goo blog サービス終了のお知らせ 

一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1029  母想ふ吾が誕生日天の川  稱子

2013年09月14日 | 

 作者によれば、彼女は「自分の誕生日に、毎年必ず母親の墓参りをする」という。作者自身も母であり、お産の体験があればこそ、なるほど自分の誕生日に自分を産んでくれた母をお参りするのは、当然のことかもしれない。 

ところが、お産が大変なことだと頭で理解していても、男には経験がない。だから私は、俳句よりも彼女の言葉に驚いてしまったのである。

この句の季語「天の川」は、彦星、織姫が年一回しか会えない七夕伝説を連想させる。娘が母を想う気持ちは、息子が母を想う気持ちより深いのかもしれない。

オトコエシ(男郎花)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1028  チンチロリン宿... | トップ | 1030  ちちろ鳴くキッ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

」カテゴリの最新記事