一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1342   秋葉遊石俳句集 6

2014年10月11日 | 秋葉遊石俳句集

蛍の光らぬ方へ誘われ

 

彼岸花忘れることは罪ですか

 

薔薇崩る身を知る雨に身を委ね

 

カンナ燃ゆれど切に待ちたることもなし

 

忠魂碑覆う万朶の櫻かな

 

さんざめく人込みに入り春を聴く

 

万緑や跡形も無し負の記憶

 

径問へば麦秋の人口ごもり

 

来し方の夢のかけらや冬花火

 

永らへて死は一瞬の蝉時雨


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