一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

鈴木女流三段-渡部女流三段戦、終わる

2021-09-24 06:07:43 | 女流棋戦
23日(木)は祝日だったが普通に9局が組まれ、第48期女流名人戦リーグ・鈴木環那女流三段対渡部愛女流三段の一戦もあった。鈴木女流三段は4勝2敗、渡部女流三段は3勝3敗で、前者は挑戦権を、後者は残留を目指したい。
あまり知られていないがこの一局は、「私が勝手に選ぶ女流棋士ファンランキング」の1位と2位の対戦。私に観戦記を書かせてくれたら、両者の描写のみで全譜を書き切る自信がある(なお白玲戦も、1位と3位の対戦である)。
結果は、スポーツ報知の北野記者がツイッターにて逸早く結果を知らせてくれ、鈴木女流三段が勝った。ネット掲示板ではウソの情報を書きこむキチガイがいるが、主催関係者が知らせてくれる以上に正しい情報はなく、北野記者に感謝、感謝である。
鈴木女流三段はこれで5勝2敗。前期は早々に残留を決め、第48期も9局指せることを喜んでいたが、これで来期もリーグ戦以上が保証されたわけだ。
現在の首位は伊藤沙恵女流三段で4勝1敗。伊藤女流三段はタイトル戦の常連で、残り4戦を全勝で挑戦者となる、唯一の自力である。だが伊藤女流三段は23日のマイナビ女子オープンで中井広恵女流六段に屈しており、絶対的存在ではない。
また23日は第3期清麗戦第1局・里見香奈清麗対加藤桃子女流三段戦が行われたが、この挑戦者決定戦で鈴木女流三段は敗れている。つまり鈴木女流三段はこの日、里見清麗と盤を挟んでいたかもしれないのだ。
いずれにしても着実に実力をつけている鈴木女流三段、女流名人戦で頑張ってほしい。
いっぽう渡部女流三段は、研究不足があったかもしれない。ここがタイトル戦展開中の女流棋士にはつらいところだが、それが強者の宿命だからやむを得ない。
渡部女流三段の残りは伊藤女流三段と加藤女流三段。どちらも難敵だが、伊藤女流三段に勝てば、それが鈴木女流三段へのアシストとなる。これが総当たりリーグ戦の醍醐味でもある。
とにかく、早いところ残留を決めてもらいたい。
コメント (2)
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