「胎内記憶」には、胎内に入る以前の記憶、胎内での記憶、出産時の記憶などが含まれるらしい。インターネットで検索すると、我が子から胎内記憶の話を聞いた母親の体験談が、結構公開されていて驚く。普通は、3才を過ぎると記憶は消滅してしまうらしいが、確か三島由紀夫も産道を通った時のことを覚えている、と言っていた。
さて、「胎内記憶」と季語の「紅花」との関連性は判然としないが、紅花は薬や口紅、衣類などの染料としても使われ、又種から絞った食用油は市販されている。源氏物語では、紅花の別名「末摘花(すえつむはな)」が女性のあだ名として使われているそうである。