一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

倉敷藤花戦雑感

2021-09-29 23:04:00 | 将棋雑記
27日には、第29期倉敷藤花戦の挑戦者決定戦も行われた。加藤桃子女流三段と野原未蘭女流初段の対戦で、加藤女流三段の勝ち。現倉敷藤花は里見香奈四冠。このふたりは現在清麗戦で五番勝負を展開中で、連続の番勝負となる。このところ加藤女流三段の存在感がなかったが、ようやくエンジンがかかってきたか。
負けた野原女流初段は残念だったが、2020年9月1日のデビューの新人だから、大健闘といえる。
倉敷藤花戦は第28期も石本さくら女流初段が、第27期は加藤結李愛女流初段が挑戦者決定戦に進出している。倉敷藤花戦はシードがほとんどないから結構な番狂わせが生じ、超若手や中堅女流棋士が勝ち抜いてくることがある。逆に言えば、これが倉敷藤花戦の魅力といってよい。
ちなみに第22期は山田久美女流三段と貞升南女流初段の挑戦者決定戦で、これもマニアには堪らない組み合わせだった。
ただ、来年の第30期からは、西山朋佳女流三冠が参加してくる。男性棋士並みの棋力を持つ西山女流三冠だから、当然挑戦者になるだろう。つまり西山女流三冠がいる限り、ほかの女流棋士は、挑戦者決定戦に進出するまでが関の山。せいぜい西山女流三冠と反対の山に配置されることを祈るしかない。
コメント (3)
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