ワクチンの普及のおかげで、ある感染症は問題が見えにくくなりました。
一般の人の意識にあがらないでしょうが、病気を診る医師やコメディカルの経験知も獲得が難しい状況にあります。
少し前は、ER(というTVドラマ)で麻疹を診断できない周囲の米国人医療者をみて、日本人留学生が「麻疹に決まってるだろ。知らねーのかよ」と一人勘違いな優越感にひたるというシーンがあったりしましたが、麻疹も日常的に出会う感染症 . . . 本文を読む
感染症の実地疫学の訓練コースは、堺のO157アウトブレイクをきっかけに日本にも誕生しました。
国立感染症研究所に2年間のコースとして開講しています。
そのモデルは米国CDCのEISプログラムです。米国や他の国の養成プログラムの違いは、日本のコースは無給のため2年間本業をはなれて参加できるかどうかの決断に多くの人が迷うということだとおもいます。
理想は、行政の公衆衛生ドクターが、給与つきで派遣さ . . . 本文を読む