感染症診療の原則

研修医&指導医、感染症loveコメディカルのための感染症情報交差点
(リンクはご自由にどうぞ)

西新宿→府中→神田→京都→岡山→北九州

2011-09-26 | Aoki Office
今日は東京医大での感染症診療の原則の話です。 大瀧先生作 ポスター 青木編集長は東京医大とはHIV感染症を中心につながりがあります~。 明日の火曜日は、多摩総合医療センター(もとの都立府中病院)で講義です。 こちらはER部長の樫山先生とのつながりです。 30日の金曜日は若手医師セミナー。林寛之先生をお迎えし「正しくビビろう」というネタが全国200か所に中継されます。お楽しみに。 (終わった . . . 本文を読む

こどもの髄膜炎とワクチン

2011-09-26 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
(非医療者からよせられている質問に関して) 髄膜炎は本来ならそこに菌やウイルスが入って悪さをしてはまずいところに、菌やウイルスが入り込んで炎症を起こしている状態を言います。 人間の生命や機能をつかさどるところがダメージを受ける。これはとても怖いことです。 髄膜炎じたいが「重症」なのですが、重症化しますし、場所が場所なので救命できたあとに、様々な機能障害が残ることがあります。 菌には「抗菌薬 . . . 本文を読む
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No finger と No anus

2011-09-25 | 青木語録
朝、目覚まし体操の時、時間を有効に使うために「勉強のビデオ」を見ています。 現在はER医師向けのBoard review courseですが、面白くて時のたつのを忘れます。最近のトピックは「直腸診」。 32年前、医師になりたての頃、沖縄県立中部病院における直腸診に関するRuleは「全員にやろう」でした。 因みに直腸診をやらないで良い状況は2ケのみ。 No finger と No anus(医 . . . 本文を読む
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サンフランシスコ→オハイオ→水戸

2011-09-24 | 志し高く(特派員便り)
アトランタ特派員だったTaro先生は、エモリー大学のMPHコースを無事終了し、その後臨床での勉強を続けるべく、サンフランシスコに渡っていました。このあとオハイオにいき、10月1日にはまた水戸の闘魂外来での屋根瓦のために帰国されます。 ---------------------------------------------------- サンフランシスコで思う、日本の若手医師の未来 アメリカ . . . 本文を読む

おとなりの中国でポリオのアウトブレイク

2011-09-22 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
「ポリオ感染、中国で確認=パキスタンから拡大の恐れ-WHO」9月21日 時事ドットコム 日本では現在ポリオの生ワクチンを避けて、不活化ポリオワクチンに変更する親御さんが増えていますが、同時に「接種を来年まで見送る」という選択をしている人たちがいます。 「日本で生活しているならポリオになるリスクは低いから」という見込み(賭け、ですが)のもとです。 (このリスクを推定するのはとても難しいです、が、 . . . 本文を読む
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【医学生等への事務連絡】9/24 若手医師セミナー「予防接種」

2011-09-21 | 若手医師セミナー
今週の土曜日のセミナーですが「立ち見でいいから参加させてほしい」という問い合わせも来ており、ファイザープロの枠で申し込めない医学生、看護師、保健師、助産師の席を確保するべく準備しています。 21日・22日のうちに、こばたけ さん当てにメールでご連絡ください。 yasuhiro.kobatake@pfizer.com (快適な学習環境のため、座席数のフル使用はしません。このため、全てのご要望にお . . . 本文を読む
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Epidemiologist 求む by WHO

2011-09-20 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
諸外国の保健センターや病院にはEpidemiologistという肩書やポジションの人がいるのですが、日本ではほとんどききません。 FETP9期の吉田真紀子先生(感染制御薬剤師)が2011年春から亀田総合病院の感染管理チームにEpidemiologistとして参加されているのは画期的なお話です。 (病院の経営者や感染管理チームがその必要性や有用性を考えて配置しているからです) まあ、亀田は日本で . . . 本文を読む

ムンプス(おたふく・流行性耳下腺炎)ワクチンの公費支援

2011-09-20 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
ムンプスはワクチン接種率の高い国でも、10代で小流行がみられたりしています。 一般に、「熱が出て顔が腫れる」といった理解をされていますが、合併症の頻度が高いことはあまり知られていません。 例えば、ムンプスが原因でなる難聴。 新聞記事でも紹介されました(読売)。 参考:HP「ムンプス難聴のお部屋」(主に片耳の難聴について) 諸外国ではMMRワクチン(麻疹、ムンプス、風しん)ワクチンなので . . . 本文を読む

10代・20代結核と接触者健診

2011-09-20 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
結核については、つい最近、ヨーロッパで多剤耐性結核感染率上昇のアラートが出て、英語メディアでは大きな扱いになっています。 日本では毎週300症例前後報告のある結核ですが、診療や感染対策の際に、つい忘れてしまうこともしばしば経験されます。 いかにも!という状況はさすがにみなさん考えるのですが、見た目元気な10~20代の若い患者さんの咳、自分自身の咳などは想定の範囲に入りにくいこともあります。 . . . 本文を読む

ふたたび リスクの考え方・語り方

2011-09-19 | (ちょっと休憩)ほんとに休憩
サーバリックス接種2日後に中学生が死亡、のニュースに関連して、有害事象と副反応の整理がつかない人や、関連性と因果関係の違いが分からない人たちの煽りが増えてます。原発関連も一部過剰にずれていっている情報もあるので、連休中ですがリスクコミュニケーション関連の話。 先日、原発とメディアという出版社主催のシンポジウムを生中継していたニコ生番組で、森達也さんの話を聞く機会がありました(プレミア会員は録画で . . . 本文を読む
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