To be continued.

                   
アイリスの気ままに紡ぐダイアリー

プーシキン美術館展 : 人・人・人・・・・・・

2005-11-03 22:59:59 | 美術館・博物館
文化の日、芸術の秋・・・・・・木々が色づき始めた上野公園はいつにも増して人が多く感じられました。

その中を 東京都美術館で開催されている プーシキン美術館展 へ。

ふたりのロシア人実業家、セルゲイ・シチューキンとイワン・モロゾフが蒐集した
印象派を中心とするフランス近代絵画のコレクションです。

同じ方向へ歩いていく人が多いと思ったら、日展 も東京都美術館で開催中でした。

入場制限を行っています。
5分待ちで入れましたが、会場内も大変な混雑です。

印象派の展覧会は、いつも人気がありますね。
今回は特に有名どころの作品ばかりですし、、

マティス、ピカソ、モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ・・・
巨匠の逸品50点あまり。

加えてプーシキン美術館が所蔵する版画25点も展示されています。

中でも約40年ぶりとなるマティスの「金魚」が目玉のようです。

         

去年の秋に国立西洋美術館で開催された マティス展 を観て大好きになりました。

魅力は、やはり色彩の美しさ!鮮やかな色の乱舞。

こんなに原色を使っていたら破綻を来たすのではと思われますが、そこが天才の為せる所なのでしょう。

幸せな、満ち足りた気分になります。
生きていることは楽しいなぁ~と思わせてくれます。

簡単に描いているように見えますが、紆余曲折があって、一つの作品に終結して行くようです。

でも、苦労の跡というより、その過程をも充分に楽しんでいる様子が作品に反映されていますよね。

シチューキンは、マティスに自宅の階段を飾る2枚の大作「ダンス」と「音楽」を依頼。
マティスを37点、ピカソを50点以上集め、自宅に2人の名前をつけた部屋を作ったそうです。

マティス・ルームは、壁は淡い緑色、天井はバラ色に塗った部屋。
ピカソ・ルームは、壁の白い簡素な部屋。

自宅にそんなぁ、ぁ、ぁ・・・・・・羨ましい!なんて次元ではないですよ。

絵画の前は、満員電車並みの混雑。
大きい作品を少し下がった位置で観たいと思っても到底無理。

これではねぇー せっかくの名画も印象が違ってしまいます。
平日の空いている時間に行かないと、とても優雅には鑑賞できません。

今度は、東京国立博物館で開催されている 北斎展 にも行ってみたい。
会場の混雑状況が載っているので、参考にしながらね。