一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

993  夜蝉鳴く眠れぬこともあればなり

2013年08月04日 | 

 蝉は夜も鳴く。勿論昼のようには鳴かない。「じじっ」と鳴くのである。それは寝ぼけているようにも聞こえるし、蝉亭主に「うるさいわねー、眠いのに」なんて蝉女房が言っているようにも聞こえる。ヒグラシとかアブラゼミとかは、音色で判別もできる。

 暑苦しくて眠れぬ夜ならば、「油蝉よ、お前も眠れぬ夜を過ごしているのか」と共鳴できるし、又、あと数日の命と絶叫する蝉と、あと数年or数十年かもしれない私の命と、余生はそう大して違わないのだ。

オトギリソウ(弟切草)  オトギリソウ科オトギリソウ属 の 多年生植物。

名前の由来は、この草を原料にした秘薬の秘密を漏らした弟を兄が切り殺したという

平安時代の伝説によるもの。


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