あっぱっぱの語源は、和製英語のup a parts だそうである。まだ普段着が和服の時代の、大正から昭和にかけて流行したそうである。夏用の木綿のワンピースで、簡易服、清涼服とも呼ばれた。洋装化の代表的存在で、女性解放に寄与したとも言われている。
この句、「それ以上」と言っているが、同類の「これ以上」と違って、他人事か又は客観的に自分を見ている感じがする。
だから、あっぱっぱを着た作者は、鏡を見て、「私は今の私で十分だわ」と悟って、堂々と微笑んでいるんじゃないだろうか。いづれにしても、自信に溢れた句のように思える。
オカトラノオ(丘虎の尾 ) サクラソウ科オカトラノオ 属の多年草