プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

爆弾低気圧

2005-11-29 21:52:42 | インポート
 とうとう木枯らし一号がやってきてしまいましたねえ。
 日本海を通る低気圧が爆弾低気圧となって北海道あたりに行き、西高東低の冬型の肌寒い北西風が吹きすさびました。ちなみに「爆弾低気圧」てのは1時間に1ヘクトパスカルずつ下がっていくような急激に発達する低気圧を言うんだけど、もともとは「台湾坊主」と呼ばれていた。台湾あたりで生まれることが多いからだけど、その名前を聞いた台湾人がクレームをつけて、結果「爆弾低気圧」って呼ばれるようになった。・・・・って知ってますか?
 「爆弾低気圧」・・・・、すごい名前ですねえ。

 もうそろそろシーカヤックはオフシーズンだろう? といわれるけれど、いやまだまだ。
 実はオフシーズンなんてものは、ないと言っていいかもしれません。
 そういや、そのへんのことを気象のことと合わせて書いた記事があるのを思い出したので、よろしければごらんください。
 http://homepage3.nifty.com/creole/shotou.htm
 シーカヤッカーのみならず、この時期に野外で遊ぶ人全般に、お役に立てていただければ幸いです。

yabi1
 初冬のやびつ海岸




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2つの流動が出会う場所

2005-11-29 02:37:00 | 音楽
kozakana
カヤックで頻繁に出くわす小魚の群れ。湯浅湾・やびつ海岸

ここ湯浅湾は、2つの流動が出会う場所だ。
黒潮と潮汐流。
湾の南端「白崎海岸」を南に向かうと、太平洋の黒潮の香りがし始める。一方、湾の北端「宮崎の鼻」を北にかわすと、瀬戸内の潮汐流の香りがし始める。シーカヤックに乗っていると、その違いを結構はっきりと感じることができる。

2つの流動が出会う海。
昨日はすごく穏やかな一日だった。

そんなことをしみじみ想うのは今、キューバ出身・スペイン在住のピアニスト、オマール・ソーサを聴いているからなのだろうか。
アルバム「センティール」(スペイン語で「深く感じ入ること」)を聴いている。世界中に飛び散ったアフリカ音楽の断片を「グナワ」(モロッコのトランス音楽)のグルーヴでまとめあげた作品。色んな流動が複雑に入り混じってできた海みたいな演奏だ。
 海は全部つながっているという感覚に浸りつつ、まどろんでいる。


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