一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1327   栗一列に並べる面白くない   遊石

2014年09月24日 | 

 今まで生きてきた人生を、「面白かった」と真実言える人は、どのくらいいるだろうか。仏教では、四苦八苦の筆頭が「生老病死」の「生」であり、人は生まれた瞬間から「苦」が始まっている、と言っている。たとえ、どんなに楽しかった人生でも、終わりには老病死という「苦」が待っている。

 しかし、大きな金を得、地位を得、名誉を得て人生を楽しんだ人ほど、晩年は苦しいかもしれない。逆に苦労が多く、つらい人生を歩いた人の方が、面白い晩年を過ごすのではないだろうか。

 生まれや育ち、その後の貧富や貴賤などに関わらず、どんな人も究極プラマイゼロに違いない。

オトコエシ(男郎花)

コメント
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