この11日から、待望の第１期白玲戦が始まる。対局者は剛腕・西山朋佳女流三冠と、天才肌・渡部愛女流三段。
両者の対戦は過去に１局。2019年・第69回NHK杯将棋トーナメントの女流棋士出場者決定戦で、西山女流三冠が制している。
実力四段の女流三冠とタダの女流三段が七番勝負を戦えば、当然女流三冠が有利である。最悪でも４勝はすると考える。
しかしそれで終わっては面白くないし、私は渡部女流三段の戴冠を熱望しているので、少しでも渡部女流三段に希望の出るデータを考えてみたい。
そこで、渡部女流三段の対男性棋士の勝敗を見てみる。
■2014年度
２月５日 第46期新人王戦２回戦 ○三枚堂達也四段
■2015年度
７月10日 第46期新人王戦３回戦 ●甲斐日向奨励会三段
２月10日 第47期新人王戦２回戦 ●石田直裕四段
■2018年度
７月11日 第12回朝日杯一次予選１回戦 ●石川陽生七段
８月24日 第67期王座戦一次予選１回戦 ○木下浩一七段
９月７日 第27期銀河戦ブロック１回戦 ●島本亮五段
９月25日 第60期王位戦予選１回戦 ○川上猛七段
10月４日 第67期王座戦一次予選２回戦 ○泉正樹八段
11月６日 第60期王位戦予選２回戦 ●近藤正和六段
11月30日 第67期王座戦一次予選３回戦 ○門倉啓太五段
12月19日 第32期竜王戦ランキング戦６組１回戦 ●岡崎洋七段
１月18日 第67期王座戦一次予選４回戦 ●佐藤秀司七段
３月19日 第50期新人王戦２回戦 ●高野智史四段
■2019年度
６月６日 第91期棋聖戦一次予選１回戦 ●佐々木大地五段
７月25日 第13回朝日杯一次予選１回戦 ○岡崎洋七段
７月25日 第13回朝日杯一次予選２回戦 ●門倉啓太五段
８月14日 第９期青流戦２回戦 ●渡辺和陽四段
９月25日 第68期王座戦一次予選１回戦 ○土佐浩司八段
９月28日 第61期王位戦予選１回戦 ●松本佳介六段
11月８日 第68期王座戦一次予選２回戦 ○石井健太郎五段
12月13日 第51期新人王戦２回戦 ●渡辺和史四段
12月27日 第68期王座戦一次予選３回戦 ●増田康宏六段
１月７日 第33期竜王戦ランキング戦６組２回戦 ○石川陽生七段
２月７日 第33期竜王戦ランキング戦６組３回戦 ●長岡裕也五段
■2020年度
９月15日 第69期王座戦一次予選１回戦 ●小林宏七段
記念すべき初戦は2015年２月、ルーキーの三枚堂四段戦だったが堂々とした戦いで、三枚堂陣を粉砕した。ここでみなの渡部女流三段を見る目が変わったのである。
2016年度、2017年度は対局がなかったが、2018年は女流王位戦で里見香奈女流五冠から女流王位を奪取し、男性棋士との対局が飛躍的に増える。注目すべきは８月の王座戦・木下七段戦から11月の王座戦・門倉五段戦までで、７局戦って４勝３敗の成績を収めている。
以上、25局戦って「９勝16敗.360」は立派な数字である。
ところで、西山女流三冠の対男性棋士の成績は、９月６日現在、22勝21敗である（対アマ、奨励会員を含む）。そこで、渡部女流三段が戦った男性棋士を仮想西山朋佳とすると、「いい所取り４勝３敗」になる可能性もあるわけだ。
ただもちろんそれには、渡部女流三段が絶好調で、西山女流三冠がやや不調でなければならない、という条件が付く。
最近の渡部女流三段は必ずしも体調が万全でないみたいだが、これから調子を上げていけばいい。
七番勝負を楽しみにしている。
両者の対戦は過去に１局。2019年・第69回NHK杯将棋トーナメントの女流棋士出場者決定戦で、西山女流三冠が制している。
実力四段の女流三冠とタダの女流三段が七番勝負を戦えば、当然女流三冠が有利である。最悪でも４勝はすると考える。
しかしそれで終わっては面白くないし、私は渡部女流三段の戴冠を熱望しているので、少しでも渡部女流三段に希望の出るデータを考えてみたい。
そこで、渡部女流三段の対男性棋士の勝敗を見てみる。
■2014年度
２月５日 第46期新人王戦２回戦 ○三枚堂達也四段
■2015年度
７月10日 第46期新人王戦３回戦 ●甲斐日向奨励会三段
２月10日 第47期新人王戦２回戦 ●石田直裕四段
■2018年度
７月11日 第12回朝日杯一次予選１回戦 ●石川陽生七段
８月24日 第67期王座戦一次予選１回戦 ○木下浩一七段
９月７日 第27期銀河戦ブロック１回戦 ●島本亮五段
９月25日 第60期王位戦予選１回戦 ○川上猛七段
10月４日 第67期王座戦一次予選２回戦 ○泉正樹八段
11月６日 第60期王位戦予選２回戦 ●近藤正和六段
11月30日 第67期王座戦一次予選３回戦 ○門倉啓太五段
12月19日 第32期竜王戦ランキング戦６組１回戦 ●岡崎洋七段
１月18日 第67期王座戦一次予選４回戦 ●佐藤秀司七段
３月19日 第50期新人王戦２回戦 ●高野智史四段
■2019年度
６月６日 第91期棋聖戦一次予選１回戦 ●佐々木大地五段
７月25日 第13回朝日杯一次予選１回戦 ○岡崎洋七段
７月25日 第13回朝日杯一次予選２回戦 ●門倉啓太五段
８月14日 第９期青流戦２回戦 ●渡辺和陽四段
９月25日 第68期王座戦一次予選１回戦 ○土佐浩司八段
９月28日 第61期王位戦予選１回戦 ●松本佳介六段
11月８日 第68期王座戦一次予選２回戦 ○石井健太郎五段
12月13日 第51期新人王戦２回戦 ●渡辺和史四段
12月27日 第68期王座戦一次予選３回戦 ●増田康宏六段
１月７日 第33期竜王戦ランキング戦６組２回戦 ○石川陽生七段
２月７日 第33期竜王戦ランキング戦６組３回戦 ●長岡裕也五段
■2020年度
９月15日 第69期王座戦一次予選１回戦 ●小林宏七段
記念すべき初戦は2015年２月、ルーキーの三枚堂四段戦だったが堂々とした戦いで、三枚堂陣を粉砕した。ここでみなの渡部女流三段を見る目が変わったのである。
2016年度、2017年度は対局がなかったが、2018年は女流王位戦で里見香奈女流五冠から女流王位を奪取し、男性棋士との対局が飛躍的に増える。注目すべきは８月の王座戦・木下七段戦から11月の王座戦・門倉五段戦までで、７局戦って４勝３敗の成績を収めている。
以上、25局戦って「９勝16敗.360」は立派な数字である。
ところで、西山女流三冠の対男性棋士の成績は、９月６日現在、22勝21敗である（対アマ、奨励会員を含む）。そこで、渡部女流三段が戦った男性棋士を仮想西山朋佳とすると、「いい所取り４勝３敗」になる可能性もあるわけだ。
ただもちろんそれには、渡部女流三段が絶好調で、西山女流三冠がやや不調でなければならない、という条件が付く。
最近の渡部女流三段は必ずしも体調が万全でないみたいだが、これから調子を上げていけばいい。
七番勝負を楽しみにしている。
