一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

638  二の腕を見せぬ夏服ばかりなり  多可

2012年07月09日 | 

 袖のない服をノースリーブ(No sleeveは和製英語,正しくはSleeveless)というが、作者はその類(たぐい)の夏服を一着も持っていないという。そこで、この句を解釈すると、全然意味の違う2種類がある、

①  一度は着たかったが、着る勇気がなかったことを後悔している

②  意識的に持たなかったのであって、むしろ誇りに思っている。

それは当然後者ではないかと思う。それとも、両者入り混じった複雑な心境だろうか。

ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙) アヤメ科クロコスミア属

コメント (2)
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