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一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1516 第225回 5月 岩戸句会

2015年06月02日 | 岩戸句会

秩父路の水子地蔵や鯉のぼり     稱子

騎馬戦の孫は前足風光る

 

お通じの心配無用鯉のぼり      炎火

ミディアムで三百グラム立夏哉

  

山雀の留まりし薬缶転がれり     豊春

冷し酒たらこ烏賊刺山葵漬

    

起重機の吊上げし富士五月晴れ    歩智

あじさいの五彩極めり朝の庭

 

何時よりか冷酒酌み合う友のゐて   章子

ときめきがちょっと欲しいな五月晴

 

夏まつり皮むき蜜柑の香具師の技   鼓夢

新緑や旧友と紡ぐ半世紀

 

冷酒や兄に少しのお説教        薪

石清水ペットボトルの口小さき

  

冷酒やグラスの向こうに影ふたつ   一煌

初恋は遥か彼方のアイスティー

 

夏実生熟せど獲れぬ高齢者      余白

警官が作りし巣床ヒナ巣立つ

 

初夏の少年走らす撮影隊       雲水

年頃となりし娘や桐の花

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