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一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

138   大寒の白鎮まれる休み窯    鬼房

2011年01月27日 | 

この句は、全く意味が分からない。

 

 分からないのは、①白とは何のことか?例えば雪の白?それとも、白磁などの焼き物の白?

 

②どこで切れているか、それとも切れていないのかも、分からない。

大寒の白 / 鎮まれる休み窯」と詠むのか、「大寒の白鎮まれる / 休み窯」と読むのか?

つまり、鎮まれるのが「白」なのか、「休み窯」なのか?

 

この句、角川の「第三版俳句歳時記」に載っているのだが、選者は分かっていたのだろうか?

 

どこも切れていないとして素直に読むと、

「大寒という寒さが最も厳しい今日の日の白が鎮まっている、休み窯であることよ」

 

チンプンカンプンである。鬼房さん、又は誰か、教えてちょうだい!!

 


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Unknown (2gawa)
2011-01-27 20:50:16
こういう疑問は頭にこびり付きますね!
一日中、??思いだしては????
とうとうネットで検索を重ね、作者は佐藤鬼房(オニフサ)岩手の俳人と言うところまで分かりました。
「白」で形容する言葉も検索、そのうちで、窯から推理して「灰」はどうでしょうか?

実際に窯をお近くにご覧になっていて、窯の灰は休んでいる時白く鎮まる感じなのでしょうか?
河井寛次郎の旧宅で古い(休んだままの)窯を覗いたことがありますが、そう言えば白いと言えなくもなかったような、、

今日は575の切れ具合も鑑賞力の内と勉強になりました。そのうえ鬼房という作者と作品を知ることも出来、充実した一日を頂きました。
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お主、なかなかやるな! (issyo k)
2011-01-31 06:39:28
2gawaさま

灰とは、思いつきませんでした。確かに可能性はありますね。

鬼房氏は、俳句における色彩認識があいまいな人だったので、灰色を白と表現したのかもしれませんね。


大寒の白と言えば、第一に雪を想像します。しかし、わざわざ「白」とぼやかすでしょうか?
・・・・遊び心でぼやかすかもしれませんね。

第二に焼き物の白を想像します。白磁、乳白など、様々な釉薬がありますから・・・・

次第に、鬼房氏に遊ばれているような気分になってきました。

「お主、なかなかやるな!」というような楽しい気分です。

  

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