一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2274  ふんわりと産毛残して巣立ちたり  歩智  

2022年06月14日 | 

(ふんわりと うぶげのこして すだちたり)

  以前私は、野鳥のための巣箱を作った時山雀が入り、その子育てを遠くから見守ったことがある。又、犬柘植など、木を剪定していて巣を発見したこともある。しかし、巣立ったばかりの鳥の巣を驚かしてはいけないと思い、覗いたことは、一度もない。

 さてこの句、産毛を残した動物はなんだろうか。鳥類と考えるのが普通だろうが、毛のある哺乳類なども候補ではある。一応鳥類として考えると、第一候補は燕、二番目は雀、三番目は鴉、つまり私達の身近にいる鳥達である。つまり、こういう俳句が作れるのは、身近に野鳥がいるということだ。

 最近は、巣箱に小型カメラを付けて、パソコンで観察できるようになったらしい。便利になったものだ。

タツナミソウ(立浪草)


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