「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

今日もクライミングは流れてしまった

2006-05-27 22:09:47 | 生活
早朝、母からの電話。「昨日の夜から,目が痛いねん。病院連れて行って。」しかたがなく、ホシダの約束をしていたのを昼過ぎになると電話をして、この辺では人気の某病院へ母を連れて行く。まだ受け付け時間に30分もあるのに長い行列ができている。病院の前で待ってる人に「いつもこんなんですか?」と聞くとそうですという。
もう,悪い予感はしてきた。今日はホシダに行かれるだろうかと。いろんな検査が終わって、診察の順番が来たのがもうすでに昼になっている。気持ちはあせるがどうにもならない。
検査の結果は、網膜に穴があいていて周りは剥離しかけている。おまけに、白内障で視力はガタ落ち、緑内障で4分の一程視野障害。すぐに,網膜剥離はレーザー手術をしないともっと剥離が進んで失明するからこれから手術をするという。とうとう,今日のホシダは諦める決心がついた。
目が痛いと言っていたのは,単なる逆まつげだった。笑ってしまう。しかし逆まつげにならなければ、ずっと眼科には来ていなくて、病気は発見されず手遅れになっていたかもしれない。そう思うと、逆まつげになって良かった。
今までも病院は車で送り迎えはしているが、診察は母一人で受けていた。今日は私も一緒に説明を受けていて、もう一人では無理だなと思った。耳が遠くなっているので、半分ぐらいしか聞き取れていない。私も母自身も、まだしっかりしていると思っていた。しかし、認知症はないが老化はしてきている。
昨日,京都に行く用事があったので、ついでにお茶でも飲もうかと電話した中学生のときからの友人は、「母親から目が離せないから家に来て」と言われたので家に行くことにした。彼女は子育ても終わり、第二の人生を悠々自適にマンション暮らしでと京都の町の中心に引っ越したとたんに、一人暮らしの母親を引き取って面倒を見なくてはならなくなった。
私が中学生の頃から知っている彼女のお母さんは、昔の面影は残っているが、もう今は子供のよう。彼女がお母さんのよう。優しく接している。見ていて偉いなぁ~、と感心して見ていた。また、私には無理だなぁ~とも。
しかし,今日は私の母ももう一人では無理なのかなぁ~、とつくづく見ていて思った。検査や手術をしてる間、待合室であれこれ今後のことも考えてしまった。親はいつまでも元気でいてほしいと思うのだが…。
これからは、もう少し母の方も向かねばならなくなるだろう。人は一人で生きているのではないのだから。