「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

昨日はパンプ

2006-05-14 18:16:42 | クライミング
昨日は雨だったので,急遽パンプに誘われて登ってきた。10本ノルマをMさんから課され苦しいながらも楽しく11本簡単なルートを選んで登れた。
やっぱり,ホシダから見るとかなり登りやすい。ただ、あまりにホールドの数とルートの数が多く,私にはルートを読むのが難しい。瞬時に色を見てムーブを組み立て判断する能力がないということで、これは老化現象かもしれない。自分にとって難しいルートを登るときには,同じテープの色を探しているうちに腕が張って落ちてしまう。パンプの色とりどりの壁を見ていたら奇麗だが、まるでトランプの神経衰弱をするような気持ちも持ってしまった。
その意味では,ホシダは地味だ。ただすっくと突っ立っているだけだ。パンプが都会の女性としたら、ホシダは田舎の男性かな?
パンプには、顔見知りの人が集まってきていた。
久しぶりの人にも会えた。


凍(とう)

2006-05-12 23:21:37 | 朗読音訳
今日、 沢木 耕太郎 著「凍」を朗読し終えた。
紆余曲折の結果だが、Macのお陰で完璧に一枚のCDに収録出来た。
時間にして8時間半になった。録音するときには,この時間の何倍もかかっていることになる。
そして,必然的に何度も読んだことになるし、聞いてもいる。
朗読していて苦痛なのは、あまり好きでない本を読むときだ。
この本が,比較的早く出来上がったのは、やっぱり内容が良いからだろう。
いや私には興味の持てる内容だったからだ。けっこう楽しんで読んでいた。
改めて、山野井泰史と妙子夫妻の凄まじさが迫力で迫ってきた。
何度読んでも,聞いても不思議と飽きない本だった。
かえって,リアル感が増してくる。
しかし私の場合の山やクライミングは,辛い苦しいとは無縁でいたいものだ。
あくまでも、楽しいものでありたいと思った。




久しぶりのコンサート

2006-05-08 13:52:31 | 音楽
昨日は雨の中、ピアノの恩師Pak先生のご招待でコンサートに行ってきた。
ピアノのレッスンをやめてしまってから十数年。生演奏からは遠ざかってしまっていたが、久しぶりのコンサートは心洗われる気持ちだった。最近は、何かにつけてかなり鈍感になってしまっていると思っていた。自分で演奏する能力はどんどん退化して行くし限界もあるが、美しいものを感動を持って感じられる感性が残っていたのは嬉しいことだった。
そして、ピアノのレッスンを受けていた頃の夢中になってピアノに向かっていたことやPaK先生のことがいろいろ思い出されて懐かしかった。子供と一緒にピアノを習っていた。先生は、3人程変わったが結構長い間続けていた。その中でも、Pak先生は楽典を本格的に教えて下さったり、私の苦手なバッハのインベンション2声を暗譜で弾けるまでみっちりレッスンして下さったりと、音楽的にも出来の悪い生徒の私に根気よくお付き合い下さった。
それに,何よりも私の知らなかった在日朝鮮,韓国人の歴史や文化など知らない世界も先生を通じて学び、自分の無知を恥じた。
今回、先生が新作発表された曲「チョロプ~3.23~」はその当時(1987年)先生やご家族の苦悩をそばで見ていた私にも、大きな感動を呼び起こされた。人はなぜ,いろんな人(民族、考え方、個性、性別、思想、宗教、などなど)を認め合うことが出来ないのだろう。いつも私の中にくすぶり続けている疑問。認め合うことが出来なくても,理解しようと努力することで少しは世の中も変わって行くと思うのだが…。
Pak先生は,音楽だけではなくいろんなことに目を向けさせて下さったという意味合いにおいても、いろんな意味で今でも恩師であると思ってる。
私にとっても、この曲はまた思い出のアルバムに追加されることになった。


シンデレラになり損ねた私

2006-05-07 05:58:51 | クライミング
連休は、やっぱり小川山に行ってきた。
楽しく過ごせたが、結果はさっぱりだった。
敗因を書くと、また言い訳になるので今回はよそう。
しかしながら水曜日のシンデレラ5.11aも触ることが出来、とりあえずムーブは繋がったので良かった。
いつものこの時期,小川山の人気ルートは空かないので何回も登れないのが残念。
まさに,シンデレラのように時間切れで帰ってしまった。
この後,お話では素敵な王子様が…なんだが、もうそんな夢見る年頃は過ぎてしまっている。
そして現代は、女性も王子様を待たなくなり、また王子様もいなくなっているようだ。
自力で、シンデレラにならなくてはならない時代。
このルート、ヌンチャクを回収するのは至難の技だ。
ホシダの左右のハングも回収は大変だがそれ以上に大変。
今回はずっといっしょに登ってくれたHさんが回収してくれた。
次回も登りたいと思っているのだが自力での回収を思うと憂鬱になるルートだ。
本来クライミングは自分でヌンチャクを掛け,自分で回収出来なくてはならないのだがイレブンを登るときにはこれが至難の業だ。
この前のホシダでの講習のときに、東講師が「相棒は自分より少し上手い人がベスト」とおっしゃっていたが、納得した。