当店アイランドストリームで開催する濱口祐自さんのライヴが週末20日に近づいてきました。
祐自さんのギタープレイの素晴らしさは色んな人が評論してますが、個人的にはこう、日本人離れしてるところが好きです。リズム感、音感、音の響き・・・、この人、かなり身体能力が高いんやろなと思えるところがあります。学生時代には100mを10秒台で走れて、陸上部によく道場破りに行ってたっておっしゃってたし。
日本人離れしてると言っても黒人っぽいっていうのとはまた違うし、もちろん白人でも、ラテン系でもない。
多分、縄文系なんだとぼくは思う。
というのも、目を閉じて音を聴いてると、波や風、夕暮れの太陽光線、新緑の勢い等々、自然界と呼応した音の詩情を感じるからです。那智勝浦出身という、南紀/熊野の縄文スピリットが生んだ音、というふうに、ぼくなんかは感じることがあります。
さて、ちょうど今、紀伊半島は新緑がより深みと強さを増す時期に来ています。紀伊半島は桜の時期より、新緑の時期の生命感が一番すごいんですよ。
当店での祐自さんのライヴは基本、海そばのテラスで開催します(雨ならカフェ店内)。ちょうど夕暮れ時、夕陽が海面を照らす様とか、潮風とブレンドされたみかんの花の香りとか、濃密な緑の気配とかとシンクロする瞬間が楽しめる、絶妙な時期だと言えるでしょう。
風とか潮とか太陽光線を感じさせるプレイをするギタリストは海外にはいっぱいいるけど、あんまり日本人ギタリストでそれを感じることは少ない。祐自さんにそれを感じるのは、多分、運動神経のよさなんじゃないかなと思う。
あと、倍音とか音の響きへのこだわり。
まあとにかく必聴、必見。
トークも面白いし、きっと元気が出て幸せな気持ちになることでしょう。
http://islandstream.la.coocan.jp/hamaguchi2017.html