じではありませんか。
それを、迷惑だとは、やはり言い過ぎでは。
あなたのコメントを読んで悲しくなられる保護者がおられることと思いますよ。
私の言いたいのは障害のある子が悪いということではなく、インターの定義、日本人は母国語ありきの第2カ国語、インターでの障害のある子供への対応。などです。多様性を履き違えないでいただきたい。障害のある子もない子もwinwinの関係でないとそれこそ逆差別ですよ!インターナショナルでいう多様性というのは障害があるこの受け入れではなく、different backgraund , different culture different raceもあるのですよ。。インターの元々の定義はご存知なのでしょうか。 あと、これは他の日本人の方にもあるのですが、インターナショナル=自由ではないのです。カリキュラムや教え方が違うだけです。
確かにあなたのブログを全て閲覧する時間はありませんでした。インターの理事としても勉強させて頂くことがありますので理解したいと努力します。今やっていることがお子さんに正しいか正しくないかは親御さんが一番ご存知かとは思いますが小学部のうちはいいでしょう、中学、高校ともなりますと関西圏では数校になりますがIBは特にかなり高度な教育になりますのでくれぐれもお子さんが負担になりませんように。。
おっしゃる通り迷惑という発言に対して謝罪いたします。あなたのおっしゃる通りインターはLDの駆け込み寺ではないんですよね?
インターナショナルスクールとは何かとか、そういうことが主旨だと思われたのでしょうか。そこを言っているのではありません。教育現場でどのような対応がなされ、なぜインターだと子どもがよりのびのびと過ごすことができるのか、ということを教育的観点からみましょうという問いかけの内容です。
日本の教育もインターから学ぶことが多いはずでし、謙虚にそれは認め、改善に向けて取り組むヒントとしてできることを考えて行こうという、教育のあり方の視点から書いています。
そういう主旨の内容に対して、「障害がある子の受け入れはどうこう」というのは、わたしはとても残念に思いました。
インターのあり方というのは、学校の運営方針の問題であり、これも一保護者にすぎないあなたが、障害者への差別的発言で阻止しようとするのは、私はいかがなものかと思います。
また、「親のエゴ」と言いますが、りんごさんの発言も私から見れば親のエゴです。しかしそれがどこから来ているかというと、やはり親の、子どもへの愛情から生まれてくるものかと思います。
親が子どもの健やかな成長を望むのは、どこの家庭でも同じです。
そういう意図を持ってあなたはインターを選ばれたのでしょうし、それはその家庭が決めることであって、あなたが他人の家庭のことを「そうするべきでない」と言うのは言いすぎではないですか。
おそらく、障がい児童をインターに押しつけるなという意図なのでしょうが、それこそエゴですよ。立場が変われば違うことを言うはずです。
また、冒頭にも書きましたが、誰を入学させるかどのような学校にするかは、学校の運営方針に基づく決定でなされていることです。
教育の質保障は、学校の責任です。
もしあなたが、障害のあるお子さんの入学によって学校の質が下がると思われるのでしたら、それは学校に直接おっしゃったらどうでしょうか。
質問の、日本の学校で支援が受けられるのかについては、私はそれができていないから多くの子どもが苦しんでいると思っています。その実態をご存じないからの発言だろうと理解しています。そのお子さんの負担が云々という問題は、あなたが口を出す問題ではないと思います。