一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2262  白菜をメリメリと割り厨事  さくら  

2022年03月22日 | 

  この句は、白菜を裂く時に発する音を擬音語「メリメリ」と表現することによって、説得に成功している。作者のもう一句

ザリザリと我先潰す霜柱  さくら

 人が靴で、霜柱が踏み潰される時に出る音を、擬音語「ザリザり」と表現して成功している。経験者なら誰でも分かる適切な表現が高得点の理由だ。

➀人や物の動き、➁音や声、③人の感覚や気持ちを表現する言葉を、擬態語、擬音語、擬声語などという。

➀ぐずぐずしている、ころころ転がる、➁ざあざあ降る、げらげら笑う、③いらいらしている、ぼんやりしている・・・などである。フランス語では、オノマトペともいう。

 「ホーホケキョ」「ワンワン」なども一種の擬音語で、日本に育つとそう聞こえてしまうから実に不思議である。

ハコベ(繁縷)


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