感染症診療の原則

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感染症と病院の減収

2009-07-15 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
新型インフルエンザに関連して、旅行ギョウカイ・観光産業が受けた影響、学校閉鎖で日本の経済が受けた影響の推定などがおこなわれています。

京都新聞には京都市立病院の減収ニュースがありました。

(累積赤字が1億7千万しかない、、、という記載のほうに目がいってしまいましたが^^;)

公立病院の使命として仕方のない部分もありますが、現実問題はそれとして残るのと、これをみて消極的になる医療機関・医療者への影響なども考えます。
また通常医療への負荷のかかりかた、今後はどのようなマネジメントが必要なのかを考えないと・・ですね。

京都市立病院、5月は前月比1億円減収 (7月15日 京都新聞)

病院では、新型インフルエンザの発生に伴い、一般救急患者の受け入れを一時休止したことが大きな要因とみている。発熱外来の受診者は市内で初の感染者が確認された5月21日と22日の2日間だけで500人を超え、医師や看護師が足りなくなったため、この2日間は救急患者の受け入れを中断。
また、一般患者が新型インフルエンザ感染者との接触を避けるため、市立病院での受診を敬遠したことも減収の一因とみられる。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009071500024&genre=C4&area=K00

「新型インフル対応」のために、本来診察をしてもらえるはずの人が他に迂回させられたり、影響を受けた患者さんはたくさんいます。

それが救急の場合、ふだんからギリギリの地域などは「いったいどこがカバーしていたんだろう?」です。

保育所閉鎖等では減収分を国が支援、、、というような記事もありました。
http://www.asahi.com/special/09015/TKY200906110316.html
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