「新函館」でいいですよね。マスコミは煽りすぎです。

　今日は、２５日の市議会定例会最終日に可決した「北海道新幹線の開業に向け効果的な対応を求める決議」を、ＪＲ北海道本社と北海道知事に届け、市議会としての主張を訴えてきました。
　市議会の決議は、①新函館（仮称）駅の名称は「新函館」とすること、②新函館駅の在来線駅舎は、新幹線上下線とアクセス列車の乗り換えの利便性を考慮すること、③新函館駅－現函館駅間に導入されるアクセス列車は、利用者の利便性と快適性が確保された車両とすること、の３点です。
　ＪＲ北海道では、写真のように要請を行いましたが、左側のＪＲ北海道側は３人(実際は左側にもう一人、４人ですが）の真ん中の菅野常務さんが責任者として応対してくれました。
　菅野常務さんは、駅名問題については、いろいろな要望や話がでているが、北海道と情報を共有しながら協議していきたい（道と相談しながらということでしょう）、本州方面からお出でになるお客様に利用しやすい駅名にしたい、当初１年前といわれていた駅名の決定は早くすることもできると答えました。
　北海道では、高井副知事が対応され、決議の重みを受け止めつつ、副知事は開業効果を生み出すためには、開業準備に支障のないようにできるだけ早く決めたいと仰いました。
　私も取材に対し、「函館の思いは理解いただいたと思う。ＪＲ北海道と北海道の間でよく協議して決めてくれると思う。」と申し上げました。また、通常、開業１年前までに決定と言われていますが、ＪＲ北海道の菅野常務さんは、「１年にこだわらず、早くすることもできる。」と仰っていましたから、開業準備と効果をより発揮できるよう、駅名はできるだけ早く決定してほしいと思います。
　ところで、同じく昨日、札幌で全道規模での新幹線開業効果を創出しようと、戦略会議が設立されましたが、テレビでは、この席上、函館市長と北斗市長が隣席している模様を流し、駅名で火花をちらしていると、あたかも両市で敵対しているような報道がなされましたが、おもしろおかしく煽るようなことをニュース番組がやるべきではないでしょう。テレビ局はその方が面白いのかもしれませんが…。