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いしかり手打ちそば同好会

北海道石狩市にて、そばを通じて食文化の普及、そばの効用等の啓蒙、手打ちそば技術、そば料理の研鑽等をしているグループ

広報いしかり 第131号

2022-11-30 22:05:19 | 会報 いしかり

   会報いしかり

                                                         第131号(令和 4年 11月27日)

                       いしかり手打ちそば同好会  初版発行:平成20年9月13日

                       〒061-3202 石狩市花川南2条6丁目256

                                                           URL:http:blog.goo.ne.jp/it sobo

全麺協そば道四段位認定会を終えて

4月に初・二段位認定会、9月の四段位技術研修会、10月開催した四段位認定会と今年の当会が係わった認定会は無事に終了しました。

開催にあたりご協力いただきました当会会員に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 108日、9日の四段位は、67名が受験され当会からは6名、分けいしかりからは2名受験されました。

全員合格とはなりませんでしたが、好成績で合格されました。おめでとうございます。

 全麺協ニュースフラッシュ№22では、石狩認定会の合格率は76.1%、茨城認定会は53.4%となっていることから、

北海道の技術レベルは高く、当会では特訓の成果が表れているものと思われます。

  ■田村 義治

自分には四段位はとても手に負えない高みの段位だナと思っていた。挑戦の誘いを受けたが、技術の未熟さと体力的なことから断った。

ところが今年は石狩で四段位の認定会が開催されると聞き、挑戦してみようかと思ったのが悪戦苦闘の始まりだった。

それまでの基本がズサンであったことが露呈したのだ。水回しから切りまで基本から出直し。

適正加水の見極め、麺体のツヤ、各工程の形や大きさ、均等な厚さの精度、切り揃いの均一性など、いずれの項目も難題を抱えてのスタートだった。

打つたびにできの悪さをみて才能ナシと自戒するばかりであった。

夫婦で四段位に挑戦していたが、先輩たちの様子を見聞きしていると、どうも家内の方が一日の長があるように思われた。

認定会が迫るにつれて私が不合格になった時を想像して、夫の立場が微妙に危うくなるナ?と少々危機感を覚えた。こりゃまずい。

気合が入っていった。認定会当日、会場入りして同好会の皆さんがたくさん居られホッとした。

背後に皆さんの温かい視線を全身に受け気持ち良く打てた。ホームグランドでの挑戦は正解であった。

会長はじめ指導陣の温かい叱咤激励により、ようやく四段位に認定されたことを心から感謝いたします。

最後に「こね鉢は忘れず元に戻すように!」段位に挑戦する皆様へ。

 ■田村 美知子

気が付くと季節が変わっていました。街路樹は、いつの間にか黄色に色づき、紅く染まった葉も、ちらほら目に入ります。

一年半前、四段位受験をめざしてそば打ちに明け暮れていた頃、もう少しで四十分以内に打ち終われるかと思った矢先、

小論文等書類審査不合格の通知を受取りました。特訓の第一回が終了した時で本当にショックでした。

再度のチャレンジが始まり、先輩達からもたくさんのアドバイスをいただきながら、練習に集中しました。

「まずは一トン打ってから!」というそば打ちスタンプの言葉通り、とにかく、数多く練習することの大切さを意識し、

できる限り時間を作りました。練習場所は台所です。七畳あまりの台所全部を使って、一回ごとに延し板をテーブルの上に持ち出して打ちました。

今回は主人も一緒の受験でしたので、打つ時間や順番は話し合いながら決めました。

後半一ヵ月前に迫った日々は、主人と私が交互にタイムを計り、互いの問題点を指摘し、

矯正するよう努めましたが、私は最後まで不安でいっぱいでした。

先輩たちからは、特訓や様々な機会を通して、厳しく、温かいアドバイスをいただきました。

認定会当日も大切なワンポイントアドバイスをいただき、お陰様で落ち着いて打ち終えることができました。

私たちの同好会には、本当に素晴らしい先輩たちが数多くいらっしゃると思います。

これからも沢山の教えをいただきながら、そばを打つ楽しさも十分に味わっていきたいと願っています。

応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。 

■林 昌子

 藤田会長、教務部長はじめ指導員の皆様方、又お仲間の皆さまご指導、応援本当にありがとうございました。

お陰様で成就することができました。

 粗挽き粉の壁は厚く手強かった。挑戦始めた頃は穴が開き、破れの連続でした。繋ぎ粉を増量したり、

並粉を混ぜての練習を重ねていました。上段位の先輩はきれいに延して行くのを見せてもらってもその極意はつかめません。

「水回し」「延し」に原因ありと言われ、練習を積み何とか穴が開かなくなるころには、特訓が始まり、時間の壁が立ちふさがりました。

 丸出しにしても形、大きさを求めると時間がかかる。切も揃わない、出来ないことだらけで特訓が終わり、

後は自主練のみになった時、出来るだけのことをやろう!と弱点の「切り」「延し」の見直しにパートの時間を割き練習しました。

 当日は失敗がいくつもありましたが、「合格」を頂きとても嬉しいです。実力の程はまだまだ未熟者ではありますが、

引き続きよろしくお願いいたします。これからは楽しく、美味しいそばを目指して打ってゆきます。

■木村 泰夫

 藤田会長、居上教務部長はじめご指導いただきました皆様誠にありがとうございました。

今回は〇藤〇臣の真似をして練習した都度ノートに状況を記録していきました。

 今一度その記録を読み返しますと、初めての粗挽き粉で水回しの方法が良く解らず紙粘土のような状態で破棄が続きました。

なんだこの粉は、「何と難しい粉なんだ」が率直な感想でした。

 私の心の声が「失敗した四段にチャレンジするべきではなかった」とつぶやきましたが、

特訓が始まりご指導いただきました皆様のおかげで何とか切りまで行きつき、後は延し、生舟の入れ方、

そして制限時間など多くの問題が残っておりましたが、最後の最後にやっとクリア?でき、

己を奮い立たせ本番の日を迎えることができました。今後とも美味しい蕎麦を打てるように精進して参ります。

 ■ 冨田 樹

 夏場の3ヶ月間、藤田会長、居上部長をはじめ皆様のご指導ありがとうございました。

ホーム(石狩)での開催とあってプレッシャーのかかる中、当日皆さまからの温かい応援により神風が吹き、合格することができました。

「ローマは一日にして成らず」を座右の銘として今後も研鑽を積み重ね、皆様と楽しく活動して参りたいと思います。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

速報! 五段位、三段位

五段位の認定会は令和41112日、13日仙台市で開かれ当会からは志摩辰也さん、居上栄さんが挑戦され見事合格されました。

 三段位は1120日幌加内町で開催、当会からは辻喜代勝さん、藤井哲夫さん、青木耕一さんが見事合格されました。

 両段位とも全員合格、次号にて5氏のコメントを掲載します。これで、今年の段位認定会は終了です。

段位認定に挑戦されました皆さま、これまで特訓などに係わった皆さまに心から敬意を表します。

来年も好成績になりますようよろしくお願いいたします。合格おめでとうございます。



 

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広報 いしかり 第130号 作業班

2022-08-28 18:50:57 | 会報 いしかり
  受付 計量/清掃 厨房 デモ
8月 3班 1班 2班 4班
9月 2班 4班 1班 3班
10月 1班 3班 4班 2班
11月 4班 2班 3班 1班
12月 3班 1班 2班 4班
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広報 いしかり 第130号 スケジュール編

2022-08-28 18:41:58 | 会報 いしかり
月 . 日 イベント名
9月2日 段位受験者特訓
9月3日 そば道場 市民そば打ち教室
  幌加内新そば祭り、名人戦
段位受験者特訓
9月4日   幌加内新そば祭り
段位受験者特訓
9月9日 段位受験者特訓
9月10日 例会
9月11日 段位受験者特訓
9月17日 段位受験者特訓
9月18日 段位受験者特訓
9月19日 段位受験者特訓
9月23日 石狩四段位技術講習会準備
9月24日 石狩四段位技術講習会
段位受験者特訓
9月25日 例会/役員会例会/役員会
9月30日 段位受験者特訓段位受験者特訓
10月1日 そば道場 市民そば打ち教室そば道場 市民そば打ち教室
段位受験者特訓段位受験者特訓
  指導員指導技術講習会(三級指導員)
10月2日   幌加内三段位技術講習会幌加内三段位技術講習会
10月5日 段位受験者特訓段位受験者特訓
10月7日 全麺協そば道四段位いしかり認定会準備全麺協そば道四段位いしかり認定会準備
10月8日 全麺協そば道四段位いしかり認定会全麺協そば道四段位いしかり認定会
10月9日 全麺協そば道四段位いしかり認定会全麺協そば道四段位いしかり認定会
10月15日 段位受験者特訓段位受験者特訓
  北海道支部高段位別技術交流大会「道北ブロック」北海道支部高段位別技術交流大会「道北ブロック」
石狩紅葉山町内会お土産そば石狩紅葉山町内会お土産そば
サッポロさとらんど新そばフェア、新米フェア
10月16日 サッポロさとらんど新そばフェア、新米フェア
段位受験者特訓段位受験者特訓
  東神楽初・二段位認定会
(東神楽聖台手打ちそば研究会)
10月22日 段位受験者特訓
高嶺ルビー、北早生そば食べ比べ
  地方審査員技術研修会
10月23日   北海道そば大学講座in新得學舎
例会/役員会
10月29日 段位受験者特訓
10月30日 段位受験者特訓
サッポロさとらんどそば教室
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会報 いしかり 第130号

2022-08-28 18:09:32 | 会報 いしかり

   会報いしかり

                                                         第129号(令和 4年8月28日)

                       いしかり手打ちそば同好会  初版発行:平成20年9月13日

                       〒061-3202 石狩市花川南2条6丁目256

                                                           URL:http:blog.goo.ne.jp/it sobo

 

四段・五段を目指す受験者応援投稿 粗挽きの打ち方(指摘解説)

                       志摩 達也

1 そば打ち教本P1001500g粗挽き生粉打ち」荻原敏彦

1)粗挽き生粉打ちの注意点は…

① 水回しを適切に行う。…ひび割れ、麺生地が固くなり、作業が困難

・粗挽き粉の性質は、粒度分布が均等程、難しい。初めに篩で乾燥具合、甘皮の入り具合、空練り時に、水分、ざらつき(分布)を判断し、加水調整をする。

・第一加水が最も大切で、均等に水が回わっているかを確認し、次に進む。

・最後は、これでピッタリと思ったら、手水半分を入れ、多少緩めに調整する。

② 加水量が多くなる。…麺棒が湿って扱いにくい、丸出し、四つ出しの厚さ、形が崩れやすい。

・粗挽き粉では、加水が少ないとひびが入り、それ以上打てなくなるため 多少多めに加水する。

 初めは、麺棒が湿って動かないが、水回し慣れてくると解消する。練習、練習です。

 又生地が軟らかいため、丸出し・四つ出し等は麺に優しく、丁寧に扱い、一度に力を入れず、

 軽く何回にも力を分けて上から延す。いかに厚みを残し、形もそうであるが厚みを優先することに神経を使う 。

③いかだになりやすい。

・加水を適正にすることが第一であるが、打ち粉を多めにし、切りで、一束の量の切る回数を少なくして、すぐにさばき、打ち粉を落し掛かる様にする。

④切りくずが多くなる。

・解消法は、適正加水です。次に延しは上からの圧延に気を付け、決して引っ張ってはいけない、肉分けを丁寧に行い、

 麺帯の上下左右端を真っ直ぐ直し、厚みを均等にし、切りで麺帯を最後まで丁寧に切り揃える。

2)二八と異なる技術‥加水の量の見極め、練り方、麺棒・包丁の使い方の違い

・二八と決定的に違うのは、つなぎによる技術の助けがなく、直接技術レベルがストレートに出る。本来のそば打ちの基本が粗挽き粉対応で、問われる。

 五段を目指すのであれば技術だけではなく、「動きに無駄がなく、品格がある所作・振る舞いを身に付けた上で、個性を表現することも必要だと思う」

・五段位は、認定会で認定する「最高段位」で、審査員・指導員や全麺協役員又地域活性化のリーダーとしての活動にふさわしい品格等が要求されている。

・そば打ちの技能にも、打ち方を見れば、人格・品格のある所作が表現される。

・全麺協の段位技術は、40分以内で行うことから、粗挽き粉の特性を十分 理解し、無駄のない合理的な作業が流れるような手順と動きが必要となる。

・個性の表現とは、個々が取り入れる技術の考え方により、他にない自己表現が、つながりや洗練された動作が美しい所作となって、現わされることである。

 

■初段位合格おめでとう!

6月26日(日)苫小牧市で初・二段位の認定会が開催されました。当会から北村さん、松井さんの2名が挑戦され見事合格しました。喜びの声です。

北村 清彦

この度、苫小牧における認定会で初段位を認定していただきました。

何よりも約一ヶ月にわたる皆さんの熱心なご指導、ご声援のおかげです。心より感謝申し上げます。

実は認定会前日、最後の特訓は悲惨極まりないものでした。初めて使ったそば粉だったこともあり、

水回しがうまくゆかず、それが尾を引いて、麺体に穴を開けるは、たたみに失敗して破いてしまうは、

途中で心折れそうでしたが、叱責されながら、ともかくも最後までやり通しました。

ただこの失敗がかえって良かったのかもしれません。これ以上ひどいことにはならないだろうし、

なったとしても少しは冷静でいられるかもしれないと思ったからです。

その夜は、皆さんに掛けていただいた言葉を思い起こしつつ、

一つ一つの工程を何度もイメージしながら眠りにつきました(おかげで寝不足!)。

当日は、出来はどうであれ、不思議なほど心穏やかに打つことができました。

18名、全員合格」の発表を聞き、ともかくも安堵いたしました。

合格した自分へのご褒美に、妻には内緒で「マイ包丁」「マイめん棒」を買ってしまいました(あっ、バレる!)。

しかし、まだまだ皆さんのアドバイスが自分自身の中で消化できていません。

打てば打つほど次々に疑問や課題が浮かび上がってきます。

それは、ようやく「そば打ち」の入口に立った、ということでしょうか。

どうぞこれからもよろしくご指導を賜りますよう、お願い申し上げます。

そしていつかはこのご恩を何かしらの形でお返しできるよう、研鑽を積んでまいりたいと思います。

松井 道枝

苫小牧市で626日開催される初段認定試験に520日締め切り直前に急遽参加を決め、挑戦しました。

認定試験まで約1か月。教務部の皆様の手厚いご指導・特訓を受ける事が出来ました。

更に4月に合格された方の体験談を聞かせていただきとても参考になりました。

同好会の方々からも色々なアドバイスを受け、無事合格できました。本当に有難う御座いました。

当日 見事に緊張して目の前に試験官が立ち止まった時などドキドキでした。

40分間の挑戦・緊張感・毎回違うそばの出来上がりの難しさ・そば打ちを学びながらの新しい人との出会いを認定会に参加して更に感じました。

これからもよろしくお願い致します。

〇 四段位、三段位の特訓始まる

四段位認定会は108日、9日石狩市で、三段位認定会が1120日幌加内町で開かれます

。四段位には大道裕司さん、木村泰夫さん、冨田樹さん、田村義治さん、田村美知子さん、林昌子さんの6名。

三段位には青木耕一さん、辻喜代勝さん、藤井哲夫さんの3名がチャレンジします。応援よろしくお願いします。

 

〇 ZENLICENSEの各MEISTERの認定

全麺協から令和3年度のPLATINUM SOBA MEISTER500ポイント)に小林国雄さん、

GOLD SOBA MEISTER300ポイント)に志摩辰也さん、小椋修次さん、

SOBA MEISTER100ポイント)に江藤鉄臣さん、森下隆平さんが認定されました。

 

○LINEでお知らせしましたとおり、現在20周年記念誌の準備を進めています。

皆さん当会へ入会してからいろいろな思い出があることと思います。毎月の例会をはじめ、公民館まつり、

町内会やサッポロさとらんどなどでのそば教室、幌加内新そば祭り、各段位認定会、特訓、蕎道塾、

国際交流、ニセコ合宿、せたな合同研修等々たくさんイベントを実施してきました。

そこで皆さんから「私の思い出」について寄稿をお願いします。

文字数などは次のとおりですので、ふるってご応募ください。
文字数:500字程度
締め切り:8月末日
提出方法:小椋さんのパソコンメール、
     渡し等
     oguras@aqua.ocn.ne.jp
募集数:20
 人数を把握したいので、応募する方は小椋まであらかじめご連絡ください。



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会報 いしかり  第129号 イベント情報・当番班(ローテイション)

2022-06-04 23:27:37 | 会報 いしかり

 作業班

  受付 計量/清掃 厨房 デモ
6月 1班 3班 4班 2班
7月 4班 2班 3班 1班
8月 3班 1班 2班 4班

 

 イベント情報(〇は当会事業)

月 . 日 イベント名
6月11日   北海道支部高段位別技術交流大会「空知ブロック」
6月11日 例会
6月12日   奈井江初・二段位認定会
6月12日   十勝初・二段位認定会
6月19日   四段位認定講習会
6月25日   北海道支部高段位別技術交流大会「道東ブロック」
6月26日 例会/役員会
6月26日   苫小牧初・二段位認定会
6月26日   中標津初・二段位認定会
7月2日 そば道場 市民そば打ち教室
7月9日   幌加内初・二段位認定会
7月9日 例会
7月10日   幌加内三段位講習会
7月17日 蕎道塾(変わりそばを打つ)
7月24日 例会/役員会
8月6日 そば道場 市民そば打ち教室
8月13日 例会
8月21日 蕎道塾(粗挽きそば打ち攻略)
8月28日 例会/役員会
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会報 いしかり 第129号

2022-06-04 22:41:07 | 会報 いしかり

    会報いしかり

                                                         第129号(令和 4年 6月11日)

                       いしかり手打ちそば同好会  初版発行:平成20年9月13日

                       〒061-3202 石狩市花川南2条6丁目256

                                                           URL:http:blog.goo.ne.jp/it sobo

 

新年度にあたり 会長 藤田 宜且

新型コロナウイルスの影響で、2月に予定していた総会が5月に延期されましたが、令和3年度事業・決算報告と、

令和4年度事業計画・予算及び役員の改選について事務局の提案通り可決承認いただき心から感謝いたします。

 私事で申し訳ございませんが、昨年末に体調を崩して今年の例会を何回か欠席しまして心苦しく感じておりますが、

体調もほぼ回復しております。この間ご心配、ご迷惑をおかけしお詫び申し上げます。

 2022年は“いしかり手打ちそば同好会”が設立から20年を迎えます。会員も23名から87名(12月現在)の大所帯に、

三段位以上の高段位が55名と半数以上になりました。

イベントも初段位から四段位の認定会を開くことができ、石狩市内の町内会やサッポロさとらんどのそば教室、

幌加内町の新そばまつりなど多くのイベントの開催や支援ができるまでとなりました。

改めて会員皆様のご協力や日頃の研鑽に感謝と敬意を表します。

 当会の聖地も“石狩公民館”から“石狩市学び交流センター”移転しました。

石狩公民館にはいろいろ思い出があり寂しい感じがしますが、当会の20年の区切りの良い年に、

新しい聖地でスタートできることは新たな気持ちで一層の活躍に弾みがつくと感じています。

 最近新聞、テレビなどで見聞きするようになった“SDGs”SDGsとは「持続可能な開発目標」で、

17の目標と169のターゲットから構成されています。

私たちの素人のそば打ちの目標は全麺協の“そば道”かと思います。

一.私たちは、そば打ちの技術を会得しその奥義を極めます。

一.私たちは、そばの歴史と文化を学び、次世代へと継承します。

一.私たちは、そば打ちを通じて五感を磨き、創造力を高めます。

一.私たちは、もてなしの心を育み出会いと喜びに感謝します。

一.私たちは、そば打ちを広め仲間とともに地域づくりに努めます。

一.私たちのそば道は、礼に始まり礼に終わります。

どれか一つ目標をもってそば打ちに精進していただきたいと思います。

今年は20周年、いしかり手打ちそば同好会および会員の皆様にとって、

一層飛躍する年となることを祈念し新年度のご挨拶といたします。

 

〇 合格おめでとうございます

430日初・二段位の認定会が石狩市北コミュニティーセンターで開催しました。

当会からは初段位に永倉さん二段位に三上さんが受験され見事合格されました。喜びの声です。

 

◆二段位 三上 芳信

今年はコロナ禍において、二段位合格のための特訓が、2月からの予定が4月にずれ込み約一カ月間の特訓に変わりました。

大変短い期間での特訓になりやるしかないと言う気持ちでやっていたのですが、内心大丈夫かなと言う思いでした。

認定会前日、午前中は最後の特訓をやり本番に備え合格タイムの確認をしました。

午後からはスタッフ全員で設営にあたり、会場が少しずつできあがっていくのを感じながら、明日大会なんだなと実感していました。

大会当日、午前 第1組目9:40開始でした。昨年初段の時は初めてだったのでかなり緊張しましたが、

今回は流れもわかっていたのでそれほど緊張はしなっかたのですが、水回しの時打ち台に粉が飛びチェック、

水入れが少し不足で固めでしたが、なんとか最後まで完成することができました。

昼食は厨房で美味しい蕎麦とおにぎりを頂き感無量でした。

今回2段位に合格することができ、指導して頂きました先輩の皆様方には本当に感謝しております。

有難うございました。

 

初段位 永倉 吉裕

見事な石狩桜を咲かせよう!教務部長・吉岡さんの激励と特訓に関わる資料が合格の手引きになると心得て、

そば粉の小分けと道具の確認を済ませ、初段位に向けての踏み出しは3月下旬でした。

専属指導の江藤さんや志摩さんからは普段通りにと言われ、手順も思いの外順調で、

例会よりかなり早かった筈が55分……。

動作に無駄が多いので、認定会までには手際よく40分を目指すとの後評と記録表を手渡され、

何とか行けるかと一安心の初日。疲れたのか、知らぬ間に寝入ったのは以後も特訓日の習慣となりました。

初段を目指す!如何に浅はかだったか、何と無謀なことを目指したのか、反省と悔いが交互に訪れたのは間もなくでした。

パン粉状まで遅い水廻し、色は変わっても纏まらないソバ玉、伸ばす肘が悲鳴上げる練り、大きくても凸凹な手延し。

丸出しや四つ出しの厚さ重視などなどの指摘は疎かにしてきた証し!切りの終わりに出来る三角形もです。

そして、一つ前の作業が後々響く!実感です。

いくら息を切らし急いでも時間は縮まらない!待望の記録突破は4月16日特訓12回目の39分50秒が1度だけ。

借りてきた木鉢で水廻し、切板に厚紙を敷いて均等切りの練習を繰り返した成果も出せず最終日も43分の体たらくは情けない!

1週間の練習を考えていた時、本番前日の追加特訓が居上さんの一声で決まりました。勿論、友人との約束は後回しです。

作業工程や片づけの段取りなど、寝ながら何度も思い描いた成果なのか、2回とも39分台!

そして翌日の午前中は2段位に臨む様子を観察したことと三上さんからのアドバイスもあって、

無難に終えた安堵感は格別!いつも叱咤激励を惜しまない辻さんも笑顔です。

兎に角、スタート前から念じていたのは時間勝負!緊張を感じる暇などなく、周りもタイマー以外は目に映らない有様でした。

ありがとうございました!嬉しい誤算、ビギナーズ・ラック、まさに駆け込み乗車に間に合ったような至福を味わうことが出来ました。

喜寿を過ごし特に罹患してからは、段位は無縁としていましたが、幾つになっても目標は大事!

令和4年春の1か月間は手打ちそばへの向き合い方とそば道を求める方々の片鱗を垣間見ることも出来、尚且つ、

お祝いの言葉までも戴けるとは思ってもいない光栄です。

成田さんが編集するホームページ特集は離れて住む子供たち家族にも好評!

特訓中のソバを貰ってくれた隣人や知人からの祝福にも感謝を重ねるばかり……。

これからは、段位挑戦のストレスとは無縁の美味しいお裾分けをと思っています。

〇 20周年記念誌への寄稿を!

LINEでお知らせしましたとおり、現在20周年記念誌の準備を進めています。

皆さん当会へ入会してからいろいろな思い出があることと思います。

毎月の例会をはじめ、公民館まつり、町内会やサッポロさとらんどなどでのそば教室、

幌加内新そば祭り、格段位認定会、特訓、蕎道塾、国際交流、ニセコ合宿、

せたな合同研修等々たくさんイベントを実施してきました。

そこで皆さんから「私の思い出」について寄稿をお願いします。

文字数などは次のとおりですので、ふるってご応募ください。

文字数:500字程度

締め切り:6月末日

提出方法:小椋のパソコンメール、手渡し等

     oguras@aqua.ocn.ne.jp

      募集数:20

 人数を把握したいので、応募する方は小椋まであらかじめご連絡ください。

 

〇お知らせ

・ 新年度役員

平成4年~6年度の役員です。

会  長  藤田宜且

副会長  佐々木六郎、後藤篤雄

事務局長 塚越智

会計監査 海田セイ子、佐々木則子

総務部長 小林国雄、

経理部長 富田樹

資材部長 成田直喜

教務部長 居上栄

事業部長 志摩辰也

道塾長  後藤篤雄

広報部長 小椋修次

 

〇資材部より

・ そば道具の借用について

そば包丁など当会が所有するそば道具については“資材部メンバー”に必ず申し出てください。

借用期間は最大1か月。認定会受験者は認定会終了までとします。

資材部 メンバーをご紹介いたします。

成田直喜

藤野英雄

川村洋一

原口明美

永倉吉裕

以上

 

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会報 いしかり  第128号 イベント情報・当番班(ローテイション)

2021-12-24 22:27:54 | 会報 いしかり
月 . 日 イベント名
1月8日 例会
1月16日 さとの冬まつり(サッポロさとらんど)
1月23日 例会
2月12日 例会
2月13日   北竜三段位講習会
2月26日   そば打ち交流会(空知ブロック)
2月27日   北竜初・二段認定会
2月27日 例会
3月5日 例会
3月13日   北竜三段位認定会
3月20日 例会

 

 ◆ローテイション

  受付 計量/清掃 厨房 デモ
1月 2班 4班 1班 3班
2月 1班 3班 4班 2班
3月 4班 2班 3班 1班
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会報 いしかり 第128号

2021-12-24 21:53:41 | 会報 いしかり

 会報いしかり 

                                                                                          第128号(令和 3年 12月26日)

                       いしかり手打ちそば同好会  初版発行:平成20年9月13日

                       〒061-3202 石狩市花川南2条6丁目256

                                                                                           URL:http:blog.goo.ne.jp/it sobo

 

2021年もコロナに始まり、コロナで終わろうとしています。

当会のイベントもコロナ禍の中で、石狩公民館まつりや石狩文化祭、幌加内新そば祭りなど、

大きなイベントはすべて中止となりましたが、3月14日、15日の三段位認定会や4月24日の初・二段位の認定会、

サッポロさとらんどそば教室、石狩市町内会のお土産そばなど、

会員皆様のご協力を得ながら工夫を凝らしながら実施しました。心から感謝申し上げます。

この状況中で当会の役員会や全麺協北海道支部の事業に新しい試みとしてZoomを使った講習会、

withコロナにおける認定会などを実施しました。

コロナ禍の中でも「何とかしよう」という人間の知恵が新しい時代を築いていく過渡期を垣間見ているようです。

コロナ禍の前の日常には戻らないと考えています。新しい時代の日常がこれから来ると思っています。

当会は「手打ちそば」という先人たちが創り出した約500年続いく手技を、後世に伝えることを使命の一つと考えていますので、

新しい時代が来てもこの手技を次代にバトンタッチする活動を行っていく所存です。

来る2022年は、当会の20周年を迎えます。また、我々の聖地“石狩公民館”が移転します。

2002年、前会長の佐藤昭さんと23名が“札幌手打ちそば愛好会石狩支部”として立ち上げ、石狩公民館を拠点に、

いろんなイベントを行いながら、石狩市民などに認知されている団体となりました。

 役員会では20周年記念の事業を考えていますので、会員皆様の一層のご協力をお願いし、

 年末のご挨拶といたします。感謝!

前号からのつづき四段位合格者の喜びの声です。

 

“四段位への再挑戦”

原田 典子

 2年前、四段位を受験し粗挽き粉を初めて体験し、水回し並びに延しなどの難しさを痛感しました。

結果は不合格でしたが、私としてはいい経験をしたと思っています。

昨年度はコロナ過のため認定会は中止となり落胆しました。

今年度、四段位の認定会を実施すると聞き正直迷っていましたが、

主人から自分で受験するという気持ちがなかったら受験するなとも言われ、

自分の中で格闘し再度挑戦してみようと思い、挑戦することに決めました。

今回の受験に対し藤田会長さん並びに吉岡教務部長さんをはじめたくさんあります方々からご指導いただき、

それと2年前の反省点を自分なりに思い出しながら日々研鑽をしたのですが、

試験当日は2年前と同じく水回しで失敗し、思うようにはいかずまた不合格と思っていましたが、

合格通知がついた時は本当に嬉しかったです。今は、普通粉で楽しく打っています(すごく楽です……)。

最後になりますが、私たち夫婦はいしかりの会員となっていますが、

ここ数年、例会やイベントにも参加もしていないので幽霊会員みたいですが、

今後ともよろしくお願いいたします。

“四段位認定を心して”

 高橋 清好

令和3年元旦 四段位認定の再チャレンジの決意も新たに初詣で氏神様にチャレンジ目標を祈願しました。

実践目標を私の座右の銘である“勇断なき人は事を為す能(あた)わず”としました。

そのため

① 鍛錬場所の確保(知人事務所2階)

② 従前の指導を教訓に水回しなど各プロセスを正しく理解

③ DVDで藤田会長、志摩部長…etcの打ち方を研究

④ 段位認定審査項目を意識しての練習を実践目標に据えた。

しかし、同好会が企画した特訓は、新型コロナウイルス緊急事態宣言で、早々に中止となってしまい

、志を成就するためには自主練に集中あるのみ決意して、最後まで執念を持ち後悔のないよう日々精進しました。

会長をはじめ、教務部長、特訓の指導者、特訓の仲間、

例会等々の皆さまのご指導の下悲願達成できましたことに心から深くお礼と感謝を申し上げます。

 

前を向き続けた五年間”

加藤 宏一

合格通知が届き「良かった」のひと言です。

「ありがとう いしかり手打ちそば同好会」

振り返って見ると2017年幌加内、2018年北竜、2年続けての不合格が悔しくて……此の儘では終われない。

絶対次回は合格を強い意志をもって目指し、自分の弱点の「延し」、「切り」を繰り返し、基本からやり直しの練習を始めました。

残念なことにコロナ過で認定会が2年連続で中止になり自分にとって逆に、

この時間が心身ともにゆとりが出来て、モチベーション向上に繋がりました。

コロナ過で充分な特訓が出来ず、毎日模範ビデオを繰り返し観ながらの自主練習で、少しずつリズム感が湧いてきました。

10月から特訓再開で日増しに体が動くように「水回し」、「延し」、「切り」に力みなく特訓終了できました。

只時間内に実技終了の拳手が心配でした。

会長始め、吉岡教務部長の特訓計画、指導員の皆様の手厚いご指導で念願だった四段位認定証を手にすることが出来ました。

ありがとうございました。

これからは、会の皆様と地域の交流で仲間づくり、自分を磨き美味しいそばを求め、前に進んで活きます。

お知らせ

〇 令和3年新規会員紹介

今年の新規会員を紹介します。

三上芳信さん(2月)、中村富光さん(4月)、山下正志さん(4月)、

松井道枝さん(11月)、北村清彦さん(11月)の以上5名です。よろしくお願いします。

 

〇 全麺協指導員三級任用講習会

四段位の方たちの活躍の場として「三段位講習会」の講師として任用するものです。

これは将来認定会の審査員は五段位が担うこととなることが背景にあります。

講師になるには「指導員三級任用講習会」を受講し、全麺協本部に登録をされた方が対象となります。

講習会は令和4320日苫小牧市で開催の予定です。

 

〇 市民そば打ち教室終わる

連続講座として行っている市民そば打ち教室(全麺協認証そば道場事業)が1218日に卒業式を行い、

終了証として“二級認定証”を授与しました。

仕上げとして12月30日に当会の工房で“年越しそば”を打つ予定です。

来年もこの教室に参加するという意見もありました。なお参加すると一級に認定されます。

〇 サッポロさとらんどそば教室終了

1017日から始まりましたサッポロさとらんどそば教室が1219日終了しました。

来年116日には“さとの冬まつり”が催されますので、ご協力をお願いします。

 

 

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会報いしかり   第127号

2021-11-25 17:52:25 | 会報 いしかり

 会報いしかり 

                                                                                          第127号(令和 3年 11月28日)

                       いしかり手打ちそば同好会  初版発行:平成20年9月13日

                       〒061-3202 石狩市花川南2条6丁目256

                                                                                           URL:http:blog.goo.ne.jp/it sobo

全員合格!おめでとう

 

1023日長万部町で開かれた四段位認定会は当会から受験した7名全員が合格しました。

当日は80名(6名辞退)が受験され56名が合格。合格率は75%でした。

これで今年の段位認定会は初段位から四段位まで全員合格することができました。快挙です。

合格されました皆様心からおめでとうございます!また、受験者をご指導しました皆様お疲れさまでした。拍手……

4段位合格者の喜びの声です。

 

四段位認定合格にあたり” 森下 隆平

10月23日朝6時に高橋さんと長万部町に向けて出発です。途中、中山峠で成田さん、加藤さんと合流して会場へ。

中山峠は雪で真っ白でした。事前にタイヤ交換しておいて正解でした。

  「雪が降り積もった中山峠。吉兆か…」

この日を迎えるまで、藤田会長、吉岡教務部長はじめ特訓でご指導していただきました諸先輩の皆様には

本当にありがとうございました。

コロナ禍で特訓が延期となり各自自主練習を積み重ねて、10月に入りようやく特訓の再開です。

それまでは落ちて当たり前、今回は経験を積めばいいとの思いでした。

でもここにきて先輩より最後まで諦めるな、受ける以上合格を目指そうと言われ、

自分でもやれるだけ最後まで頑張ろうと気持ちの変化がありました。

もう一度自分の作業工程を一から見直しました。

無駄が多く、基本が出来ていない、自分の打ちやすいように打っているだけと気が付きました。

そこで成田さんにビデオを撮っていただき自分の打つ姿を見てガックリ。

姿勢が前かがみ、手前の粉が回っていない、地延しの厚さがバラバラ……挙句の果ては丸出しがハート型になってしまうことも。

時間もなくなり気持ちだけが焦ります。

ビデオに向かって「手前の粉が動いてませんが」「水多いじゃない」「丸になってないよ」「延し過ぎ」とダメ出しです。

自分が思っているのとは違う自分がそこにいました。

自分では大きく回している「つもり」が回っていない、腕を伸ばしている「つもり」が伸ばしていない、

厚さを確認している「つもり」が触っているだけ。

そうです「つもり」だらけの自分がそこにいたのです。

このことに気づいたことは今回挑戦して一番良かったことと思います。 

「決戦前の控室 余裕のいえーい!」

 

“足掛け4年越しでの合格” 成田 直喜

嬉しい~マジに嬉しいです。

そして今でも会長にあの時はゴメンナサイと思う気持ちでいっぱいです。

あの時とは3年前(2018年)の北竜審査会にてまさかの全員不合格~あの時の悔しさは忘れません。

      「2018年 北竜での合格者発表の時の5人」

2021年長万部審査会。

遂に合格しました。それも全員~勿論瀬棚町の原田さんも一緒にです。

前回北竜会場で応援してくださった藤田会長はじめ塚越さん、居上さん、

そして福田さんの何ともいえない悲しい顔?呆れた顔?悔しい顔?が、

今、私の記憶からゆっくり上記3点が消えていきました。

「合格発表時ペンが動かなかった事務局長」

 「なにやってんだぁ~と福田さん」

    「言葉が出ない居上さん」

吉岡教務部長の綿密な特訓計画表を始め、

指導員の皆様の事細かなご指導は非常に有難うございました。

大きく成長する?ことが出来ました。

これからは一緒に合格しましたメンバーはもとより会の皆様と更なる仲間作り、

地域への貢献そして自分作りに努力しそば道を楽しんでいきたいと思います。

 

“まさか……” 山下 正志

人生には「まさか」という坂が用意されている。

「まさか」が、素敵な方に向いてくれた。そば粉とつなぎが踊り始める。

不揃いながらもピンポン球までこぎつくことができた。水回しは何とか通過。

丸出しは、予定の65センチには足りない。ご指導を思い出しながら、ぎこちなく動かした打ち棒。

何とか丸い形は保ってくれている。が、これ以上大きくすると実力が出てしまう……。悩む。

 決めた。小は大を兼ねる!残念ながら、道理に反した奇跡は起こらなかった。

現れたのは小ぶりの麺体。頭の中には、落選通知の文面が霧のように広がる。

 「細く、短く」に方針変更。登山が趣味といえども、麺体に高低差をつけたら面目ない。

ここが最後の砦だ。四隅、中央。ほぼ高低差を無くした。25分経過。打ち粉は少なく。

呪文を唱えながらのたたみ。黒いスーツ姿の審査員の目線が気になる。

「切りべら」を観察している。「次回までには、もう少し腕上げときますので・・・」。

 37分。打ち台の周りを掃除。舟に居を構える蕎麦は、不格好の極み。

「今夜、涙と一緒にすすり込んであげるからね」。

 上手に打てたら、写万部山(長万部町)でも登って帰ろう。

40分が告げられたときにはその気力も失せていた。前夜の氷雨が不吉にココロよぎる。

 心和んだのは、仲間の皆さんと囲んだ「浜ちゃんぽん」。泣きたい気持ちがす~と引いた。

心安い。どれだけ救われたことか。

知らせは「吉」。雲外蒼天。まさかの坂が目の前に。

「いしかりそば同好会」の全ての皆様に感謝。

手厚くご指導頂いた教授陣の御懇情に感謝・多謝。若葉マークの蕎麦人生がまたスタート。

地域に、仲間に、自分に。蕎麦を通して考えていきたいと思います。さらなるご指導のほどを!

 

“四段合格への楽しくて苦難な道” 江藤 鉄臣

「お前の上には四段・五段がおる。なっ?はよ追いつきたい思てるやろけど近道はないねん。

あってもな近道はお勧めせいへん。なるべく時間をかけて歩く方が力がつく。

歩く力はな、大変な方がようつく。よう力つけとけ、今しかできひんことや」この言葉は、

以前NHKの朝ドラで陶芸の師匠が若き陶芸を志す者に発した言葉を、

自分なりにそば打ちの教訓として書き起こしたものです。

まさに自分の力量は自分が一番良く解っている訳で、手打ちそばの技量取得能力が人より数段劣っている自分には、

人より2倍・3倍の打ち込みが必要であると感じました。

「まず汗を出せ、汗の中から知恵を出せ」と、かの松下幸之助が言っていた言葉を実践しました。

とにかく粗挽きそば粉を打ち込んで体で会得し、そして何故上手く打てないのかを頭で考え次に進む。

そんなことを2021年1月から実践し、1023日の受験日前日までに打った回数は235回。

そば粉約350㎏、つなぎ約24㎏、打粉約70㎏と年金暮らしの自分には痛い出費でしたが、

不運にも受験に失敗し来年また受験する時間と労力と経済的な経費を考えると、

何としても合格するんだとアルバイトで粉代を捻出し、家内の理解も得ての挑戦でした。() 

練習には色んな考えがあり、「数打てばいいってもんでない」という意見もあると思いますが……。

コロナ禍で昨年に引き続き、今年も試験に向けた技術指導(特訓)が危ぶまれましたが、

それでも12回程の中身の濃いご指導を頂いたお陰で、念願の二文字「合格」を頂きました。

この場をお借りして、お忙しい時間を割き熱きご指導を頂きました藤田会長、吉岡教務部長はじめ指導員の皆様方、

また日頃より例会等でご指導頂いております先輩、お仲間の皆様本当にありがとうございました。

個人的には今回ようやく三段位を卒業することができましたが、

まだまだ三段位半&四段位の若葉マークを取得した丈であり、

これからが本当の意味で四段位の研鑽が始まるものと思っておりますので、

引き続き宜しくご指導のほどお願い申し上げます。

 四段位合格の喜び声は次号へと続きます。

 

 

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会報 いしかり 第126号 スケジュール

2021-10-15 23:17:58 | 会報 いしかり
月 . 日 イベント名
10月23日   四段位認定会(長万部) ・ サトランド
10月24日   四段位認定会(長万部)
10月24日 例会
10月24日   五段位学科試験
10月30日 そば道場市民そば打ち教室
10月31日 札幌市農業体験交流施設「サッポロさとらんど」そば打ち教室
11月6日 そば道場市民そば打ち教室
11月7日 札幌市農業体験交流施設「サッポロさとらんど」そば打ち教室
11月7日   全麺協北海道支部高段位別技術交流大会決勝
11月13日 例会
11月14日 札幌市農業体験交流施設「サッポロさとらんど」そば打ち教室
11月20日 石狩市第一町内会、中央町内会お土産そば打ち
11月21日 札幌市農業体験交流施設「サッポロさとらんど」そば打ち教室
11月21日   全麺協北海道支部高段位別技術交流大会
11月23日 蕎道塾(新そば&トントン打ち食べ比べ)
11月28日 例会
11月28日   全麺協北海道支部 「地方審査員技術研修会」

 

 

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会報 いしかり 第126号

2021-10-15 22:52:50 | 会報 いしかり

 会報いしかり 

                                                                                          第126号(令和 3年 10月16日)

                       いしかり手打ちそば同好会  初版発行:平成20年9月13日

                       〒061-3202 石狩市花川南2条6丁目256

                                                                                           URL:http:blog.goo.ne.jp/it sobo

そばの出会い” あおき こういち

蕎麦打ちの出合いは、ある年の大晦日に手打ち蕎麦を貰いその日に家族で食べ、家族の感想は“美味しい”の連発でした。

この時の感激が何時かは大晦日に自分で打った手打ち蕎麦を家族に食べさせることができればとの思ったのが最初のきっかけであり、

会社退職後の趣味として楽しく美味しい蕎麦を打ちたい気持ちで「いしかり手打ちそば同好会」に入会させていただきました。

同好会に入会し早いもので4年目を迎え、4月には二段位を取得することができましたのも諸先輩方々からの例会・特訓での指導のおかげであり感謝しております。

打てば打つほど蕎麦打ちの難しさを感じるとともに蕎麦打ちの楽しさを感じています。

四段・五段の先輩方の蕎麦打ちを拝見するたびに「素晴らしさ・美しさ」を感じています。藤田会長が例会で

「同好会は蕎麦打ちを楽しく打つ会であり、その成果が段位取得につなげる」とお話がりました。楽しく打ち、段位取得に努めていきますが、

コロナ禍で蕎麦を打つ機会も少なく、収束し例会で蕎麦を楽しく打てる日がまちどおしいです!

蕎麦は高い食べ物と思っておりましたが、手打ち蕎麦ブーム!会社の同僚・仕事関係者に蕎麦好きが多く年齢を重ねる度に食べる機会が増えてきました。

仕事の関係で転勤や出張で道内各地に行きますと、同僚とお客さんの集まる店に行っては、美味しい蕎麦を食べることが楽しみでした。

私の好きな蕎麦屋さんを数店紹介させていただきます。

TVでも放映されたお店を紹介します。「土曜旅館 北海道そば巡り合い旅(TV)」芸能界の池森秀一氏が車で各地を訪れてお店を紹介する旅番組です。

店主は千葉でサラリーマンをしていた時に蕎麦打ちにハマり、蕎麦の旅歩きからそば粉を集めて自分で打つようになり、4年かけて全国を食べ歩き、

たどり着いたのが士別市多寄町。その理由は、水回しの工程で、“ぱーっと”広がる香りに衝撃を受けたのが多寄町の笠羽農園のそば粉で、

多寄町にお店を開くことに決めたそうです。お店の名は「手打ちそば処 淳真」2009年に開店。

仕事の出張時やプライベートを含め10回以上食べています。最近はコロナの影響で出張に行けていませんので今年は食べられないかもしれません!

そばは、細打ちめん・太打ちめんから選べるので、私が食べるのは太打ちめんの「ぶた肉つけそば」を注文します。

私的には、だしも旨く毎回美味しく食べています(食レポ゚は不得意!)。地元の方はもちろんですが、出張の方も多く訪れています。

道東方面では、釧路市の「玉川庵」で、新鮮で大きな牡蠣が5個!乗った「牡蠣蕎麦」がお店の売りです。

値段は高めですが、牡蠣も美味しいですが麺は太目で私の好きな蕎麦です。もう1軒は、厚岸町にある明治38年創業の蕎麦屋「玉川本店」です。

人気真ニューは「皮かしわそば」で鶏肉の皮を使用していますので少しかたい食感で、皮かしわの量はたっぷりです。

麺は細くて緑色、かしわのダシも引き出ているせいか、とても美味しいです。

日高エリアでは、日高門別町の「いずみ食堂」です。メニューも多く裏メニュー的な「カレーライス」は昔懐かしい味だそうです!(私は食べたことがありません)。

休日には、奥さんと食べに行きます。(実家が近いため)つゆが美味しいと奥さんは言っており、つゆを1Lテイクアウトしている友人もいます。

私は、麺が独特で色々な麺を食べましたが一番好きな麺です。何時も「タコのかき揚げ蕎麦」、

奥さんは「ゴボウのかき揚げ」を食べます。サービスの「自家製の漬物」はとても美味しいです。

夏は観光客、門別競馬場が近くにあるため、競馬関係者の方が多く来店しています。休日の昼時は満席で外に並んでいます。

近くには「ラーメン屋」「蕎麦屋」があるんですが・・・・

4軒の蕎麦屋を紹介しましたが、上手く紹介できませんのでネットで確認頂ければ幸いです!           20219

お知らせ

新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が解除されましたが、北海道では、秋の再拡大防止特別対策が実施されています。

このような状況下で、当同好会および全麺協北海道支部のイベントも中止や、変更など対策を実施していますのでお知らせします。

〇 例会
10
24日(日)から再開します。令和3年度産の“新そば”は11月の例会から用意できそうな状況です。

〇 サッポロさとらんど
10
16日~17日「新そば・新米まつり」、1031日~1219日「そば打ち教室」を予定どおり実施します。

〇 市民そば打ち教室
10
30日から再開します。

〇 いしかりそば工房
当面の間利用人数を3名までとします。申し込みは志摩事業部長までお願いします。

〇 町内会お土産そば打ち
例年実施していました町内会のそば打ち体験等については、昨年同様「お土産そば打ち」として行います。

〇 北海道支部の動き

・ 地方審査員講習会:11月28日にせたな町で開催します。

・ そば大学:中止となりました。

・ 五段位学科試験:1024日滝川市で開催します。

・ 高段位別技術交流会「全道大会」:1121日北竜町で開催します(このイベントは、道支部の新たな取り組みとして三段位以上の高段位者を対象とした競技会。

(定員三段位24名、四段位24名、五段位10名)。

・ 四段位認定会:1023日~24日長万部町で開催。

  当会からは成田直喜さん、加藤宏一さん、江藤鉄臣さん、森下隆平さん、高橋清好さん、原田典子さん、山下正志さんが受験します。

 

トピックス

〇 令和3年724日そば道四段位・五段位認定講習会が石狩北コミュニティセンターで開催されました。

100名の参加者で熱心に講師の話に耳を傾けるほか、活発な質問や意見があり皆さんのそば道に対する熱意を感じられました。

 

 

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会報 いしかり 第125号 スケジュール

2021-07-10 19:03:09 | 会報 いしかり

例会時 当番班 

  受付 計量/清掃 厨房 デモ
7月 4班 2班 3班 1班
8月 3班 1班 2班 4班
9月 2班 4班 1班 3班

 

10月までのスケジュールです

7月10日 例会  
7月11日   三段位受験者講習会 幌加内町
7月24日 四段位認定講習会 石狩花川北コミュニティセンター
7月25日 例会 石狩市公民館
8月7日 そば道場市民そば打ち教室②  
8月21日   全麺協そば道四段位受験者講習会 長万部町
8月22日   全麺協そば道四段位受験者講習会 長万部町
8月22日 例会 石狩市公民館
8月28日 そば道場市民そば打ち教室③  
8月28日   全麺協北海道支部高段位別技術交流大会予選会
(空知ブロック)全麺協北海道支部高段位別技術交流大会予選会
北竜町
9月11日 例会 石狩市公民館
9月12日 すまいる石狩そば打ち訪問 すまいる石狩
9月19日 蕎道塾(郷土そば打ち体験) 石狩公民館
9月26日 例会 石狩市公民館
10月2日 そば道場市民そば打ち教室④  
10月2日 石狩市第五町内会そば打ち訪問 石狩市花川三条会館
10月2日   地方審査員研修会 せたな町せたな町せたな町
10月3日 石狩市睦美町内会そば打ち体験 石狩市睦美町内会館
10月3日   日本そば大学講座北海道學舎inせたな せたな町
10月9日   全麺協北海道支部高段位別技術交流大会予選会
(道央ブロック)全麺協北海道支部高段位別技術交流大会予選会
江別市
10月9日 例会 石狩市公民館
10月12日 茨戸ライラックハイツそば打ち訪問 茨戸ライラックハイツ
10月16日 サッポロさとらんど新そば・新米フェア サッポロさとらんど
10月16日   全麺協北海道支部高段位別技術交流大会予選会
(道北ブロック)全麺協北海道支部高段位別技術交流大会予選会
東神楽町
10月17日 サッポロさとらんど新そば・新米フェア サッポロさとらんど
10月17日 札幌市あいの里1条3丁目町内会そば打ち体験 石狩公民館
10月17日   東神楽町初・二段認定会  
10月23日 石狩市第三町内会そば打ち体験 石狩市花川南第一会館
10月23日   四段位認定会 長万部
10月24日   四段位認定会 長万部
10月24日 例会 石狩市公民館
10月31日 札幌市農業体験交流施設「サッポロさとらんど」そば打ち教室 サッポロさとらんど
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会報 いしかり 第125号

2021-07-10 18:40:16 | 会報 いしかり

 会報いしかり 

                                                                                          第124号(令和 3年 7月10日)

                       いしかり手打ちそば同好会  初版発行:平成20年9月13日

                       〒061-3202 石狩市花川南2条6丁目256

                                                                                           URL:http:blog.goo.ne.jp/it sobo

エッセイ『道』  匿名

どこにも道があり、どこにも道ができ、そして誰もが自分の道を持っている。

先の見えない道は恐ろしくもあり、希望でもある。道は果てしなく、

どこまでも真っ直ぐという道など殆どない。だから人生に例えられる。

華道、茶道、剣道、柔道、弓道、合気道、書道、釣道、仏道 ・・・ 然り。

杖道、新体道、躰道、修験道なんていうのもある。

剣術や柔術、茶の湯、書に「道」がつくのは明治以降だといわれている。これらに「道」を付けたのは何故だろう。

晴れた日のクリニックの待合室。何気に手にした情報誌には次のように書かれてあった。

「貴族・武士階級が担っていた文武の芸を一般民衆が担うようになったときに、

教育(知育・徳育・体育)効果を重視して「道」と定義付けを行ったのが始まりではなかったのではないか」。

また、別の日の別のクリニックの待合室で手にした情報誌には、「歌舞伎や能に「道」がついていないのはなぜか。

明治以降も一般人が嗜むものではなかったであろうし、教育目的とはされなかったため、

「道」をつける必要がなかった」と書かれてあった。

他にも「道」がつくのはある。「道の駅」もその一つ。ドライブに出掛けた折に便利に利用させてもらっている。

昔、旅人が馬や駕籠などを乗り換え、いろいろな情報を得、休憩する場所 を「駅」と呼んでいたことは周知のとおりである。

そして、「そば道」。平成2733日、全麺協において「そば道 基本理念・憲章」の制定が決議された。制定されて今年で6年目を迎える。

「そば道は手打ちそばを通じて自らを高め、心豊かで潤いのある人生を歩み社会に貢献することです。 」(基本理念)。

「憲章」はこのように謳っている。

一.私たちは、そば打ち技術を会得しその奥義を極めます。

一.私たちは、そばの歴史と文化を学び、次世代へと継承します。

一.私たちは、そば打ちを通じて五感を磨き、創造力を高めます。

一.私たちは、もてなしの心を育み出会いと喜びに感謝します。

一.私たちは、そば打ちを広め仲間とともに地域づくりに努めます。

一.私たちのそば道は、礼に始まり礼に終わります。

                         

「そば道基本理念・憲章」を空()んじている会員はどの位いるのであろうか。

そういう私も書くにあたって、改めて見返した次第である。

 「全麺協」「公認マーク」「そば道」が商標登録されたのは何れも昨年のことであり、

「そば道」が華道・茶道同様広く世間に受け入れられ、確固たる地位を築くには、

相当の時間が掛かるであろうことは想像に難くない。身の引き締まる思いである。

意外なところに「道」という字が使われているのはご存知であろうか。報道である。

「道」には「いう」という意味があるようだ。

あまりなじみのない意味のように思えるが、漢文では「道」と書いて「いふ(言う)」と読ませるそうだ。

「道」のもともとの意味は「とおるところ」。

少しずつ意味が広がって「道理」「教え」といった意味も広義として追随されてきた。したがって、

「報道」は「言い知らせる」との意味で、社会のできごとなどを広く伝えること、ということになるのであろうか。

エッセイのつもりで書き出した「道」。

題材としての不安はあったが、エッセイとしての文字数の範囲内で収めることができたことは嬉しい。

    

三段位、初・二段位認定会

3月、4月と続けて開催しました「全麺協そば道段位認定技能審査認定会」は、

当会および分けいしかり札幌星置そば道場からの受験者全員が合格しました。

おめでとうございます。

10月には四段位認定会が予定されていますので、これも全員合格を目指して精進しましょう。

当会からの合格者の喜びの声です。

 

〇 三段位合格

お陰様で皆さんと共に、三段位に認定され大変喜んでおります。

また私の都合に合わせ特訓の日を調整して下さり申し訳なく思っております。

不出来な生徒で先輩達をやきもきさせたと思いますが、忍耐強く指導して下さったことを心から感謝しております。

三段位をめざす目的を達成し、美味しいそばが食べられ、衰えた体力も徐々に回復しつつあり、一石三鳥の成果がありました。

蕎麦打万歳!  田村 義治

 

今回は、二段の時とは比べものにならないほどプレッシャーがありました。

できないところが次から次へ出てきて、寝ても覚めてもソバ打ちのことばかり考えていました。

同時に、教えて下さる先輩たちの思いに応えたいという気持ちも日増しに強くなっていきました。

本当に指導して下さった先輩達に感謝の気持ちでいっぱいです。

次第に、体力的にも厳しくなっていくと思いますが、これからも、

大好きなソバ打ちから離れず多くのことを学んでいきたいと思っています。

田村 美知子

 

〇 初段位合格

いしかり手打ちそば同好会の皆様にサッポロさとらんどの「そば打ち講座」の講師をお願いして10年。

受講者にマンツーマン指導と、そば打ちの楽しさを伝承していただき、

どんどん上達していく様子を身近に見るにつけ、窯番をしながら羨ましく思っておりました。

令和2年冬期改修工事の際、特訓日に休みを合わせやすい事もあり、

チャンス!!と軽い気持ちで初段受験の為入会しましたが、甘かった・・・時間関係なくのんびりそば打ちをしていたので、

時間配分には手こずる、包丁を持つ手に力が入りすぎる、癖になっている落とし切りが直らない、など問題山積み。

声掛けや応援して頂いた皆さま、熱心にご指導いただきました先輩方、本当にありがとうございました

令和3年コロナ禍の中での認定会を細心の注意を払いながら開催していただいた事が有難く、受験できた事に今はホッとしております。

きっと、これからもっともっと壁にぶつかっていくと思いますが、今後とも皆様のご指導よろしくお願い致します。     

 福島 ゆかり

 

昨年の市民そば打ち教室に参加し、12月にいしかり手打ちそば同好会に入会しました。

イベント情報を見て4月に初段位認定会があるのを知り、受けてみたいと思い挑戦することにしました。

きっかけは、昨年の市民そば打ち教室で、最後に年越しそばを打てたことが自信に繋がり、

何とかできるのではないかと思うようになった。ところが、コロナの関係で実際そば打ちを始めたのが3月の末で、

約一カ月間、特訓、特訓の毎日でした。中々規定時間内で終わることができず、プレッシャーも相当ありましたが、

大会の一週間前位から時間内に収まるようになり、合格することができました。

熱心にご指導して頂きました先輩の皆様方には本当に感謝しております。有難うございました。    

 三上 芳信

トピックス

〇 新型コロナウイルス感染の長期化状況に伴う石狩市医療従事者への支援活動

711日当会と石狩公務サービス、ワッフルクラブとの共催で、

新型コロナウイルスの治療に懸命に努力している医療従事者に、

感謝の気持ちを伝えるためそば粉のシホンケーキ200個をお届けしました。

なお、贈呈式については、511日付けの北海道新聞に掲載されました。

〇 四段位受験者特訓スタート

四段位受験の特訓がスタートしました。期間は73日~1017日で14回開かれます。

認定会は1023日、24日に長万部で開催の予定で、当会からのエントリーは次の10名の方々です。

成田直喜さん、加藤宏一さん、江藤鉄臣さん、田村美知子さん、森下隆平さん、

高橋清好さん、大道祐司さん、林昌子さん、山下正志さん、原口 明美さんです。

〇 石狩市民手打ちそば教室開講

令和3年石狩市民手打ちそば教室が開講しました。今年は5名の方が受講され、73日~1230日の間に7回予定されています。

〇 例会の再開

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、515日から620日まで石狩市公民館の利用ができないことから

例会が中止となっていましたが、627日の例会が再開されました。

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会報 いしかり 第124号

2021-05-06 23:37:40 | 会報 いしかり

 会報いしかり 

                                                                                          第124号(令和 3年 5月8日)

                       いしかり手打ちそば同好会  初版発行:平成20年9月13日

                       〒061-3202 石狩市花川南2条6丁目256

                                                                                           URL:http:blog.goo.ne.jp/it sobo

◆三段位合格おめでとうございます 会長 藤田 宜且

昨年3月に開催予定の当会主管の3段位認定会は、新型コロナの影響により1年遅れの去る3月20日、21日に開催することができました。

開催にあたりご協力賜りました、全麺協北海道支部をはじめ、審査員、運営スタッフなど関係者皆様に心から感謝申し上げます

。ありがとうございました。

受験者の皆様には何回も開催延期の知らせがあり、受験へのモチベーションを保つことが難しかったことではないかと思っています。

しかし、このことは一生心に残る認定会になることと思っております。

313日の苫小牧認定会と今年の3段位を受験された全員合格されたことは誇りに思っています。

そばを打つにあたって、家族や友人の笑顔を見たい、技術の伝承や自己研鑽、仲間づくりなど皆さんがそば打つ理由は

それぞれだと思いますが目標に向かっての研鑽をご祈念いたします。

4段位、5段位、6段位へとまだまだ先がありますので、是非挑戦してください。

〇 合格された方々からの喜びの声です

いしかり認定会で無事3段位に合格できました。吉岡教務部長様始めご指導いただきました皆様に感謝いたします。

ありがとうございました。本来なら昨年受験予定でしたが、コロナ禍による認定会中止で今回の受験となりました。

でもこの1年間は私にとっては貴重な時間でした。昨年に比べてもかなりの数も打ち、

今まで出来なかったことも少し出来るようになり、技術が追い付かないところも見えてきたところです。

今後ともよろしくお願いいたします。      森下 隆平

 

昨年の認定会が中止になり約13か月……試練がやっと終わりました。

特訓の際は多くの先輩に厳しい中にも愛情のこもったご指導賜り心より感謝申し上げます。

また、コロナ禍の中での認定会設営、運営頂きご苦労様でした。ありがとうございました。

三段位になったので自分の技量に自信をもって同好会行事に参加して

多くの人達に「手打ちそば」の楽しさを伝えて行きたいと思います      大道 祐司

 

500g増量は、高く厚い壁となった約2ヶ月の特訓期間でした。

吉岡教務部長をはじめ諸先輩方々より初段位・2段位以上に熱心な温かいご指導を頂き

、又同期の松永さん、佐々木さんに励まされ、なんとか合格できました。ありがとうございました。

認定会ではかなりヤンチャなそばを打ってしまったと反省しております。

「美味しく、きれいな蕎麦」をめざして、これからも皆さんからのご指導を仰ぎたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。

        冨田 樹

 

コロナ禍で大変な時期に藤田会長をはじめ塚越事務局長、スタッフの皆様のおかげで無事技能審査を開催して頂き

有難うございました。本来であれば昨年3月に予定されていた段位技能審査が延び延びなり気分的にも滅入って段位取得をほぼ諦めておりましたが、

吉岡教務部長をはじめ教務部皆様の休日返上の熱き指導により私のやる気もMAXに上昇、無事三段位に昇段することができました。

心から感謝申し上げます。これからも諸先輩のご指導を頂きもっともっとおいしいそばを打っていきたいと思います。     

 木村 泰夫

 

今回の石狩手打ちそば同好会の3段特訓には希望して、入れてもらいました。

例会にも殆ど参加していませんでしたが、ぜひ仲間に入れて頂いて、皆さんの熱意を、頂いて発奮したいと思いました。

特訓初日打ち台、指導者が、決まり打たせてもらいました。特訓日だからと気を引き締めて望みましたが、

他の受験者がすでに終わっても、まだ途中のありさまでした。皆さんはほぼ制限時間で終るプロセスが既にできている。

私はいかにマンネリ、のんびりそば打ちをしていたか、思い知りました。が、どうすれば時間短縮できるか分らない。

とにかく練習 1分でも早く仕上げる事を目標にと思いました。「妥協も大事」「時間は待ってくれないから」とアドバイスもいただきました。

改めて石狩の特訓に参加させてもらえた事ありがたく思いました。皆さんに暖かく受け入れて頂き、時間内に終わらなければどうにもならないと、

叱咤激励、出来るんだからと優しく背中を押し勇気づけて頂き、本当にありがたかった。感謝です。

何度タイムを計ってもらってもオーバー、制限時間がネックです。

デモ打ちで模範演技を見せてもらって、早い、きれい、と感心して見ても自分のスタイルには結びつけられず、

数打つ事、出来るまで何度でも繰り返す事が大事と自覚。認定会場で準備をしながら

、「落ち着いて」と自分に言い聞かせ道具の確認をして待機。何とか工程毎の時間に間に合い切に入りました。

まあまあかなと思ったものも、最後の切り、並べが雑で「しまった」と思ってもどうにもならず、先に進み片づけに入る。

何とか時間内に収める事が出来たが、心残りは切の最後、これが現実、実力だと実感しました。これからは、

安定したそば打ちが出来るよう先輩方の技,姿勢を見習い,精進して行きたいと思います。

諦めず熱心に、ご指導いただきました諸先輩方々、何かと声をかけ応援して頂いた皆さま、本当にありがとうございました。

林 昌子

三七一日待った三段位認定会  事務局長 塚越  智

去る、320日、21日の両日、石狩にて三段位認定会無事終了しました。

これは、令和2314日、15日開催の認定会が、コロナウィルス感染症のため、371日延期を余儀なくされ開催をしました。

この間、運営事務局はもとより、受験者69名(当日受験者51名)の皆様は、1年間モチベーションを維持しながらの認定会でした。

 コロナ禍における認定会ということで、全麺協専門チームによるwithコロナにおける認定会ガイドラインを作っていただき、

本当に感謝いたします。このガイドラインが無ければ、認定会の運営はできなったと思っております。

当日、受験された方たちは、長かった1年を思い、受験できる喜びを顔いっぱいに表していたのが印象的でした。

 運営上も、色々改善されており、衛生面については、afterコロナでも今後必要なことではないかと思っております。

ただ、残念なのは、成績の発表が郵送ということで、受験された方も、運営側も何かもどかしい感じがあります。

メールを使うとかfacebookを利用する等して、いち早く結果を発表する方法の必要性を感じました。

今回の認定会では、審査会場に入場できる方を限定するため、当日の審査員・スッタフ・受験者には、

”青色リボン”を付けていただき、このリボンが無い方は会場には入れないという制限をしました。

これにより、会場も限られた人数となり、入場制限には効力があったと思っています。

以下この度の認定会について数字での報告をします。  

                             

認定会受験者

当 初69名(令和2314日・15日)

延 期68名(令和2822日・23日)

実 施51名(令和3320日・21日)

合格者43

合格点75.0点、最高点82.2

最後に当会の受験者について紹介します。

木村泰夫さん、大道祐司さん、田村美知子さん、田村義治さん、林昌子さん、森下隆平さん

6名全員がそば道三段位の認定を受けました。

本認定会より、1週間前に苫小牧で開催された令和2年度の認定会では、

松永暘一さん、冨田樹さん、佐々木良己さんも認定を受け、当会では三段位9名全員合格です。

また、分いしかり札幌星置そば道場からは、いしかり認定会では、

阿部廣士さん、岡部孝夫さん、浜田文弘さん、林田良文さんが、苫小牧認定会では菅野陽平さんが認定されました。

皆様三段位認定おめでとうございます。

更に、上位を目指して頑張ってください。

速  報

424日(土)石狩市花川北コミュニティセンターで「全麺協そば道段位認定技能審査初・二段位いしかり認定会」が開催されました。

初段に16名、二段位には17名がエントリーされました。

当会から初段位受験に福島ゆかりさん、三上芳信さんが。

分いしかり札幌星置道場からは糸谷秀樹さん、猪口雅之さんが受験されました。

二段位には当会から辻喜代勝さん、青木耕一さん、

星置道場からは大野耕一さん、増山洋一さんが受験され、各段位全員合格されました。おめでとうございます。

詳しくは次号でお伝えします。

例 会

3月から再開しました例会は、三密を避け、マスク着用、消毒などに配慮しながら行っています。

食事は無く少しもの足りない感じがしますが、皆さんに会えることは感慨深いものがあります。

新型コロナウイルス変異株が急拡大しています。今後の状況では例会など当会事業も対応を考えなければなりません。

そば粉などの購入だけでもいいですのでご参加お待ちしています。

作業班

 

 

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会報 いしかり 124号 スケジュール

2021-05-06 23:22:21 | 会報 いしかり
月 . 日 イベント名
5月8日 例会
5月9日   第17回北海道支部総会第
5月21日 蕎道塾(そば製粉を学ぶ)
5月23日 例会
6月5日 そば道場市民そば打ち教室①
6月6日   奈井江初二段認定会
6月12日 四段位・五段位認定講習会
6月12日 例会
6月12日 四段位・五段位認定講習会
6月12日   十勝初二段認定会
6月26日   全麺協北海道支部高段位別技術交流大会予選会(道東ブロック)
6月27日 例会
6月27日   苫小牧初二段認定会
中標津初に段認定会
6月27日   一般社団法人全麺協第8回定時社員総会
7月3日   全麺協北海道支部高段位別技術交流大会予選会(道南ブロック)
7月9日 そば道場市民そば打ち教室②
7月10日   幌加内高校初二段認定会
7月10日 例会
7月11日   三段位受験者講習会
7月18日 蕎道塾(そば打ちの技術)
7月25日 例会
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