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一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

639  それ以上それ以下もなしあっぱっぱ   さくら

2012年07月10日 | 

  あっぱっぱの語源は、和製英語のup a parts だそうである。まだ普段着が和服の時代の、大正から昭和にかけて流行したそうである。夏用の木綿のワンピースで、簡易服、清涼服とも呼ばれた。洋装化の代表的存在で、女性解放に寄与したとも言われている。

この句、「それ以上」と言っているが、同類の「これ以上」と違って、他人事か又は客観的に自分を見ている感じがする。

 だから、あっぱっぱを着た作者は、鏡を見て、「私は今の私で十分だわ」と悟って、堂々と微笑んでいるんじゃないだろうか。いづれにしても、自信に溢れた句のように思える。

オカトラノオ(丘虎の尾 )  サクラソウ科オカトラノオ 属の多年草

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