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日本、モンゴル 北朝鮮

2011-07-06 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
サノフィが今年の5月11日から中国で5種混合ワクチンを扱いはじめました。

Sanofi Pasteur Launches Pentaxim®, First 5-in-1 Combination Vaccine in China
2011年5月11日

名前はPENTAXIMです。

5種混合ワクチンとは、一度に「ジフテリア+破傷風+百日咳+Hib+不活化ポリオ」を接種できるワクチンです。

Pentaxim® (DTaP-IPV-Hib) は販売が1997年。これまでに世界100か国、合計1億接種以上の実績があります。
23か国では国の予防接種プログラムに使うワクチンとして採用されています。


で、現在、東アジアで生のポリオワクチンのみを使っているのは、アジアでは北朝鮮、モンゴル、日本だけ

ちなみに・・・・モンゴルの予防接種事情を、モンゴルで子育て中のお母さんのブログで知ることができました。

なんと、5種混合がもう導入されているんですね(--)ううむ。
ちなみに、こちらの5種混合はDPT(日本の3種混合)+B型肝炎+Hibです。ポリオが生。


英字メディアNorth Korea Timesにビルゲイツ財団と英国が貧国に対して支援を行うキャンペーンが紹介されています。 
North Korea Times 2011年6月13日

(ゲイツ財団の人には「日本への支援は難しい」と先日シアトルで言われたばかりですが ぼそぼそ

ポリオワクチンの話といえば、先日の宝樹先生のラジオ講義がオンデマンドで、誰でも聴けるようになりました。

「ポリオ不活化ワクチン導入の必要性」たからぎ医院 院長 宝樹真理先生
ラジオNIKKEI 医学講座 6月28日

ラジオ収録19分弱です。


医療機関などで無料で配布されている「ロハス・メディカル」の2011年3月号にも特集記事があります。

「ご存じですか ポリオ生ワクチンの危険」

短い時間、限られた紙面で伝える際の参考になります。

保護者のみなさんは、前に書いた記事
「保護者へのお願い 不活化ポリオワクチン接種の準備」もご参照ください。
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