いたちゃんの『なるほど通信』

函館市議会議員・板倉一幸が市政とまちの「なるほど」をお伝えしていきます。

残念ですが、悲しい出来事が多すぎます。

2012-04-29 21:57:40 | Weblog
 GWもお天気に恵まれて、行楽に、帰省にと、車で出かける機会が増えています。自分で運転する車も、ちょっとした油断が事故に繋がりますから、気を抜かないで運転して下さい。でも、バスや電車などを利用している場合は、自分の注意力では事故から身を守ることはできません。
 今日も悲しい事故のニュースが飛び込んできました。高速道路で貸切バスが側面に激突し、多数の死傷者が出たというニュースです。バス事業の規制緩和以来、雨後の竹の子のように、貸切バス事業者が乱立しました。その中には、運行管理者や整備管理者も実質いないような事業者もあります。今回のように、高速道路を使って格安に都市間を移動する、ツアーバスと呼ばれるバスもたくさんあります。
 安いことは、利用者に取ってはうれしいことでしょう。しかし、安くするためには何かを削らなければなりません。人間の力でしか走らないバスでは、人件費を削る以外に安くなる方法はないのです。それは、運転手の賃金を減らし、勤務時間を増やし、二人必要なところを一人でまかなうといった方法や、安全管理に必要な人間の数を減らすということです。
 私は、公共交通に関わる人間として、これまでも、人の命を預かってハンドルを握る運転手の労働条件を切り下げるべきではないし、利用者の皆さんにも自分の命を安さと引き替えにしないで欲しいと言い続けてきましたが、こうして悲惨な事故を目の当たりにすると、もっと声を大きくして訴え続けなければならないと感じます。事故に遭われました方々に、心からご冥福とお見舞いを申し上げます。
 残念で悲しいといえば、原発の再稼働に対する政府の対応が一貫していないということもあります。電力確保も重要なことですが、では日本の産業構造や次世代のエネルギー政策をどうするのかの考えも示さないで、単に今年の夏は?といった理由で決断してほしくないものです。
 写真は、昨日のメーデーで、函館バスの労組が作製・参加した山車です。防護服の親子の姿と「脱原発」の文字が印象的です。山車の部コンクールで優勝です。私は、作製途中もカメラに収めていますから、その出来上がり具合に感嘆です。
 今日は、地元・神山町会の定期総会があり出席してきました。世の中が厳しく、自治体も人的にも財政的にも厳しくなると、地域を守るのは地縁団体である町会活動に頼ることも増えてきます。しかし、町会の役員さんはボランティアですから、なり手も少なく、責任は重く、となりますから、みんなで協力し合っていくことが求められます。
 総会後には懇親会もありましたので、いつものように参加し、町会の方々と意見交換をしました。こうした時の声が、実は本音ですから大切にしています。
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