予防接種記録はデジタル化、当事者アクセスの時代

21日から予防接種週間が始まっています。
厚労省のプレス発表・・・は20日。http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/dl/pressrelease.pdf

Eurosurveillance最新号が予防接種の特集、接種記録の登録システムを特集しています。
イギリス、ノルウェー、スペイン、オーストラリアです。
このほか、デンマーク、オランダでも国レベルのデーターベース化ができています。
接種している人していない人、接種していないワクチンはリアルタイムでわかるようになっています。

アジアでも導入されている国は複数あり、砂川先生が紹介されていた韓国のシステム　http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/05/dl/s0519-6e_08.pdf

日本にも予防接種「台帳」という紙の記録があります。
デジタル化に必要なのは、全国統一システムであり（引っ越したりするので）、また子どもが将来自分でその情報にアクセスできるようにすることです。社会保険番号が個人に最初からついている国ではこの番号でデータを活用しているところが多いです。

以下はEurosuvrveillanceの特集。

EDITORIALS

Immunisation registers – important for vaccinated individuals, vaccinators and public health
http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20151

PERSPECTIVES

Measuring childhood vaccine coverage in England: the role of Child Health Information Systems
http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20149

The Norwegian immunisation register – SYSVAK
http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20147

Computerised vaccination register for the Murcia region, Spain, 1991 to 2011
http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20150

Australian immunisation registers: established foundations and opportunities for improvement
http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20148

Full table of contents:
http://www.eurosurveillance.org/