一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1727   ヘルメット目深に走る盆の僧   豊春

2016年08月29日 | 

 僧衣(法衣)を着てバイクに乗った僧侶は、どうも似合わない。和服と、例えば革靴がちぐはぐなのと同じだ。僧侶が平服でパチンコ屋から出てきたら、たぶん私はがっかりするだろう。一市民の私がそう思うのだから、僧侶とは、社会的に結構大変な職業ではないのか。

 作者が「目深に走る」としたのは、暑い最中バイクで檀家を回る盆僧への、ちぐはぐ感と同情が入り混じっているのではないか、と想像したのである。

サルスベリ(百日紅)

白いのにね。何でも作っちゃう日本人。

 


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