感染症診療の原則

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Cardiologyも感染症屋にBusinessを提供

2017-08-28 | 青木語録
心内膜炎の話しではありません

Canakinumab Antiinflammatory Thrombosis Outcome Study (CANTOS)という論文が参りました。

CRPが高い人で、Canakinumabを使うと心筋梗塞の再発、脳卒中、心血管系の問題による死亡が減る。
(ついでに癌死も減る。でも致死的な敗血症は増えると小さく書いてある)

スタチンなども炎症を抑えると脂質のレベルを変えなくても予後を良くする?
(だからついでに肺炎などにもマクロライド的に抗炎症的に予後に影響与える・・?)

それにしても炎症を抑えると癌による死亡も減るというのは偶然の発見かな・・
(癌による死亡の測定をデザインしてたのかな・・?)

Oncology、Rheumatologyに並び、ついにCardiologyも我々、感染症屋にBusinessを提供してくれる時代となりますかな・・

「CRPは感染症でもCardiologyでも使い方だな・・」というメッセージ性の低いスライドに変更しなければ

詳細はNEJM8月27日号をどぞ
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