感染症診療の原則

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旭の”アニーちゃん”

2014-04-04 | (ちょっと休憩)B級グルメ道
編集長の楽しみはブートキャンプ中の食事です。

今回は(も)二泊三日の行程で4回ほど同じ店に伺いました。病院の向かいにあり、地元で獲れた野菜や魚を出してくれます。魚は特に美味しく天候が荒れて漁船が出港できない日以外は、その日に獲れた魚を出してくれます。

ですから編集長は勿論、4回とも刺身定食です。
毎回、感染症+消化器担当部長の中村先生がアテンドして下さいます。

下記は食事中の会話内容。

編集長:やはり旭の刺身は美味しいですね。
中村先生:確かに。スーパーでも美味しい刺身を売っているのですよ。
編集長:それは素晴らしい。値段も味もReasonableでしょう?
中村先生:もちろん。しかも非常に良心的な表示が付いています。
編集長:「良心的な表示」ですか?
中村先生:そうです。「時にアニサキスが付いています」という表示です。
編集長:・・・(口の動きが停止)
中村先生:まあ、アニサキスは風土病みたいなものですよ・・ハハハ。
我々は”アニーちゃん”と呼んでます。

編集長:・・・
中村先生:刺身はどこの刺身の一定のリスクがあります。特に旭の刺身が危険では全然ない。
編集長:・・・
中村先生:良く咬めば大丈夫
編集長:・・・(口の咀嚼運動が激しくなる)

以下は今回、「風土病」について学んだ事

1)痛いの2-3日で自然に良くなる
2)恐らくアレルギーが炎症の中心
3)病巣は咽頭部から直腸まで、どこでも。大腸鏡で見つかる事も・・
4)大抵は複数匹がいる。(最高記録は100匹)
5)内視鏡を入れると「逃げる」。胃の大部に見つけた・・と思うと噴門部まで逃げる事も
6)小腸の病変は腹水が強い(アレルギー)。小腸の「腫瘍」を見た時に腹水があるとTumorよりもアニサキスらしい。
7)イルカが最終宿主で、イルカの刺身もリスク

(写真:リスクの説明をする中村先生。ご自身はLow riskのメニュー)
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