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グラム染色発展史@県立広島病院

2017-01-24 | 青木語録
要は、アメリカ合衆国第16代大統領リンカーンの言葉を借りるまでもなく・・

「意志あるところに道は開ける。」Where there's a will, there's a way.
なのですね。

以下は県立広島病院でのグラム染色が根付くまでの話しです。(by Dr. Hirosawa)
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グラム染色文化が全くなかった当院ですが、2012年に沖縄県立中部病院での研修で、グラム染色のカルチャーショックを受けて2年、
2014年6月に救急外来にグラム染色スペースを確保させていただき、顕微鏡も配置しました!
それからさらに2年半が経とうとしています。
スライドグラスの消費量は日々順調に増加し、ピカピカだったステンレスシンクも深い味わいを醸し出しております。

皆様が綺麗に使ってくれているので、周りの白い壁、床には、一つもシミはありません。




(染色作業は少し変わった方法です。隣の汚物処理様のシンクの水道から、絵の具の筆洗いバケツに水を注ぎ、洗濯バサミでスライドを挟んで専用シンク内で水洗する方法です。私の考え出したオリジナルの方法です。水道工事を必要とせず、低コストです。)

本当に少しずつですが、文化として根付いてきておりますし、臨床研修病院の選択要因としても、グラム染色は貢献していると思われるアンケート(初期臨床研修開始時)結果もあります。


少しばかり写真を添付させて頂きましたので、そちらも見ていただければ幸いです。


県立広島病院 総合診療科 副部長
広沢 秀泰
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