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Obama health reform congress speech

2009-09-13 | 青木語録
先日、New Jersey、New Yok、Chicago Illinois、と2週間ほどの旅行をした時、思いの外にオバマ大統領のHealth care reformに対する庶民の風当たりが強いのに驚かされました。

「人工中絶に税金を使うなんて」「年寄りから医療保険を取り上げるのか・・」といった感じです。

しかし、インターネット上で読む事が出来た議会に対する彼のSpeechを読む限り、このような批判は当たらないような気がしました。

「良いStartなのではないか・・」というのが一臨床医としての感想でした。

オバマの医療改革に関する演説 ニューヨークタイムス

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2 コメント

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Unknown (Taro)
2009-09-13 16:08:39
渦中のアメリカからです。
人工中絶もはっきりと否定、Medicaidのことも含め、誤解を与えないよう明言した上で勇気ある力強いコメントでした。

早速渡米した先でクラスメートが医療機関にかかり、出身国との制度の違いに辟易したということがありました。

いずれにせよ、臨床医の心を持っている立場からすれば、今回の改革はぜひとも無事に成功を果たし、クリントン政権で断念せざるを得なかった悲願を達成してほしいと願っています。
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御礼 (Aoki)
2009-09-14 09:49:11
Taro先生:

コメントありがとうございました。

この演説を読んだとき、即座にオバマの"The Audacity of Hope"という本を思い出しました。

UCSDの友人に勧められて読んだのですが、一言で言えばバランス感覚に人、Pragmatismの人という実感でした。右にも左にも偏らず、実現可能な政策を模索する素晴らしい若き指導者だと思います。

これを米国民がつぶすならば、庶民がAfford出来る医療は、この先暫く無いのではないか・・と思います。

勿論、民主党政権奪取時のSloganであった「官僚から政治を取り戻す」という言葉を聞きながら、実は、「今の日本の惨状を作ったのは自分達一人一人の日本国民に他ならない・・」と故山本七平ならば言うのかも知れませんが・・。
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