プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

ヴェトナム・ハロン湾

2009-04-25 13:03:18 | ヴェトナム編(南アジア&アラビア半島カヤ

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 ※ベトナム編(南アジア、アラビア半島カヤックトリップ)

 オマーンのあとドバイ経由でタイに入ってアイランドストリームの一週間におよぶタイ・クラビツアーを行いましたが、そのツアーの前に数日間時間が空いたので、エアアジアの安いチケットを買ってヴェトナム・ハノイに行き、ハノイから車で3時間ほど行ったところにあるハロン湾でカヤック・フィールドリサーチをしてきました。

 ハロン湾は上のようないきなり海からズボーンと出てる奇岩、奇島が3000以上もある、なかなか広大な世界遺産のエリアです。伝説によれば、龍の親子が空に昇ってゆくときに口から宝石を吐き出し、ちりばめられたのがここの奇岩、奇島であると言われています。素晴らしい絶景が続くんだけど、あいにく天気悪かったですね~。それと沿岸からそんなに遠くまで行かなかったので水が汚かったですね。たぶん沖の湾の外の方に行けば全然違うんだろうけれども・・・。誰か行ってみてきてください。

 さて、このハロン湾では一人ではなく、アイランドストリームの常連のお客さんであるT内君というニイチャンとハノイ空港で落ち合い、一緒に漕ぎました。

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↑ フォールディングカヤックを組み立ててると、平日の昼間っから何を生業としているのかよく分からんオッサン連中が、興味シンシンで寄ってきた。アジアでよくある光景。

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↑ 断崖絶壁ギリギリに立つ家々。カヤックで近寄ると、生活臭丸出しの庶民の日常が生々しく垣間見れて味わい深かったです。 

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↑ずーっとひたすらこういう景色が続く。奇岩、奇島が重なり陸続きのように見えるが、それぞれ水路で隔てられている。で、その水路を行くのが面白いのだが、あんまり何も考えず進んでいくと、伊勢の英虞湾をカヤックで漕ぐときと同じように、迷子になる。

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↑ 船上で生活している人々も多い。これはいわゆる夫婦舟ですね。

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↑ こういう連中に近づいていくとフレンドリーに「まあ、酒でも飲め飲め」とボトルを手渡されるのだけれど、ガソリンみたいな色したまるでメチルアルコールででも醸造したかのようなどぶろくだったりするので、躊躇する。オピューム(アヘン)とかそんなものが入ってる可能性もあるしな。ちょびっとだけ飲んでみたがやはりガソリンみたいな感じだった。

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↑ 天気が悪くなんとなく肌寒かったけれど、もや、かすみが奇岩、奇島のベールとなってなかなか幻想的だった。

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↑ 筏の上で生活しているアニキ。左の人がロッテ・マリーンズの元エース、ジョニー黒木に似ていたので思わず撮影。

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↑ 筏ハウスではペットとして犬がたくさん飼われているけれど、よそ者を見るととにかくめちゃめちゃ怒って吠えまくるので怖かった。こいつは特に眼が怖かったね。

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↑ ヴェトナムは食べ物がおいしいですね。またハロンシティの道端にはカニやエビや貝やシャコなど海産物をその場で焼いてくれる屋台がたくさんあって、大量に頼んでガンガン食べてビールいっぱい飲んでも勘定が一人1700円とかだったりしてありがたかったですね。やはり東南アジアは屋台が最高ですね。

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↑ 普段もの静かだけど飲んで陽気になったT内氏。これは果物とか売ってる行商のおばちゃんが担いでいる天秤カゴで、実はバックパックに折りたたんだフォールディングカヤックよりも遥かに重い。おばちゃんは大変な仕事をしているのだ。ということでちょっと重いくらいのことで、カヤックトリップを躊躇したらあきまへんのです。

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