「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

久しぶりのコンサート

2006-05-08 13:52:31 | 音楽
昨日は雨の中、ピアノの恩師Pak先生のご招待でコンサートに行ってきた。
ピアノのレッスンをやめてしまってから十数年。生演奏からは遠ざかってしまっていたが、久しぶりのコンサートは心洗われる気持ちだった。最近は、何かにつけてかなり鈍感になってしまっていると思っていた。自分で演奏する能力はどんどん退化して行くし限界もあるが、美しいものを感動を持って感じられる感性が残っていたのは嬉しいことだった。
そして、ピアノのレッスンを受けていた頃の夢中になってピアノに向かっていたことやPaK先生のことがいろいろ思い出されて懐かしかった。子供と一緒にピアノを習っていた。先生は、3人程変わったが結構長い間続けていた。その中でも、Pak先生は楽典を本格的に教えて下さったり、私の苦手なバッハのインベンション2声を暗譜で弾けるまでみっちりレッスンして下さったりと、音楽的にも出来の悪い生徒の私に根気よくお付き合い下さった。
それに,何よりも私の知らなかった在日朝鮮,韓国人の歴史や文化など知らない世界も先生を通じて学び、自分の無知を恥じた。
今回、先生が新作発表された曲「チョロプ~3.23~」はその当時(1987年)先生やご家族の苦悩をそばで見ていた私にも、大きな感動を呼び起こされた。人はなぜ,いろんな人(民族、考え方、個性、性別、思想、宗教、などなど)を認め合うことが出来ないのだろう。いつも私の中にくすぶり続けている疑問。認め合うことが出来なくても,理解しようと努力することで少しは世の中も変わって行くと思うのだが…。
Pak先生は,音楽だけではなくいろんなことに目を向けさせて下さったという意味合いにおいても、いろんな意味で今でも恩師であると思ってる。
私にとっても、この曲はまた思い出のアルバムに追加されることになった。


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