
初冬に絶好のツーリングエリアとなるやびつ海岸の先端に「やびつ」という集落がありますが、上の写真はそこにあるバカでかい「有田温泉ホテル」の建物です。もっとも、数年前に倒産して今はほっぱらかし、廃墟マニア垂涎モノの廃ホテルになっています。
先日ツアーの際に集落の波止場に上陸し、周囲をみんなで散策しました。
とにかくでかい建物、ジャングル風呂やゴンドラ風呂など突飛さが売りの温泉、海岸脇のプール、ハーブ園などなど、ハコ物のでかさ、派手さに高度成長期~バブル往時のイケイケ具合が偲ばれると同時に、そのズレ加減というか昭和センスの夢の跡みたいなものの哀しみも味わえました。
上の写真の真ん中あたりにあるのがジャングル風呂です。浴室に亜熱帯植物が植えられていて、その枝葉を縫ってウォータースライダーを降り、湯船に飛び込むという仕掛けなどがあったようです。それが今や、ちょうどガラス張りになった浴室が温室効果となり植物が伸び放題となっています。お化けというより、たぶんどこかから忍びこんできたヘビや蜂の巣などで、内部はどえらく怖いことになっていると想像します。いつもここの沿岸を通ると、植物が窓を突き破っているように見え、その不気味さ加減に彩りが添えられてて渋いなあと思っていました・・・・・、が、よく見ると↓

この写真では右上2枚および右から3列目上から5番目のガラスが破れているように見えます。
しかしさらによく見ると↓

まず右から3列目上から5番目のガラス、破れてないようです。光の加減による目の錯覚だったようです(要写真クリックして拡大)。
また ↓

ここでも、右上のガラスは割れていないことがわかります。
破れ目ではなく、
何やら隙間みたいなところから植物が出てきているようです。
・・・・・・ああ、悔しいぜ!!!
「窓を突き破って植物が伸び放題になっている」
とこれまでいろんな人に説明していましたし、
また、そのほうが不気味かつ、
ジャングル感溢れまくっててカッコイイと思ってました。
何やら裏切られた感があります。
ま、どうでもいいことだけど、先日そんな発見がありました。
下の写真は、
それぞれ、海辺プールおよびゴンドラ風呂のゴンドラ跡のやつ。

