National Kayaking Association of Sri Lankaなるものが存在することを知った。コロンボにある希少なアウトドアショップが関係している組織らしいけど、気になったので帰国する前にと、さっき話を聞きにいった。
スリランカには無数の美しい湖、ラグーン、川があり、また、四方八方海に囲まれている。三十年に及ぶ内戦が終わりやっとスタートしたところでまだちゃんと活動できてないが、今後、自然環境を生かしたカヤック普及活動をしていきたいとのこと。
で、なんかいい方法ないかという話になった。
まあ急な思いつきで軽々しく期待を持たせるようなことを言えないしサポートとかとなるとさらにあれだけど、keep in touch、これからもお互い連絡を取り合いましょうということになった。また、とりあえず今の現状と将来どんな夢を描いているのか、レポートにしてメールで送ってくれと伝えた。日本には「カヤック誌」という雑誌があるし、そこに記事として載せてもらうこともできる。それを読んだ誰かが思わぬ展開をもたらしてくれるかもしれない。
一方彼らは、ぼくの漕ぎ残しの四百キロくらいの距離、もし再トライしたいならば海軍に話を付けて今度はちゃんと許可証を発行させると言ってくれた。正直、既に千キロほど漕いでるし別にもうええかなと思っているのだが、人との繋がりの発展という意味で再トライしてもいいかもなとも思えてきた。
その組織のメンバーの誰かがぼくと一緒に海旅してくれるのなら・・・。
(一周しましたという手柄だけのためにまた一人で漕いでもしゃあないから)
結局カヤック普及には、まずはガイドやインストラクターを養成しなきゃだめだろうけど、その前にいろんなシチュエーションを経験しないと話にならんだろう。それには実際に海旅するのが一番だ。
だけどカヤック海旅なんてやったことあるスリランカ人はいないだろうし、ノウハウを持つ人間が周囲にいないとなかなかできないだろう。
だからぼくみたいな奴と一緒に漕ぐのはちょうどいい機会かもしれない。
ま、やるとしたら北東モンスーンが吹く前の十月後半あたりの二週間ほどだけど、日スリ混合の四、五人くらいの小チームで、「スリランカ東部・カヤック縦断隊」をやっても面白そう、とか妄想するのも悪くない。
距離的にも長すぎず短すぎずちょうどいいと思う。
海旅したら、お互いの関係もより深まるだろうし。
内戦の激しかった海岸線をゆく、自由と平和をテーマとした「日本スリランカ友好海旅」とかいうとマスコミとかを巻き込みやすそうだし、それこそ普及効果もあるだろう。
だれか興味ないですか?
参加したい人いれば計画たてますよ。