いたちゃんの『なるほど通信』

函館市議会議員・板倉一幸が市政とまちの「なるほど」をお伝えしていきます。

フェーズ引き上げ、医師会長は医療体制に危機感。

2021-08-19 23:21:11 | Weblog

 今日、函館市医師会の本間会長が記者会見しました。その趣旨は、コロナの状況についてもありますが、五稜郭病院でクラスターが発生したことから、2次救急体制の維持に危機感を募らせたからのようです。
 函館市の医療体制は、市立函館病院と国立病院機構函館病院にコロナ対応を集中させ、他の病院で2次救急を担う体制をつくってきました。しかし今回、2次救急の中核を担う五稜郭病院でのクラスターにより救急受入れ困難となり、このままではコロナ軽症患者は自宅療養にならざるを得ないことや、コロナ以外の患者の受入れができなくなる状態が懸念され、そのことをマスコミを通して市民に伝えてほしいというのが目的だと仰っていました。
 コロナ対応も、昨日フェーズ2からフェーズ3へと1段階引き上げ、確保病床もこれまでの函館市78床から133床、函館市も含めた渡島全体で124床から193床へと引き上げましたが、陽性率や新規感染者数は拡大し続けています。
 本間会長は、現在のような毎日の感染者数が20人程度なら、今すぐまん延防止等重点措置の必要はないとの認識を示しましたが、オリンピックと同じで、オリンピックで感染したというエビデンスがなくても、国民の中に「オリンピックやってるのだから、これくらいは…」「オリンピックいいなら、これくらいは…」「オリンピック応援したい…」など、国民の心に与えた影響は甚大なものです。同じ轍は踏まないろいうことなのでしょう。

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